2008年05月31日

#1792 全仏オープンDAY6 Simone Bolelli (ITA)惜敗

 今大会で個人的に注目していたSimone BolelliがMichael Llodraに負けた。第1セットは61分間戦い、タイブレークを2−7で落とした。第2セットは38分間戦いワンブレークで落とした。第3セットは56分間戦い、またもやタイブレークを5−7で落として万事窮した。スコアを見るだけでタフな試合だったことがうかがわれる。Bolelliはさぞや悔しかったことだろう。

 惜しかったのは第3セットで、1st Serveが35本中29本入り、Unforced Errorsは僅かに4本とほぼ完璧なテニスをしたのに敗れた。素晴らしい集中力を発揮したのに残念無念。碁で言えば指運の半目負けである。

 Total Points Wonが41本でMichael Llodraのウイナー42本に1本足りないだけで、全く互角の戦いをしていながら負けた。運がないとしか言いようがない。ひょっとすれば今大会第1週のベストマッチだったかもしれない。少しWinnersの数が少ないのが気になるが、これはスコアを付ける人の主観が入るのであまり当てにはできない。

 調べるとSimone Bolelliの身長は1.83 meters、体重は79.1 kilosでテニス選手としてはあまり大きくないがほぼ理想的な体格をしている。対するMichael Llodraの身長は1.91 meters、体重は80 kilosでBolelliより一回り大きい。二人の現在のランキングは時速203キロのサーブを打つSimone Bolelliが47位、時速218キロのサーブを打つMichael Llodraが41位である。こういうレベルのテニスをするプレイヤーがランキング100位以内にひしめいている。草テニスプレイヤーから見ると彼らの体力は人間のレベルを遥かに超え、人間の恰好をした熊がテニスをしているように思える。

 こんな連中と年がら年中ATPツアーで戦わなければならない錦織圭の体格は身長178cm、体重70kgと華奢だ。大丈夫だろうか?

 毎週のようにツアーを回る錦織圭も本当に大変だなあ、と思った次第である。

 6月23日から始まるウインブルドンの前にはThe Artois Championships、Orange Prokom Open、Gerry Weber Open、Ordina Open、The Nottingham Openなどがあり、いずれかの大会に出場してからウインブルドンに乗り込むことだろう。錦織がBolelliと戦うシーンがあるかもしれない。

 Men's Singles - 3rd Rnd. CHATRIER 3rd
Michael Llodra (FRA) def Simone Bolelli (ITA) 7-6(2) 6-4 7-6(5)

080531.jpg
posted by あど at 05:21| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月30日

#1791 全仏オープンDAY5 杉山消える

 杉山が消えた。

 Olga Govortsova (BLR) def Ai Sugiyama (JPN)[31] 6-0 7-5

 これで、大会5日目にして日本の選手は全滅である。日本選手の足跡を予選から辿ってみた。

 錦織圭が予選ラウンド2回戦で戦ったSimon Greul GER は予選を突破し見事に本戦入り。本戦1回戦でErnests Gulbis LAT 80位に46/06/46で敗退。

 Kumiko Iijima JPN に予選ラウンド1回戦で勝ったSandra Martinovic BIH は予選決勝でIveta Benesova CZE (1)に75/16/16で敗退。
 Natsumi Hamamura JPN に予選ラウンド1回戦で勝ったKinnie Laisne FRA は予選2回戦でAnna Lapushchenkova RUS (17)に64/36/36で敗退。
 Rika Fujiwara JPN に予選ラウンド1回戦で勝ったMargalita Chakhnashvili GEO は予選2回戦でYanina Wickmayer BEL (4)に16/46で敗退。
 Junri Namigata JPN に予選ラウンド1回戦で勝ったAnastasiya Yakimova BLR は予選を突破し見事に本戦入り。本戦2回戦でCaroline Wozniacki DEN (30)に06/46で敗退。
 Akiko Yonemura JPN に予選ラウンド2回戦で勝ったChristina Wheeler AUS は予選決勝でMagdalena Rybarikova SVK に26/06で敗退。
 
 Aiko Nakamura JPN は本戦1回戦でSvetlana Kuznetsova RUS (4)に26/36で敗退。
 Ayumi Morita JPN は本戦1回戦でAgnes Szavay HUN (12)に16/64/46で敗退。
 Akiko Morigami JPN は本戦1回戦でPetra Kvitova CZE に46/36で敗退。
 Ai Sugiyama JPN (31)は本戦2回戦でOlga Govortsova (BLR)に06/57で敗退。

 こうして眺めると、実にまあ厳しい世界でグランドスラムで2週目にプレイできるのは大変なことだ。残念ながらクルム伊達効果は全く出ていない。試合を見ると、グランドスラムで並みいる世界の強豪と戦っていけるのはAiko NakamuraとAyumi Moritaの二人くらいで、日本の選手層は極めて薄いというのが現実である。

 そして贔屓のブレークもサフィンも

 Ernests Gulbis (LAT) def James Blake (USA)[7] 7-6(2) 3-6 7-5 6-3

 Nikolay Davydenko (RUS)[4] def Marat Safin (RUS) 7-6(4) 6-2 6-2

 というスコアで消えてしまった。残念。

 でも大贔屓のコルネ嬢が二日間にわたる熱戦を制したので元気百倍なのだった。

Alize Cornet (FRA)[19] def Gisela Dulko (ARG) 6-0 4-6 6-4
posted by あど at 05:51| 青森 ????| Comment(3) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月29日

#1790 全仏オープンDAY4 森上散る

 二日目の中村対クズネツォワの試合を見たが、あまりにもクズネツォワのショットの完成度が高いので何度戦っても中村はクズネツォワに勝つことはできないだろうと思った。中村はハイレベルなテニスをしたのだが、クズネツォワが強すぎて、一体どうしたらクズネツォワからポイントを挙げることができるのか暗中模索しているうちに試合が終わってしまったという感じだった。

 調べると今年クズネツォワが負けた相手は、SYDNEYの決勝戦でHENIN, JUSTINE BEL、AUSTRALIAN OPENの3回戦で RADWANSKA, AGNIESZKA ROMA POL、DOHAの3回戦で BAMMER,SYBILLE AUT、DUBAIの決勝戦でDEMENTIEVA, ELENA RUS、INDIAN WELLSの決勝戦で IVANOVIC, ANA SRB、MIAMIの準決勝戦で WILLIAMS, SERENA USA、BERLINの3回戦でBONDARENKO, ALONA UKR、ROMEの3回戦で愛しの CORNET, ALIZE FRAで、このレベルの実力がないと互角に戦うのは難しいということが明らかだ。果たして中村が精進してこのクラスの実力を備えることができるのかを模索しても、あまりにも道が遠く、クルム伊達公子が少しばかり喝を入れたからどうにかなるものではなさそうだと改めて暗然とする。三日目の杉山はフルセットの末に勝ったが、個々のショットを見るとアラ・クドゥリャフツェワ20歳と次に対戦すると、なかなか勝つのは難しいだろうと思わせる内容であった。

 四日目のCourt 11の第4試合に登場した森上は悪い予感が当たってペトラ・クビトバ(チェコ)に4−6、3−6で敗れた。Total Points Wonは62対49。ペトラ・クビトバは18歳の伸び盛りでテニスは荒いが強い。06年に773位、07年に150位、08年5月19日には93位に上昇し今日現在のランキングは87位になっている。次から次へとこんな選手が出てくる世界のテニスの壁は恐ろしく厚く高い。泣くな森上。壊れた膝でよく戦ったと思ふ。

 まあでも次から次へと新鋭が出てくるのは考えようによっては楽しい。昨日のLG杯ではリンリンこと河野臨九段が韓国の白洪淅六段に中押勝ち・ヘラクレス山下こと山下敬吾九段が韓国の金亨奐四段に勝ってベスト8に進出した。次は山下敬吾九段が韓国の至宝李昌鎬九段と、河野臨九段が韓国の天才李世ドル九段と対戦する。彼らの年齢を調べると山下敬吾29歳、河野臨27歳、李昌鎬32歳、李世ドル25歳で皆若くて強くて男前である。他の4人も朴永訓23歳、常昊31歳、古力24歳、金炯佑20歳と若い。囲碁は頭脳の格闘技なので、若者が矢鱈に強いのは万国共通なのだった。囲碁が老人に向いているというのは間違いである。囲碁は若者にこそふさわしい。

 とまあこんな御託を並べながら、全仏オープンDAY4の結果を貼っておこう。べらぼうに試合が多いなあ・・・

Maria Sharapova (RUS)[1] def Evgeniya Rodina (RUS) 6-1 3-6 8-6
Rafael Nadal (ESP)[2] def Thomaz Bellucci (BRA) 7-5 6-3 6-1
Gael Monfils (FRA) def Arnaud Clement (FRA) 7-5 6-3 6-1
Serena Williams (USA)[5] def Mathilde Johansson (FRA) 6-2 7-5

Radek Stepanek (CZE)[21] def Gilles Simon (FRA) 6-2 6-4 6-1
Casey Dellacqua (AUS) def Marion Bartoli (FRA)[9] 6-7(4) 6-3 6-2
Paul-Henri Mathieu (FRA)[18] def Oscar Hernandez (ESP) 2-6 1-6 6-4 6-3 6-2
Gisela Dulko (ARG) v. Alize Cornet (FRA)[19] In Progress

 おお、深夜2時近いのに愛しのA.Cornetがまだ試合をしている。しかもセットカウント1-1のイーブンだ。コルネの健康と美貌が心配になる。

四日目の試合結果
posted by あど at 09:53| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

#1789 自衛隊の海外派遣

 どうやら中国政府の要請を受けて自衛隊機にテントや毛布などの救援物資を運ぶことが実現しそうである。これだけの大災害に援助の手を差し伸べるのは当然かもしれないが、従来の概念から言えばあり得ないような要請なので吃驚した。5月の12日に地震が発生してからの動きを見ると、中国に対して国として5億円の援助金を拠出し、民間の義捐金も昨日までに10億円を突破した。更に迅速に国際緊急援助隊、国際緊急医療隊の派遣まで行っており、いかにこのような震災にたいして日本人の心情が厚いのかが知れて誇らしいことだと思っている。国の体制が違うかもしれないが、人間の営みはどの地域でも同じなので緊急の場合に援助の手を差し伸べるのは当然のような気がする。

 この件に関してきっちり反対の声明を出したのは社民党で、「反対だ。自衛隊は災害救助団体ではない。行くなら、自衛隊としてではなく行くことが必要だ。なし崩し的に海外に行くようになるとよくない」と従来の主張と同じであり、論理は一貫している。これは一つの見識だと思ふ。

 確かに自衛隊は災害救助団体ではなく軍隊である。そして中国には人民解放軍がおり、その規模は総兵力231万人、予備役約50万人、他に人民武装警察150万人とされ、人民公社単位での民兵がおおよそ600万程度いる。そして2008年の国防予算は前年度実績比17.6%増の4177億元(約6兆600億円)であるが、米国防総省/台湾国防部の議会への報告では中国の為替換算「軍事支出」は2007年で1100億ドル前後で、西側諸国と軍事費の範囲定義をあわせた中国の実態「軍事支出」は中国政府発表の公称「軍事予算」の2-3倍であるとされている。wiki

 それに対して自衛隊は自衛官24万人、軍事費は4兆7426億円(2008年)で中国より遥かに規模が小さい。

 日本は世界有数の地震国であり、今日明日にも大規模な震災に見舞われるかもしれない。他国の援助申請に唯々諾々と援助の手を差し伸べているうちに、自国で大規模災害が起きたらどうするのか?という議論はあって然るべきだろう。それに1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生して自衛隊の要請を受けたのにもかかわらず、時の首相村山富市が派遣を即断できなかったことは記憶に新しく、今回の政府の決断の速さは極めて異例に見える。

 だが、この件に関して議論する時間はあまりない。

 日本の国際緊急援助隊が瓦礫の山から母子の遺体を発見し、全員が敬礼して黙祷を捧げた姿が中国のメディアを介して紹介された時に大きな反響を呼んだ。中国人のイメージする日本人とあまりに違う姿に驚いたのかもしれない。あの映像を見ておいどんも涙を禁じえなかったが、人の哀しみは万国共通である。国家体制がどんなに異なっても、食べ物がなければ腹がすくし、家を失い夜露にまみれた路上生活は地獄である。だから、困っている人々に緊急に援助の手を差し伸べるのはある意味当然なのだが、中国のメディアは日本の自衛隊機の活動をしっかりと伝えてほしいものだと願っている。

中国の要請 自衛隊機派遣検討 NHK
【中国政府から、日本政府に対し、中国の四川大地震の被災者への救援物資とその輸送の要請があり、町村官房長官は外務省と防衛省に対し、自衛隊機の派遣を含め前向きに対応を検討するよう指示しました。
四川大地震では、670万人以上が家を失って不自由な避難生活を余儀なくされ、テントや毛布などの救援物資を行き渡らせることが課題となっています。政府高官は記者団に対し、「中国政府から27日、北京にある日本大使館を通じて、被災者に対する救援物資とその輸送をお願いしたいと要請が来た」と述べました。また、政府高官は「日本政府としては、輸送手段については自衛隊機かチャーター機、物資については、自衛隊のテントか民間のテントを検討しているが、自衛隊のテントの方が簡単に集められるのでそうなるのではないか。いずれにしても対応を検討している」と述べました。今回の要請を受けて町村官房長官は、外務省と防衛省に対し、自衛隊機の派遣を含め前向きに対応を検討するよう指示しました。これまで、航空自衛隊が運用する政府専用機が総理大臣の訪問などで派遣されたほか、旧日本軍が中国に残したとみられる化学兵器の回収などに自衛官が派遣された例はありますが、自衛隊機が派遣されれば、中国に自衛隊の部隊が入るのは初めてのこととなります。】

「やってくれ」空自機派遣で福田首相 産経新聞
【四川大地震を受けた航空自衛隊機による中国への援助物資輸送は、中国側の非公式打診からわずか1日というスピードで派遣の方針が固まった。戦後初の自衛隊機派遣を日中関係前進の象徴に位置づけたいという首相官邸の意向が通った格好だが、自衛隊や与党内には根強い中国側の「反日感情」を心配し「拙速ではないか」と懸念する声も出ている。(赤地真志帆)
 町村信孝官房長官は28日の会見で、中国側の支援要請について「自衛隊が現地で活動するということではない」と前置きした上で、「自衛隊のテント、毛布を自衛隊機で中国の空港まで運んでもらいたい、という趣旨だと理解している」と述べた。
 今回の活動について、政府は「大きくてまとまった数のテントを持っているのは、やっぱり軍なんだ」(政府筋)と強調する。輸送手段についても、民間機のチャーターも検討したが、十分な長さの滑走路が必要なことなどから、C130輸送機ならば「機動的に動ける」(政府関係者)との判断に傾いた・・・】
posted by あど at 06:29| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(1) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月28日

#1788 第63期本因坊戦七番勝負第2局 封じ手予想

 第2局は挑戦者の羽根直樹九段が49手目を封じた。それがこの図である。

080527.jpg

 日本棋院の「封じ手予想・次の一手クイズ」にはこの図が示され、Aが本命、Bが対抗、Cが三番手と書かれている。本命・対抗・三番手のオッズは示されていない。

080527-3.jpg

 本命とされているAは殆ど絶対の先手なのでやはり有力だと思ふが、本命に賭けるのは勝負の鉄則から外れるので気が引ける。Bの対抗は下辺への打ち込みだが、白にCと打たれると何だか味気ないので却下。Cの三番手は中央と下辺の白をはっきり分断するので結構有力だが、活きている石から動いているような雰囲気があるので気に入らない。ということでグチャグチャとない知恵を絞って考えたのが、横ツケである。白がハネたらハネ返す。昔から「下手の横ツケ」と言われる絶(ヘボ)妙手なのだが、どこに打っても当たらないのだからこれでいいのだ。

 封じ手予想は結構楽しいのでいつもチャレンジしている。外れても貧乏になるわけではないので平気なのだった。(@^−^)

080527-2.jpg
posted by あど at 08:17| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

#1787 全仏オープンDAY3 雨雨雨

 大会二日目は雨に祟られて予定されていた試合の半数近くが流れた。三日目になってもなかなか天気は回復せず試合開始が遅れ試合も随分流れた。雨が降るとディレクターの指示があるまで選手たちは待つわけだが、待っても待っても試合が入らず結局流れることもある。テニスは待つのも大事な仕事なのでこれは仕方がない。明日からの天気予報を見るとまあまあの天気が続くのでどうにかこうにかスケジュールを消化出来そうである。ディレクターはコート割に大変だろう。

 大会のプログラムを見ると、大会3日目の予定は午前11時から、CHATRIER・LENGLEN・Court 1・Court 2・Court 3・Court 4・Court 5・Court 6・Court 7・Court 8・Court 9・Court 10・Court 11・Court 14・Court 16・Court 17の16面で男女シングルス各4試合乃至は5試合が組まれており、合計72試合が展開されることになっている。72試合全部を見ることは不可能なので、客はどの試合を観戦するか結構悩ましいだろう。

 注目される試合はやはりメインコートのCHATRIERで行われるAmelie Mauresmo (FRA)[22] v. Olga Savchuk (UKR)、Thomaz Bellucci (BRA) v. Rafael Nadal (ESP)[2]、Gael Monfils (FRA) v. Arnaud Clement (FRA)、Maria Sharapova (RUS)[1] v. Evgeniya Rodina (RUS)だが、当然これ以外のコートでも楽しみな試合は数多くある。

 たとえばLENGLENのNikolay Davydenko (RUS)[4] v. Thomas Johansson (SWE)がどんなに渋い展開になるかとか、Court 1のSvetlana Kuznetsova (RUS)[4] v. Aiko Nakamura (JPN)がどの程度白熱した試合になるかとか、Jean-Rene Lisnard (MON) v. Marat Safin (RUS)でサフィンがどんなテニスをするのだろうとか、Lleyton Hewitt (AUS)[25] v. Nicolas Mahut (FRA)でヒューイットが相当苦しむだろうとか、Court 6で行われるAi Sugiyama (JPN)[31] v. Alla Kudryavtseva (RUS)は中村の試合と時間が重なるので困ったものだとか、色々悩みは尽きないような気がする。それにしても杉山の対戦相手のAlla Kudryavtsevaはアラ・クドリャフツェワと読むのかもしれないが、これは実況アナが何度名前を噛むか録画を見るのが楽しみだ。結果を見ると長い中断を挟んで杉山はしぶとく勝っている。オメ!。そしてCourt 9の第3試合にはPetra Kvitova (CZE) v. Akiko Morigami (JPN)が組まれている。中村も杉山も勝って森上の応援に回れるといいのだが、果たしてどうなることやらこればっかりは分からない。中村は相手が悪かった。森上の試合は流れた。

 男の試合時間が平均3時間、女の試合時間が平均1時間とすれば、延べ試合時間は72試合×2時間=144時間もあり、せいぜい一日に観戦する時間は5時間が限界だろうから自ずと観戦する試合を厳選することになるだろう。せっかく見た試合が凡戦だった場合は運が悪かったというべきで、諦めるしかない。その代り好試合だった場合は宝くじに当たったように喜ぶ。例えば二日目のMarcos Baghdatis CYP (17)とSimone Bolelli ITA の試合などはいくらバグちゃんの調子が悪いとはいえ、イタリアの新鋭 Bolelliの素晴らしいウイナーは全豪の準優勝者Jo-Wilfried Tsongaと雰囲気が似ていた。そしてモハメド・アリのそっくりさんJo-Wilfried Tsongaは故障のため出場していない。同じく地元のRichard Gasquetも直前に怪我をして出場していないが、彼らはまだ22歳でいかにテニスが過酷なスポーツであるかが知れる。そして今大会を棄権した選手はその他にも数多くおり、職業としてテニス選手を選ぶのは甚だ選手寿命が短いのであまり得策ではないだろう。

 という感じで、例年グランドスラムの第1週は観客も選手も大忙しだが、週が明けると次第に選手の数が少なくなり、シングルスの試合はシード選手同士の厳しい潰し合いが多くなる。そして優勝するためには15日間で7連勝しなければならないのだが、考えるだけで眩暈がする話だ。ひとつ二つ勝ったからと言って騒いでいるのはファンだけで、1週目の一流選手は冷静なものである。

 結局お楽しみの試合の大半は雨で流れた。選手諸君もお客さまも大変御苦労さまでした。m(_ _)m

Nikolay Davydenko RUS (4) d. Thomas Johansson SWE 63/63/63
Robin Soderling SWE d. Juan Monaco ARG (13) 62/63/61
Stanislas Wawrinka SUI (9) d. Philipp Kohlschreiber GER 63/64/63
Paul Capdeville CHI d. Mischa Zverev GER 61/64/62
Mario Ancic CRO d. Andreas Seppi ITA (31) 62/76/62

Amelie Mauresmo FRA (22) d. Olga Savchuk UKR 75/46/61
Svetlana Kuznetsova RUS (4) d. Aiko Nakamura JPN 62/63
Dinara Safina RUS (13) d. Kateryna Bondarenko UKR 61/62
Agnieszka Radwanska POL (14) d. Mariya Koryttseva UKR 64/63
Ai Sugiyama JPN (31) d. Alla Kudryavtseva RUS 61/26/63
Sabine Lisicki GER d. Elena Vesnina RUS 36/64/60
Olivia Sanchez FRA d. Jarmila Gajdosova SVK 76/76
Carla Suarez Navarro ESP d. Pauline Parmentier FRA 64/57/62
posted by あど at 05:39| 青森 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月27日

#1786 全仏オープンDAY2 森田あゆみ散る

 森田が敗れた。スコアは 1-6、6-4、4-6 であった。接戦だが負けは負け。仕方がない。試合の模様は録画してあるので、あとで感想をカキコしよう。

 全仏が始まると同時に囲碁の大会も賑やかに開催されている。ひとつは第13回LG杯世界棋王戦、もうひとつは第63期本因坊戦七番勝負第2局である。

 昨日韓国・江原道で行われた第13回LG杯世界棋王戦第1回戦は

 山下敬吾九段(日本)vs 金昇宰初段(韓国) 白番、山下九段の中押し勝ち
 張栩九段(日本)vs 李世ドル九段(韓国) 白番、李世九段の中押し勝ち
 河野臨九段(日本)vs 韓尚勳三段(韓国) 黒番、河野九段の中押し勝ち
 趙治勲九段(日本)vs 姜東潤七段(韓国) 黒番、趙治九段の中押し勝ち

 明日の2回戦の組み合わせは
 
 山下敬吾九段 vs 金亨奐四段(韓)
 河野臨九段 vs 白洪淅六段(韓)
 趙治勲九段 vs 李昌鎬九段(韓)

 2回戦を勝つと、ベスト8決定で久々に国際棋戦で日本棋士の笑顔が満開になりそうである。なお、名前の後ろに九段とか初段とかついているが、強さのバロメータではなく、一種の称号なので紛らわしいが気にしないのが囲碁を楽しむポイントである。いずれプロの段位表記はなくなるだろう。

 LG杯世界棋王戦は囲碁のグランドスラムのようなもので、過去に日本の棋士が2回、韓国の棋士が6回、中国の棋士が2回、台湾の棋士が1回優勝している。米国、欧州棋士の優勝はまだない。米国、欧州の棋士が優勝するようになれば、囲碁の世界地図は大きく塗り替えられ、衛星生中継で世界中の囲碁ファンが世界最高レベルの戦いを堪能できる時代になるだろう。今は韓国・中国のネット中継で無料で見ることが出来るが、日本棋院のネット中継は残念なことにごく少数の有料の会員だけしか見ることが出来ない。囲碁ファン獲得のためのチャンスをみすみす逃しているようで、何とも不思議なことである。

 第63期本因坊戦七番勝負第2局は、本日兵庫県新温泉町の「佳泉郷 井づつや」で打たれる。本因坊秀紳と羽根直樹九段の対局で、持ち時間8時間、二日間に亘って激しい攻防が繰り広げられる。二日制の対局は日本の棋聖戦・名人戦・本因坊戦だけである。一般の国際棋戦は持ち時間3時間で打つので、8時間二日制の対局は、テニスにたとえればタイブレークのない試合のようなものかもしれない。その昔タイブレークのない時代は試合時間が5時間10時間は当たり前で、時には二日間にわたって延々と戦い続けたが、選手の健康のために中止された。きっと二日制の対局も、脳学者からあまりに高密度なことを長時間考え続けるのは甚だ健康に悪いという指摘が出て、そのうちWHOあたりから中止命令が出るかもしれない。

 だから、貴重な対局なので今のうちにマターリと見物しておくことをお勧めする。対局の模様はTVで放送されます。d(^^*) 
posted by あど at 06:11| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

#1785 全仏オープンDAY1 ジェームズ・ブレーク

 ジェームズ・ブレークが1回戦を突破した。相手はドイツのRainer Schuettlerで、スコアは64/61/76である。Total Points Wonは111対87と圧倒しているが、Unforced Errorsはブレークの48に対してSