2008年04月12日

#1737 無限循環聖火

 ニュースは連日北京オリンピック聖火リレーの話題で持ちきりである。過去にこれだけ聖火リレーが盛り上がったのは記憶にない。普通は開催国内だけでリレーを行い自国民だけが盛り上がるのだが、それだけでは勿体ない、今回は北京オリンピックの素晴らしさを5大大陸全てに知らしめようという毛主席直伝の中国の親心で実施に至った経緯がある。それが見事に的中しオリンピック至上稀に見る盛り上がりとなった。さぞやCOCは満足なことであろう。

 JOCのHPを覗くと【北京オリンピックまであと118日】とか【2008年4月26日(土)、長野市内において「北京2008オリンピック聖火リレー<長野>」が開催されます。“調和の旅(Journey of Harmony)”をテーマに、公募により選ばれた一般市民やオリンピアンが長野市の観光スポットや長野オリンピックで使用した競技施設等を走り巡ります。】とあり、COCに同調して大いに盛り上がっている。きっと予想より遥かに大勢の人が善光寺に集結するだろう。素晴らしい『調和の旅』の姿が目に浮かぶ。

 名誉ある聖火ランナーを代表して千葉真子さんは
【スポーツは平和の象徴です!いつまでもスポーツが楽しめるような平和な世の中でありますように…そんな願いを込めてスポーツに携わってきました。聖火は『情熱と夢』を繋ぐ魔法のアイテムとなり世界中の人々の心を明るくしてくれる事でしょう。オリンピックに出場した時「目標があって良かった」と率直に思いました。とてもシンプルで当たり前の事だけど、目標という階段を一段一段地道に上った事がオリンピックへの夢の掛橋となりました。北京オリンピックに出場するのは代表選手の皆さんですが、応援やサポートもなくてはならない大切な存在です。みんなでオリンピックに参加しよう!共に感動を作り上げよう!!】と清清しく述べ、

 最年少14歳で参加する新井美貴子さんは
【アテネオリンピックでたくさんのマラソン選手の頑張る姿を見て感動し、私も何かの形でオリンピックに関わりたいと思っていました。長野オリンピックが開催された時はまだ4歳だったので記憶はありませんが、当時の熱狂について学校の先生がいろんな競技を見に行った時の感動を興奮気味に話してくれました。私もエムウェーブや聖火台などのオリンピックで使用した施設を見に行ったことがあるので、そこを聖火ランナーの一員として走れることは素晴らしい記念になると思います。自然が多くて大好きな長野で開催される聖火リレーを楽しみながら走りたいです。】と今から期待に胸を膨らませている。素晴らしい!

 長野のリレーコースは
【長野市の観光スポットや長野オリンピックで使用した競技施設等を巡るルート(総延長:約18.5キロメートル)善光寺(出発式)→中央通り→長野大通り→柳町→平林街道→アクアウイング→南長池→エムウェーブ→長野駅東口→ビッグハット→若里公園(到着式)】と堂々と公開されている。

 具体的なリレーの道順についてはこんなところにさりげなく地図を掲示し走路を赤線で明確に示している。親切なことだ。ヤレヤレ。

 リレースケジュールについては、
 聖火リレー出発式・点火式(善光寺) 午前8:00〜8:30
 聖火リレー 8:30〜10:20
 休憩(エムウェーブ) 10:20〜10:50
 聖火リレー 10:50〜12:15
 聖火リレー到着式・祝賀式典(若里公園) 11:30〜13:00
 聖火リレー長野市イベント(南長野運動公園) 14:00〜15:00
などと世界各国のオリンピック委員会が秘密裡にしている時間と場所を大胆にも公開している。さすが太っ腹である。

 しかも主な聖火ランナーとして、
竹田恆和(タケダ ツネカズ)日本オリンピック委員会会長
早田卓次(ハヤタ タクジ)東京オリンピック体操金メダリスト
有森裕子(アリモリ ユウコ)バルセロナオリンピックマラソン銀メダリスト、アトランタオリンピックマラソン銅メダリスト
岡崎朋美(オカザキ トモミ)長野オリンピックスピードスケート銅メダリスト
荻原健司(オギワラ ケンジ)アルベールビルオリンピックノルディック複合金メダリスト、リレハンメルオリンピックノルディック複合金メダリスト
北島康介(キタジマ コウスケ)アテネオリンピック競泳金メダリスト
越和宏(コシ カズヒロ)トリノオリンピックスケルトン日本代表
末續慎吾(スエツグ シンゴ)オリンピアン、世界陸上パリ大会銅メダリスト
千葉真子(チバ マサコ)アトランタオリンピック女子10000m日本代表
勅使川原郁恵(テシガワラ イクエ)トリノオリンピックショートトラック日本代表
萩本欽一(ハギモト キンイチ)タレント、長野オリンピック閉会式司会者
星野仙一(ホシノ センイチ)野球日本代表監督
細川佳代子(ホソカワ カヨコ)認定NPO法人スペシャルオリンピックス日本名誉会長
松岡修造(マツオカ シュウゾウ)オリンピアン、元プロテニス選手
三澤拓(ミサワ ヒラク)トリノパラリンピックアルペンスキー日本代表
皆川賢太郎(ミナガワ ケンタロウ)トリノオリンピックアルペンスキー男子回転4位入賞
吉田沙保里(ヨシダ サオリ)アテネオリンピックレスリング金メダリスト
中原里実(ナカハラ サトミ)公募( 北京オリンピック大応援団「チームがんばれ!ニッポン!」会員)

という日本人なら誰でも知っているメダリストのトップアスリートと有名芸能人の名前が連なっている。大成功間違いなしだ。フフン。

 できればおいどんも名誉ある聖火ランナーになりたかったが、病み上がりなので応募しなかった。それに、参加したとしても中国から来る聖火護衛隊の屈強な若者達に取り囲まれるとさすがにビビリそうな希ガス。ニュースを見るとロンドンでもパリでもサンフランシスコでも聖火リレーは聖火護衛隊の活躍により大成功をおさめており、さすが世界一の大国、中国のやることは凄いと思った。これから聖火はオーストラリアに渡り色々と世界中の都市で大歓迎を受けて日本に到達するのだろう。しかしJOCはこれだけの機密重要事項をネットに公開して果たして大丈夫なのだろうかとひとしきり不安がよぎるが、それはきっと気のせいだろう。何しろニュースは連日北京オリンピック聖火リレーの話題で持ちきりである。→最初に戻る。
posted by あど at 13:41| 青森 ?J| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

#1736 青春歌謡年鑑'60 BEST30

 青春歌謡年鑑'60 BEST30を聴いている。作品を手がけたアーティストのうち何名かはお隠れになってしまったが、48年前から少しも衰えることを知らずに未だに現役で活躍されている方が多いのに驚く。しかも、楽曲は押しなべて2分から3分半程度とコンパクトで、もっとも短いものでは悲しき十六才の1分57秒。最長は三波春夫の一本刀土俵入りの4分23秒だが、これはカタリが入っているのでまあ仕方がない。

 今この歌を聞き返してみると三波春夫のカタリのテクニックは演歌師というよりは浪曲師という趣が強く、そういえば最近では浪曲師というか講談師は絶滅したのかさっぱり耳にすることがなくなった。囲碁界にはヨーダという高名な浪曲師がいるようだが、まだ聞いたことがない。浪曲師と講談師の違いは三味線の有無だけではなさそうだが、ラジオで広沢虎造を聞いた記憶はある。清水次郎長とか国定忠治とか果たして広沢虎造本人の演じたものなのかそれとも誰かが広沢虎造を模したものなのか知らないが、とにかく昭和30年代初期はラジオからしょっちゅう流れていた。その流れが三波春夫の一本刀土俵入りに受け継がれているのかもしれない。元々三波春夫は浪曲師なので当然といえば当然か・・・

 1960年といえばアンポの年で、何だか妙に忙しなく時代が動いていたような気がする。しかしあの頃の記憶でもっとも鮮明に残っているのは、TV画面に映し出される数字が59から60になった瞬間、司会者も歌手もその他のコメディアン達も一斉にスタジオで大騒ぎする姿だった。そんな画面を眺めながら自分も時代の変曲点に立っているようでココロがドキドキしたものだった。

 当時作られた45回転のドーナツ盤が、あれから48年が経過してサイズ△■MBという音源に変わろうとは当然誰も思わなかっただろうなあ、と想像しながらBGMでこのCDを聴いている。そして殆ど全ての曲を歌えるのに我ながら驚いている。

 おいどんの脳細胞は48年前から少しも成長していないのかもしれない、と思った。il||li_| ̄|○il||li 

ステキなタイミング 坂本九 作曲者:ドビアス 長さ2:15 サイズ2.09MB
悲しき60才 坂本九 作曲者:アザム・バークレイ 長さ3:00 サイズ2.77MB
黒い花びら 水原弘 作曲者:中村八大 長さ2:42 サイズ2.50MB
メロンの気持 森山加代子 作曲者:カルロス・リグアル 長さ2:42 サイズ2.50MB
月影のナポリ 森山加代子 作曲者:ミグリアッチ 長さ2:38 サイズ2.44MB
達者でナ 三橋美智也 作曲者:中野忠晴 長さ3:30 サイズ3.23MB
潮来笠 橋幸夫 作曲者:吉田正 長さ3:36 サイズ3.32MB
再会 松尾和子 作曲者:吉田正 長さ4:13 サイズ3.90MB
アカシアの雨がやむとき 西田佐知子 作曲者:藤原秀行 長さ3:31 サイズ3.25MB
恋の片道切符 平尾昌章 作曲者:ハンター・ケラー 長さ3:06 サイズ2.86MB
悲しき十六才 ザ・ピーナッツ 作曲者:スプリンガー 長さ1:53 サイズ1.74MB
黄色いさくらんぼ スリー・キャッツ 作曲者:浜口庫之助 長さ3:14 サイズ2.98MB
あいつ 旗照夫 作曲者:平岡精二 長さ2:28 サイズ2.28MB
オルフェの歌 ペギー葉山 作曲者:中村八大 長さ2:42 サイズ2.50MB
月の法善寺横町 藤島桓夫 作曲者:飯田景応 長さ3:37 サイズ3.34MB
潮来花嫁さん 花村菊江 作曲者:水時富士夫 長さ3:29 サイズ3.22MB
さすらい 小林旭 作曲者:狛林正一 長さ3:56 サイズ3.64MB
僕は泣いちっち 守屋浩 作曲者:浜口庫之助 長さ2:56 サイズ2.71MB
ダイアナ 山下敬二 作曲者:ポール・アンカ 長さ2:22 サイズ2.19MB
ミヨチャン 平尾昌章 作曲者:平尾昌章、津々美洋 長さ3:22 サイズ3.10MB
一本刀土俵入り 三波春夫 作曲者:春川一夫 長さ4:23 サイズ4.05MB
ラ・マラゲーニャ アイ・ジョージ 作曲者:ラミレス 長さ4:01 サイズ3.70MB
誰よりも君を愛す 松尾和子・和田弘とマヒナスターズ 作曲者:吉田正 長さ3:38 サイズ3.35MB
黒い落ち葉 水原弘 作曲者:中村八大 長さ3:08 サイズ2.89MB
悲しきインディアン 平尾昌章 作曲者:リチャードソン 長さ3:41 サイズ3.39MB
霧笛が俺を呼んでいる 赤木圭一郎 作曲者:藤原秀行 長さ3:36 サイズ3.33MB
アキラのダンチョネ節 小林旭 作曲者:遠藤実 長さ3:06 サイズ2.86MB
グッド・ナイト 松尾和子・和田弘とマヒナスターズ 作曲者:吉田正 長さ3:55 サイズ3.61MB 
ローハイド 小坂一也 作曲者:ティオムキン 長さ1:57 サイズ1.80MB
ビキニスタイルのお嬢さん ダニー飯田とパラダイスキング 作曲者:ボックリス 長さ2:19 サイズ2.15MB
posted by あど at 06:45| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月11日

#1735 伊達公子復帰

 伊達公子が12年ぶりの現役復帰を表明した。彼女は一時WTAでトップテンに入った女子プロテニスプレイヤーで歴代日本最強の選手であった。伊達が25歳で引退した後の12年間の日本女子テニス界は男子テニス界の悲惨な状況に較べるとまだだいぶマシだが、未だに杉山愛が日本のトッププレイヤーとして君臨している有様で、どうあがいても世界のトップテンを狙える若手が出てこない。そんな状況に業を煮やしてついにプッツンしたのかと思い彼女のBLOGを訪問したところ、2008年04月07日に「プロテニスプレイヤーとして」と題して復帰を決定した心境をこう述べている。

【・・・プロテニスプレイヤーとして公式戦に出場することをいつ・どうして???と思われることでしょう。まず1つ、大切なメッセージをお伝えしたいと思います。「復活」ではないということです・・・WTAツアーを引退したのは1996年の年末チャンピオンシップス。そのとき、25歳。あれから11年の年月が経ちました。引退した直後は、私自身テニスが好きではなく、テニスと距離がありました・・・気がつけばテニスとの距離が11年の間で、自然に少しずつ少しずつ縮まっていました。

 その気持ちというのは真剣勝負のテニスコートに立ち今、世界を目指している日本人プレイヤーと戦うことでした。

・・・1つ目には「テニス界に感謝」そして2つ目は「世界のトップで戦える日本人が早く育ってほしい」という願い。と同時にプレイヤー達に刺激を与えたい。そしてテニス界の活性化。3つ目は私自身、「チャレンジ」することが好きだと言うこと・・・

・・・2008年の今年は北京オリンピックの年。2010年には100回目を迎える高校テニスなど日本テニス界の歴史がまた大きく変革していくためにも今の現役プレイヤー、そしてこれから世界を目指すプレイヤーたちに私だからこそ伝えられるものがあるのではないかとこれまで培ってきた経験やエネルギーを同じコートに立って示していきたいと思ったのが決意のもっとも大きな要因です。過去の世界ランキング4位までいった伊達公子としてではなく新たなる挑戦としてコートに立ちたいと決断しました。】

 さすがに地獄のWTAツアーに復帰するのではなく、日本の若手と戦うために公式戦に出場する、ということらしい。自分が戦うことによって選手のレベルとかモチベーションが上がればいいと考えている節がある。きっと伊達が出場すると閑古鳥の観客席は多少埋まり、マスコミも取材に来るので少しは選手のモチベーションが上がるかもしれない。そしてこの現役復帰表明の記事には300以上の好意的なコメントが寄せられている。おいどんも久しぶりに伊達の攻撃的なライジングエースを見るのが楽しみである。

 1956年生まれのナブラチロワは1994年にシングルスの第一線から引退した後、6年後の2000年全米オープンでダブルスに現役復帰を果たし、ダブルス復帰から3年後、2003年全豪オープンと2003年ウィンブルドンの混合ダブルスで、インドのリアンダー・パエスと組んで優勝した。伊達公子は1970年生まれなのでおそらく体力的にも技術的にも現役時代と遜色のないテニスができるだろう。日本の若手では怪我とか故障のない伊達には歯が立たないように感じる。公式戦に復帰すると一人伊達だけが目立ち、戦っているうちについ自分では望まない『復活』を遂げてしまうかもしれない。そうなることを期待するファンも多いだろう。

 果たしてそれで若手の強化になるのだろうか、という疑問が浮かぶが、それより驚いたのは文中『2008年の今年は北京オリンピックの年』とあるように北京オリンピックが開催されることに一点の疑問も抱いていないことだ。スポーツ選手にとってオリンピックはそれほどかけがいのないものなのだろう。

 確かに一般的にオリンピックは世界一名誉の高い大会だろうが、毎日聖火リレーが迷走しているこの時期に現役復帰の決意をオリンピックに絡めて語るのはいかにも間が悪く、お気の毒なタイミングだったなあ、と思った次第である。

引用:伊達公子のオフィシャルブログ Always Smile

posted by あど at 03:51| 青森 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月10日

#1734 パンドラの箱

 昨日の党首討論について色々と報道されている。新聞の見出しは

 朝日新聞:首相、青筋立て小沢氏なじる「人事権の乱用だ」
 産経新聞:首相、不満爆発 小沢氏に決別宣言?
 毎日新聞:首相、懇願調で逆質問「日銀人事なぜ不同意か」
 讀賣新聞:首相「人事権の乱用だ」、小沢氏「既得権益はだめ」
 NHK:党首討論 日銀総裁人事で論戦

となっており、福田総理の表情も口調も今までとは異なり民主党の見解を真摯(マジ)に聞きたいという印象であった。要するに日本の二大政党の党首同士には何の意思疎通もないことが明らかになったわけで、これはこれでかなり衝撃的である。以下は福田総理が暫定税率失効に伴い国と地方で年間2・6兆円の歳入欠陥が生じることに言及し「何年続けるのか。いつまで続けるのか。財源を一体どうするのか。小沢氏の意見を聞きたい」と質したのに対する小沢代表の回答である。出自は毎日新聞。

 要約すると歳入欠陥が生じても道路特別会計の財源を回せば問題はない、さらには今般の日銀人事は既得権益の中にあるので原理原則からも同意できかねるのだよ福田総理、とサラリと言っている。

 一度民主党に政権を与えて実際に日本の政治がどうなるか見たい気もするが、パンドラの箱を開ける覚悟が必要かもしれない。

◇自民絶対多数の状況とは違う
 まず国会が大変苦労しているとおっしゃられましたが、それは以前からのようにね、自民党、与党が衆参で絶対多数を持っている状況とは違う。私どもは参議院で野党が過半数を国民からいただいた。内閣は2院制の中で1院しか多数を持っていない。政府与党の出したのをすべてのまなければいけないということではあり得ない。そもそも本来ならば予算編成の段階から協議するのが当たり前です。多くの人が去年の7月にどういう事態が生じたのか、認識がなさ過ぎる。私どもは協議はいくらでもするので、お互い話し合い、参議院で過半数をいただいた野党の主張もある。きちんとお互いに主張を認めあって話をしないと、政府与党が出したのをさっぱり信用、促進しないと言われても国民が与えてくれた過半数の認識が違うのだと思います。
 暫定税率の話ですが、旧来、そして今も政府与党は特定財源の考え方の下に使用されておられる。日本の道路はかなりのところ整備されている。年度が新しくなって、一般の国民は何も混乱していないし、喜んで受け入れていると思っている。
 地方自治体は今までのことを前提に予算編成しているので、それを当てにしていたのがなくなるというのは、それは困るというのは分かる。これは地方分9000億、市町村に道路の範囲で自主的に使ってよいという3000億は、例えば道路特会に繰越金が1兆円近くある。それから一般予算でも繰越金が1000億円あると聞いている。当面この年度、市町村に与える3000億円については私はそこから市町村に交付しても、一向に差し支えないと思っています。

◇中央官庁がすべて決めるのは適当でない
 何か、僕があまり答えるのも変ですけど(笑い)、それから長期的な財源については、今まで総理も与党も今までの仕組みを前提にしています。私たちは、日銀天下りの問題とも関連するが、東京で中央官庁が、すべてのお金と権限を持って本当に身近なものまで中央の役所が決めていくのは現在の時代では適当でない、という前提に立っています。
 まあこの中央集権、特に中央官庁中心とした中央集権制度は明治以来のずっと仕組みの中で続いておりますので、我々の主張は本当に今までの行政、政治の仕組みを本当に、全面的に変える話になりますので、それは本当に大変なことになりますが、私はそういう意味で、いろいろな補助金交付金等々はその地域の身の回りに使う分については全部自主財源として交付すべきである。そしてそれは、各地域で道路に使おうが何に使おうが、それは地方の自治の範囲でやるべきである。そういうことによっていろんな二重三重四重になっている行政の無駄も省けるんだ、そういうことを私たちは言っているわけであります。特にその補助金や交付金のほかにですね、天下りと関係ありますけど、国家公務員の天下りが2万人以上ですか、あるわけですが、その天下り先に国民の税金が12兆数千億支出されているんです。
 ですから我々はその母体となる特殊法人や独立行政法人、あるいは公益法人、あるいはそれにぶら下がっている会社の組織の形態をとったのがありますけど、これは原則として私は目的を達成した、従ってこれらは原則廃止か民営化すべきであるというふうな考え方に立っておりますので、そういう中で私は大きな行政経費、まあ150兆円、地方合わせてとも聞いておりますけど、その本当にかなりの部分をですね、私は無駄を省けると、そういうことによって私は財源の心配はないというふうに思っております。
 それから日銀もですか? 日銀の話はですね、私ども、今言ったような中央省庁ですべての国民生活を行政を通じた国民生活を支配するという仕組みはよろしくない。そして、たとえば日銀でも、大蔵省の経験をした人が入るというのは、はなからいけないと言っているわけではないんです。ただ、現在の、ちょっと聞いてください。現在の日本のシステムは日銀の総裁、副総裁その中に必ず、大蔵省がポストを占める、そういう既得権益の中にあるからそれがいけない。
 たとえば総理ですね、じゃあ日銀の副総裁にほかの省庁で適任の人がいたらほかの省庁の人をもってくるんですか? ずっと大蔵省のポスト、それから各省各省それぞれの団体にみんなここは通産省だ、ここは厚労省だ、ここはなんだかんだと全部そういうポストになってるじゃないですか。それが官僚支配と行政の腐敗を生む最大の原因だと。だから、そういう中でのポスト、それはいけない、そういう支配の構造を直さなけきゃいけない。そういうことを我々は言っているわけでありまして、日銀の大蔵省のポストといわれてるそれも、われわれが言っているのはそういう観点から申し上げているということでございます。
posted by あど at 06:10| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月09日

#1733 民主 渡辺副総裁案に不同意へ

 民主党は『天下り禁止』と『財政と金融の連携』を認めるわけにはいかないから、渡辺博史前財務官を日銀の副総裁に起用することはできないと判断したようである。仮に渡辺氏が経験も豊富で十分に副総裁をこなせる人物であり、国際的にも人脈を持ち大いに活躍してもらえる器量を持っていたとしても『天下り禁止』と『財政と金融の連携』という錦の御旗の前では認めるわけにはいかない、と主張している。

 このニュースを見て分かったことは、財務官から日銀副総裁になることは『天下り』に相当し、財務省(旧大蔵省)出身者は『財政と金融の連携』に相当するらしいということだ。

 『天下り』について調べると、

 wiki【2004年8月31日の閣議決定によれば、中央省庁の斡旋や仲介で民間企業に再就職した国家公務員は2003年までの5年間で3,027人にのぼっている。省庁別では、国土交通省の911人をトップに法務省629人、総務省313人、文部科学省261人、財務省251人、農林水産省245人、警察庁127人、防衛庁85人、会計検査院64人、経済産業省46人、人事院29人、公正取引委員会23人、厚生労働省19人、宮内庁17人、内閣府3人、外務省2人、内閣官房・金融庁0人であった。2004年12月27日、政府は、2003年8月から一年間に退職した中央省庁の課長・企画官以上の国家公務員1268人のうち552人が独立法人・特殊法人・認可法人・公益法人へ再就職したと発表した。天下りの温床と批判されることの多いこれらの団体への再就職比率は43.5%にのぼっていることになる。】

とあり、現状を見ると国家公務員の天下りは3000人以上もおり、特に中央省庁の主要ポストについたお役人の大半は「独立法人・特殊法人・認可法人・公益法人」に再就職している。まさに天下り天国と言っていいだろう。旧内務省の掟である同期入省者が事務次官に就任すると、一斉に退職するという風習は未だにきっちり守られているようである。律儀なものだ。

 これらの天下りと渡辺博史前財務官(現一橋大大学院教授)が日銀の副総裁に起用することが同類だとは知らなかった。さすれば民間人を起用する以外に道はなさそうだが、果たして民主党の言う天下りに相当しない分野からの適切な人材が存在するのだろうか?

 もうひとつの『財政と金融の連携』がイケナイという説明は良く分からない。日銀の仕事はwikiによると

# 発券銀行として日本銀行券の発行および管理を行う。
# 公定歩合操作、公開市場操作、支払準備率操作等の手法により金融政策を実施し、通貨流通量を調整することで物価と国民経済を安定させる。
# 日本銀行の当座預金を使って銀行などの金融機関同士の取引の決済を行う。つまり銀行の銀行である。
# 国庫金の出納を行う政府の銀行である。
# 内国為替業務による円滑な資金決済や、日銀特融などの制度担保(「最後の貸し手」)により金融秩序の安定を図る銀行の銀行としての役割を果たす(預金や融資の取引の相手方は、日本銀行法の定めに基づき指定された金融機関等に限られる)。
# 各国中央銀行や公的機関との間の国際関係業務(外国為替市場への介入を含む)を行う。
# 金融経済情報の収集および研究を行う。
# 経済統計の作成および公表を行う。

 とあり、ある程度『財政と金融の連携』がなければ仕事が出来ないように感じるが、門外漢の自分には判断できない。

 いずれにしても、今回の不同意によって日銀人事はまた決定されないことになる。

 小沢代表の意見と民主党幹部の意見も食い違っているようだ。

 日銀人事がどういうカタチで収束するのか非常に興味深い。
posted by あど at 05:06| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月08日

#1732 消火リレー

 【聖火リレー、パリでは途中切り上げ、式典も中止】というニュースが流れている。ロンドンでの騒動が報道されて、ある程度予測されていたことだが、【パリ市内では、中国政府に抗議するデモに数百人が参加して聖火リレーを妨害。当局者は何度も聖火を消して、バス内に避難せざるを得なかった。】という記事を読むと、聖火リレーではなく消火リレーになっている。

 今回の聖火リレーは世界中を駆け巡り最終的に北京に到着するのは開会式当日だろうが、果たして聖なる火がそれまで消火されず無事に到着できるかがオリンピック競技そのものよりも注目されそうだ。聖火のルートを確認するとパリを出てから大西洋を渡って北米大陸のサンフランシスコ→南米大陸のブエノスアイレス→アフリカ大陸のダルエスサラーム→中東のマスカット→パキスタンのイスラマバード→インドのムンバイ→タイのバンコク→マレーシアのクアラルンプール→インドネシアのジャカルタ→オーストラリアのキャンベラと経由して長野に入る予定だ。

 【アテネを出発し、北京へたどり着くまで135都市、13万7000キロメートルを130日間で走る】という壮大なプランが立てられたとき、よもやこんな騒動になるとは誰も予想していなかっただろう。

 今回のパリの騒動は、1968年の五月革命を髣髴とさせる。あの頃は66年のストラスブール大学の学生運動、68年のソルボンヌ大学のベトナム反戦活動をきっかけに全世界的な学生運動となり、世界中至るところで各国の機動隊と学生が戦った。大学は閉鎖され教授は吊るし上げられ、既成の権威あるものは悉く否定された時代だ。で、それらの学生運動が生み出したものが結局何だったのか、今ではすっかり忘れ去られた。社会体制に対する若者たちの膨大で凶暴なエネルギーの捌け口だったのかもしれない。

 今回のパリの聖火リレーの騒動も何か大きなうねりのきっかけになるのかもしれない。

 もし、そうなるのであれば、平和の象徴としての聖火リレー或いは消火リレーにも何らかの意味があるのだろう。

posted by あど at 05:47| 青森 | Comment(2) | TrackBack(1) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月07日

#1731 後期高齢者保険制度

 後期高齢者保険制度が4月1日から施行されているが、この制度に関して野党が反対している。2年前に論議を尽くして立法化されたものにいきなり反対するのは如何なものかと思うが、とりあえずこの後期高齢者保険制度について各政党がどういう見解を出しているのか調べた。資料は各政党のHPである。

 結論としては、この制度は粛々と実行せざるを得ないだろうと思ふ。今のままでは貧しい地方の市町村の国民健康保険制度が破綻し、それこそ楢山節考そのままの地獄が展開されるだろう。現政権を倒し新しい政治を行うためには一時それでもいいと言うならそれは仕方がないが、後先も考えずとりあえず後期高齢者保険制度を廃止させ、新制度を練り直す作戦は愚行だろう。どんなに良心的に考えても似たような制度は必要で、2年前に真摯に議論されたことをもう一度やり直すのは時間の無駄だと思ふ。保険料を年金から天引きされるのが是か非か、などという瑣末な問題ではないと感じた。

自民党HP
Q 保険料はどうなるのですか?
A 保険料は都道府県単位で同じになります。国保から後期高齢者医療制度に移った場合、保険料は、市区町村で違いましたが、都道府県単位で同じになります。総じて言えば、低所得者層は負担減、高所得者層は負担増となります。具体的には、各国保によりことなります。
 例えば、単身の基礎年金(年額79万円)以外に収入のない方で全国平均月額1000円程度、平均的な厚生年金(年額201万円)を受給している方で全国平均月額5800円程度となります。
Q 保険料は、どうやって支払うのですか?
A 被保険者の利便性、市区町村の事務の効率性を確保するため、原則として、年金から徴収されます。
Q そもそも、なぜ「後期高齢者医療制度」が創設されるのですか?
A 高齢者の心身の特性に応じた医療を提供し、その医療費を国民全体で支える仕組みをつくるためです。
 高齢者の医療費は、20年後、全医療費の半分になると見込まれるため、過疎地の市町村では保険財政が支えきれません。今後伸びる医療費を支えていくため、都道府県ごとに設置された広域連合が一元的に高齢者の方々から保険料をお預かりし、使い途にもしっかりと責任を持ちます。

公明党HP
 新制度の背景を強調 対案ない野党を批判 ラジオ番組で坂口副代表
 公明党の坂口力副代表(衆院議員)は、4日昼放送されたラジオ日本系の番組「こんにちは! 鶴蒔靖夫です」に出演し、パーソナリティーの評論家・鶴蒔靖夫氏の質問に答える形で、4月からスタートした後期高齢者医療制度について見解を述べた。
 この中で坂口氏は同制度導入の背景について、「(75歳以上の)後期高齢者が増えて、国民健康保険(国保)では小さな市町村はやっていけない状況になった。そこをどう乗り切るかが問題で、その第一弾として新制度(導入)を固めた」と述べた。
 また、保険料負担について、「国保に加入していた人は大きな違いはないし、年金だけで生活している人は大体、保険料は今までより安くなると試算されている」と負担水準の概要を紹介し、配偶者や子どもの被用者保険の扶養家族になり保険料を払っていなかった人については「今度は(保険料を)出していただかなくてはならなくなるが、半年間はゼロで、(その後の)半年は9割軽減などと段階的に上げさせていただく」と激変緩和措置を設けたことを説明した。
 野党が同制度の導入を強く批判していることについては、「野党は(新制度を)ダメだというが、どういう形にしたらいいかという案は出していない」と、対案なき無責任な姿勢を厳しく糾弾。理想の医療制度については「若い人も高齢者もみんなで支え合うという制度をつくり上げる以外にない」と述べるとともに、「今回出発した制度を基礎として改革をさらに加えていくことではないか」と、今後も柔軟に見直しを行っていく必要性を指摘した。

民主党HP
 高齢者切捨ての後期高齢者医療制度は断じて許せない 会見で鳩山幹事長
 鳩山幹事長は冒頭、後期高齢者医療制度について、福田首相の指示により施行当日の1日、突如「長寿医療制度」と名称を変更したことに言及、「後期高齢者は必ずしもいい言葉ではない」としながらも、名称だけを変更しても中身が変わらなければ何の意味がないとして、「まさに羊頭狗肉そのもの」と政府の対応を批判した。
 加えて、同制度では保険料を年金から天引きするとしている点について、「年金は記録が漏れたり消えたりしているのに、とる方はぬかりなくとる」政府の方針を問題視、「姥捨て山」のように高齢者を切り捨てる制度を断じて許すことはできないと怒りを表明した。また、同制度については、すでに民主党をはじめ野党4党が協力して廃止を求める法案を準備していると説明。「国民の皆さんのための制度になるよう対応している」と述べ、制度廃止への実現のためにも、政権末期症状を迎えている福田内閣に代わって民主党を中心とした政権を一刻も早く誕生させる必要性を訴えた。

共産党HP
 後期高齢者医療制度始まる 長寿に酷な春 志位委員長先頭に全国いっせい宣伝
 七十五歳以上のすべてのお年寄りから保険料を取り立て、受けられる医療サービスを制限する後期高齢者医療制度が一日、始まりました。
 日本共産党の志位和夫委員長は、東京・新宿駅西口の緊急街頭演説で、「国から棄(す)てられる」という高齢者の怒りの声を紹介するとともに、「制度への怒りは負担増だけではない」と指摘。七十五歳以上のお年寄りが、従来と別枠の保険に囲い込まれ、保険料は天引きされ、保険のきく医療は制限されることなど制度の仕組みを告発しました。「差別はあらゆる問題に及ぶ」と、健康診断から、外来、入院、さらに終末期医療、葬祭費に至るまで差別されることを告発。「長生きへの“懲罰”そのものだ」と批判しました。

社民党HP
 後期高齢者保険制度 廃止させましょう!
 保険料は、年金額が年18万円(月額1・5万)以上なら、4月15日から年金から引かれることになります。65〜74歳の人の国民健康保険の保険料も、同様に年金から天引きされます。一方、5000万件の宙に浮いた(持ち主の分からない)年金記録問題では、その少なくとも4割は持ち主の特定ができないことを政府が認め、「3月末までにすべての統合を完了させる」「本来受け取ることができる年金を支払う」とした政府・与党の公約違反が明らかになりました。「約束した正しい年金額も支給できないのに、天引きだけはしっかりやるのか」という批判の声が巻き起こっています。
 サラリーマンの子どもなどに扶養され、これまで保険料を支払ってこなかった約200万人の人にも新たに保険料負担が生じます。保険料を1年間滞納すると国保と同じように保険証を取り上げられ、いったん全額を窓口負担しなければなりません(1年半滞納で保険給付は一時差し止めに)。お年寄りたちを苦しめるこんな制度は、1日も早く廃止させましょう。

国民新党HP
 後期高齢者保険制度について言及なし
posted by あど at 04:11| 青森 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月06日

#1730 第56回NHK杯テレビ囲碁トーナメント予想

 第55回NHK杯テレビ囲碁トーナメントは張栩名人が華麗な半目勝ちで趙治勲九段を下しNHK杯を制したが、その余韻が覚めやらぬうちに56回トーナメントが今日から始まる。トーナメント表を眺めながら、今年のNHK杯の展開を予想してみよう。何ごとも展開を推理することが最も重要だと阿佐田哲也先生も言っておられた。

 今年も司会は中島美絵子初段が引き続き担当するようだが、なんと4月4日に華燭の典を挙げられたようで誠に目出度い。お相手は日本棋院安藤和繁三段で、風の噂によればこれだけの美男美女の組み合わせは反則ではなかろうかと言う説が飛び交ったらしい。まあ、褒め言葉としては最高の部類に属するだろうが、ここはやはり二人とも碁打ちなので、最強のカップルと言われるように精進して貰いたい。まずはおめでとうございます。それにしてもお二人とも若いなあ。この年頃の自分のことを振り返るとやさぐれて毎晩酒場に入り浸っていたのだから思わず尊敬してしまうのだった。

 Aブロックのシード選手は張栩・羽根直樹・河野臨・小林覚・蘇耀国(ソヨウコク・スーヤオグオ)・黄翊祖(コウイソ・フアンイーツー)・山下敬吾

 Bブロックのシード選手は高尾秀紳・彦坂直人・井山裕太・山田規三生・依田紀基・今村俊也・趙治勲

 テニス風に言えば第一シードが張栩、第二シードが趙治勲、第三シードが山下敬吾、第四シードが高尾秀紳である。

 注目の女流は

 謝依旻(シェイイミン)女流本因坊が関西棋院の苑田勇一九段
 加藤啓子六段が後藤俊午九段
 鈴木歩女流最強位が小林光一九段
 梅沢由香里女流棋聖が山城宏九段

 と対局が組まれているが、今年こそは苑田勇一九段・後藤俊午九段・小林光一九段・山城宏九段が枕を並べて討ち死にする筈だ。苑田勇一九段の家訓は「美人は追うな」なので依旻の大石を追及してはイケナイし、後藤俊午九段はかつての女流名人に敬意を表さなければならないしそれに第一背後には溝上知親八段が控えているのでさぞややりにくかろうし、小林光一九段と山城宏九段に至っては対局相手の美しさに思わずあふれ出るよだれを抑えるのに忙しくて対局に集中できないだろうと予想するからだ。オヤジは蟹か?

 しかし碁打ちというのは不思議な人種で、おしなべて対局直前までボケボケでも盤石の前に座ると俗世間のことをすべて忘れて碁に没頭する悪癖がある。そして対局が終了して30秒後に「あっと驚く為五郎♪」の三味線と同時に我に帰り、一瞬「自分はなんて罪深いことをしてしまったのだ」とジキル博士とハイド氏的な後悔にさいなまれるのだが、きっちりその15秒後に「とりあえず勝って良かった良かった」と喜びの表情を浮かべる全く困った人々なのだ。まあ、今年の謝依旻が昨年よりどの程度巨大化しているか本日の午後には分かる筈だ。

 初出場は首藤瞬六段だけのような気がするが、それは本日の番組で中島美絵子婦人から案内されるだろう。

 とにかく本日の対局1回戦第1局は謝依旻女流本因坊対苑田勇一九段で解説は張栩NHK杯。対局と同じくらい解説が楽しみだ。

 そして今日からまた1年間トーナメントの激戦を楽しめるかと思ふと感慨無量なのだった。ガンガレイーミン!

 文中敬称略。m(_ _)m

080406.jpg
posted by あど at 05:20| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月05日

#1729 高尾秀紳本因坊勝つ!

 産経新聞

【囲碁十段戦】高尾本因坊が趙治勲十段を破り新十段に
 趙治勲十段(51)に高尾紳路本因坊(31)が挑戦していた産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「第46期十段位決定五番勝負」の第3局は、高尾2勝のあとを受けて3日午前9時から長野県大町市の「くろよんロイヤルホテル」で行われ、午後5時9分、145手までで黒番の高尾が中押し勝ちし、3連勝で初の十段位を獲得した。持ち時間各4時間で残りは高尾1時間21分、趙1分。
 高尾にとって5年ぶり2度目の挑戦となった十段戦五番勝負。本因坊の肩書で臨んだ碁は、自信にあふれていた。第1局を快勝、第2局は逆転勝利。この日の第3局も堂々とした戦いぶりで大ベテランを破り、2冠となった。
 高尾新十段の話 「あこがれの趙先生と五番勝負が打てて、タイトルまで取れるとは夢のようです。今日も難しい碁でしたが、ヨセで優勢になったと思います」

 道中は色々とあったようだが結局白の石が破壊されてチクン十段が投了したように見える。それがこの図である。記事の高尾秀紳本因坊の談話【今日も難しい碁でしたが、ヨセで優勢になったと思います】が少し解せないが気にしない。とにかく木谷門下最強にして最後の俊英・趙治勲が無冠になった瞬間だ。これで高尾紳路は十段・本因坊、張栩は名人・碁聖、山下敬吾は棋聖・王座となり綺麗に三人でタイトルを分けた。囲碁の新しい時代の到来かもしれないが、新しいものが生まれる瞬間は古いものが破壊された瞬間でもあった。

 それにしても趙治勲十段は忙しかった。昨年末突如若手を無理やり押しのけて棋聖戦挑戦者として登場し、タイトル戦序盤の劣勢を挽回して3勝3敗のタイに持ち込み、最終局で山下棋聖と死闘を演じ258手目で無念の投了をしたのが3月20日午後7時31分。NHK杯決勝戦で張栩名人に半目負けでNHK杯を失った瞬間が放送されたのが3月23日の午後3時。そして今回4月3日の夕刻に145手で十段戦を投了した。これだけ高密度の対局が続くといかな若者でも体力気力がもつかどうか疑わしいのに、50の齢を超えたチクンさんが戦う姿は壮絶というよりもむしろ凄絶に見えた。対局中あるいは対局後に見せた憔悴しきった姿は碁という怪物にニンゲンが翻弄されているようで、この世に碁の神様は存在しない、存在したとしてもこんなに意地が悪いはずはなかろうと思わしめるに十分であった。

 ヒカルの碁のように佐為がチクンさんに取り憑いてくれたらまた違った展開になっただろうが、チクンさんなら佐為と喧嘩ばかりしてかえって負けを早めるだけだったかもしれない。

 まあ、とにかく高尾秀紳本因坊にはおめでとう、チクンさんにはお疲れ様でした、と言っておこう。m(_ _)m

080405.jpg 
棋譜
posted by あど at 05:41| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(1) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月04日

#1728 巨人勝つ

 『3連発逆転 原巨人 勝った』『亀井今季初安打が同点ソロ』『由伸33歳バースデー3ラン』『小笠原4安打だ2発だV弾』『今季初打線組み替え大当たりこれが”お目覚め”巨大打線だ』

 以上が本日のスポニチトップの見出しである。開幕以来5連敗だった巨人が6対5でようやく勝ったので随分嬉しそうだ。相手は中日で投手はエースの川上憲伸、7回裏に1対5の劣勢から3ラン、ソロ、ソロとホームランで一挙に逆転したようだ。開幕前の下馬評ではまさかこんなに1勝を挙げるのに苦労するチームには見えなかっただけに、原監督も吃驚だったろう。胃袋あるいは大腸小腸の調子も少しはよくなったんじゃないだろうか。昨夜は久しぶりに熟睡できたことだろう。何しろ嘗ての人気チームだけに、これまでのスポニチの見出しは強烈だった。

5連敗にGファンブチ切れ「金返せ!」(2008年04月03日)
上原でも勝てなかった…巨人開幕4連敗(2008年04月02日)
渡辺会長ご立腹「二度と見に来ない」(2008年04月02日)
上原 先発で連敗ストッパーになる!(2008年04月01日)
巨人開幕戦の平均視聴率は史上最低(2008年04月01日)
足すくわれた!巨人 想定外の3連敗(2008年03月31日)
巨人 つなぎも守備もボロボロ(2008年03月30日)
もう不安要素が…二岡、足に張りで交代(2008年03月29日)

 たかだか5連敗した程度で「金返せ!」と叫ばれるのでは監督業はやっていられないが、金銭的に他のチームを圧倒した大金満チームなので、貧乏人が罵倒して溜飲を下げたい気持ちが分からないわけではない。

 確かに今季の補強メンバーを見ると

 グライシンガー 昨年ヤクルトで30試合に登板し16勝8敗・防御率2.84の最多勝投手。
 クルーン 昨年横浜で3勝1敗・31セーブを挙げた最速男。
 ラミレス 昨年ヤクルトで144試合に出場し打率.343・本塁打29本・打点122を挙げた強打者。

 と、エースと抑えのエースと4番打者を補強したので強そうに見える。

 そしてざっとメンバーを眺めると

 小笠原道大 日ハムが日本一になった時の4番打者で通算打率.319・ベストナイン5回。
 李スンヨプ ロッテが日本一になった時の4番打者で通算ホームラン115本(韓国で324本)の強打者。
 谷佳知 オリックスで貴重なリーディングマンを努めていた男で、通算打率は.301で守備力が抜群。

 という具合に着実な補強をしており、巨人生え抜きの上原浩治・高橋尚成・木佐貫洋という優秀な投手、野手では二岡智宏・清水隆行・高橋由伸という素晴らしい選手がいるので磐石の態勢で今シーズンを迎えたと思ったが、あっという間に開幕5連敗である。チームで戦う勝負事は戦力を少し補強したくらいではなかなか勝てないとしたものだ。結局野球は守備力が勝敗を分けることが多いので、各チームのエースと4番バッターを掻き集めたからといって必ず勝つとは限らない。それだけ複雑な側面を持つので面白いのだ。

 しかし昨晩日ハムのダルビッシュの見事な投球を見ていたら、来季はダルビッシュが巨人のユニフォームを着ているような気がして、軽い眩暈を覚えた。まさかとは思うが、未だにエースを補強すれば簡単に優勝できると思いこんでいるオメデタイ人がいるような気がして仕方ないのであった。

 楽天7連勝 オメ 
posted by あど at 06:16| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月03日

#1727 映画「靖国 YASUKUNI」

 「靖国 YASUKUNI」という映画が上映されない事態が生じているというニュースが流れている。

 映画データベースには「監督:リ・イン 撮影:堀田泰寛、リ・イン 2007年日本・中国合作映画/2時間3分 配給:ナインエンタテインメント」とあり、日本と中国の合作映画で123分のドキュメンタリー映画である。結構長い映画だ。

 あらすじは「日本在住の中国人ドキュメンタリー監督のリ・インが、靖国神社にまつわる様々な事象を10年間に渡って取材して完成させた日中合作のドキュメンタリー。毎年狂乱の様相を呈する8月15日の靖国神社を記録したほか、靖国神社のご神体として敗戦までの12年間で8100振りも作られたという“靖国刀”の鋳造を再現する刀匠の姿を通し、その歴史的意味を明らかにしていく。ベルリン国際映画祭をはじめ世界各地の映画祭で大反響を呼んだが、日本国内では上映を自粛する映画館が相次ぐなど物議を醸す。」とあり、毎年靖国神社で繰り返される狂乱の様相と靖国刀の刀匠にスポットを当てたということになっている。

 しかし【毎年靖国神社で繰り返される狂乱の様相】って何のことなのかどうもピンとこない。おいどんの知る限りでは8月の靖国は単にマスコミが狂乱の様相を呈するだけで、一般人が大騒ぎしているという印象は少しもないのだが、実際は凄いことになっているのかもしれない。そして戦前に作られ靖国に祀られた靖国刀があったことも知らなかったが、それを未だに再現する刀匠がいるのも全く知らなかった。一部の好事家なら知っていたかもしれないが、全くの初耳なので驚いている。

 ただこれだけの記述ではこの映画がどうして上映されないのか今ひとつピンとこないので、監督のリ・イン氏について調べた。

 「日本のタブーに挑んだ中国人映画監督 李纓 リ・イン/映画監督」という記事によると、【李纓(44)。中国の国営中央テレビ(CCTV)でドキュメンタリー制作に携わった後、日本に留学。その後は唯一の中国人として日本映画監督協会にも所属し、数々の作品を撮影してきた。】とあり、どうやら中国の国営中央テレビで仕事をしてきた人物である。CCTVは【中国中央電視台(China Central Television) - 中華人民共和国における国営放送のうち、中央放送局に当たる放送局。】であり、昨今のチベット問題の報道を見ても分かるとおり、中国の国益を最優先して報道する国営放送機関である。

 そして【「日本人の多くは、靖国に祀られているのが軍刀だということを知りません」と、李纓は言う。この映画は、終戦まで多く作られた“靖国刀”の刀匠の一人で、唯一の生き残りである人物への取材を軸に展開。靖国に対する賛否両論を取り上げながら、日本人にとっての意味を探っていく。】とあり、中国人の目から見ると靖国神社に祀られているのが軍刀であることが極めて衝撃的だったような印象を受ける。でも大抵の旧い日本人なら神社に祀られているのが刀とか鏡であることは知っているので微妙に違和感がある。それにそもそも神社に祀られているものが何であるかなどということは殆どの日本人には興味がないというのが実情で、単に中国人の目に興味深いことだったような希ガス。「この映画は、反戦映画であって、反日映画ではないのです」と本人は語っているが、実際のところどうなのかは見ないと分からない。反戦映画なのか反日映画なのかは映画を鑑賞した人がそれぞれに思うことである。

 この映画は【撮影初期は、なかなか資金提供者を見つけられず家賃すら払えない時期もあったが、中国の企業家以外に、日本の文部科学省の芸術文化振興基金からも資金援助を得ることができた。日本国内では、「国民の税金でこんな映画に資金援助をするなんて」との批判もあったが、基金側は「異論があっても資金提供は撤回しない」と回答。】とあるように、要するに日本の税金でつくられたと言っていいだろう。税金を出してもいいと判断したのは文部科学省のお役人で、企画書の段階では日本の国益を著しく損なうとは判断できなかったのだろうが、何と完成まで10年を要し、出来上がったものを見ると吃驚した、というのが正直なところかもしれない。しかしこの映画には【小泉純一郎元首相の靖国神社参拝違憲訴訟の原告2人の主張が取り上げられている】ので、芸術文化振興基金助成要件の「政治的宣伝意図を有しない」を満たしていないと指摘されるのは当然だろう。日本はずいぶん脇が甘くなったような気がする。この映画を上映すると左翼も右翼もおおいに騒ぎそうなので上映を自粛する映画館が多発してもやむを得ないだろう、と思ふ。映画の小屋主としてはたいした収益も上がらないのに騒ぎに巻き込まれるのは真っ平御免だろう。

 この騒動は「税金が正しく使われたのか」という問題と、「表現の自由の侵害」の問題が絡まっているように見える。

 しかし、この件に関して福田総理は【福田康夫首相は2日夜、靖国神社を舞台としたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止が相次いだことに「もし、嫌がらせなどが原因で上映が中止になるというのであれば、誠に遺憾なことだ」と記者団に述べた。】という極めて無難なコメントを出して問題の本質を伝えず、さらに【チベット暴動の鎮圧で強硬姿勢を貫く中国政府への批判が国際的に高まっていることには「人権にかかわるようなことがあるならば、懸念を表明せざるを得ない」と述べた。ただ、北京五輪開会式への対応は「中国が努力している最中に、参加するとかしないとか言うべきではない」と述べ、中国政府の対応を見守る姿勢を強調した。】というのを聞くと腰が低くて丁重というより、腰が引けすぎではなかろうかと思えるのである。

 もう少し毅然とした態度を表明してもらいたい、と願っている。
posted by あど at 06:29| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

#1726 エープリルフール、仏大統領夫妻の話題が英紙記事に

 イギリスの四月馬鹿の主役はニコラ・ポール・ステファヌ・サルコジ・ド・ナジ=ボクサ、脇役はジェームズ・ゴードン・ブラウンで助演女優賞はカーラ・ブルーニになるだろうが、お三方のことはあまりよく分からないので、一応メモを残しておこう。サルコジ大統領は確かに小柄だが、あまり嫌味のない四月馬鹿である。

 日本は暫定税率の撤廃というネタで対抗し、主演が民主党の小沢代表・助演が福田総理らしいが、この勝負は中押しでイギリスの勝ちだろう。日本の場合は洒落ではなく真性の四月馬鹿じゃないかと勘ぐられるところが非常にイタイ。

【ニコラ・ポール・ステファヌ・サルコジ・ド・ナジ=ボクサ(Nicolas Paul Stéphane Sarközy de Nagy-Bocsa, 1955年1月28日 - )は、フランスの政治家。フランス第五共和政第6代大統領(2007年5月16日 - )及びアンドラ公国の共同元首。前国民運動連合党首。フランスの大統領としては異色の新保守主義者、新自由主義者で、親米派とされる。ハンガリー系移民2世。尊敬する政治家は英国のトニー・ブレア前首相である。】

【ジェームズ・ゴードン・ブラウン(The Right Honourable[1] Dr. James Gordon Brown, 1951年2月20日 - )は第74代イギリス首相(2007年 -)。労働党第19代党首(2007年 - )。庶民院議員。イギリス、スコットランド出身。】

【カーラ・ブルーニ(Carla Bruni, 1967年12月23日 - )は、イタリア・トリノ出身のファッションモデル・歌手である。生家は北イタリアの資産家で、当時、身代金目当ての誘拐が相次いでいたことから、安全のため一家でフランスへ移住した。5歳からパリで育った。父親は作曲家、母親はピアニストという家庭に生まれる。イタリア語読みでの本名はカルラ・ブルーニ・テデスキ (Carla Bruni Tedeschi)。姉は女優のヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。】

 記事が掲載されたのは
【ガーディアン (The Guardian) はイギリスの新聞である。1959年までマンチェスター・ガーディアンという紙名だったため、今でもこう呼ぶ人も多い。発行部数40万部(2002年)で中道・左翼寄りと言われる一般紙である。週刊の国際版としてThe Guardian Weeklyがある。日曜日は休刊し、代わりにオブザーヴァー(The Observer)を発行している。】
【The Sun(サン)はイギリスの日刊紙で英語の新聞としては世界でもっとも発行部数が多い。】
 
posted by あど at 04:46| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月01日

#1725 ダライ・ラマの犯罪

 ヘッドラインを読むとダライ・ラマが今般の暴動の首謀者であると断定するに足る十分な証拠が発見されたように見えるニュースが中国の国営通信社から流れている。

 しかし注意深くニュースを読むと、暴動を呼びかけたとされる文書は公開されず、首謀者の身元も特定されていない。さらに暴動を扇動するための会合をした場所もその内容も全く公開されていない。おいどんの感覚からすると存在しないものは公開できないのだろう、と思ふ。かなり遅れて公開されるかもしれないが、信じるものは少ないだろう。

 普通に考えるとダライ・ラマが今般の暴動の首謀者であると断定するに足る十分な証拠を一切公開しないで、チベットでの暴動をダライ・ラマと連携するグループが扇動したことを示す証拠があると繰り返し主張するのは不思議な話だ。初歩的な犯罪の立証としても無理があり過ぎ、当局が焦りまくっているのが一目瞭然だ。

 この状況は毒餃子事件で、中国国内で一切毒が混入する可能性はない、と即座に断定したのと酷似している。最初に結論ありきという流れだ。しかも毒餃子事件ではあたかも中国が被害者で日本が加害者であるかのような流れまで作られた。どうすればそんな結論になるのかワケワカメだ。いつでも悪いのは君達で僕らは正義の味方なのさ、という流れは日本に対してはそれで済むかもしれないが、ダライ・ラマ崇拝者のいる国がそんな説明で納得するとは到底思えない。 

 ダライ・ラマを悪の枢軸に仕立て上げてチベット問題を平定しオリンピックを無事に開催しようとする作戦は、あたかもアメリカがイラクを悪の枢軸と呼んで戦争を仕掛けた作戦と瓜二つだ。大国のやることは実に似ているものだと妙に感心した。

 オリンピックの開催は次第に遠くなっているような希ガス。  

posted by あど at 04:00| 青森 ????| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする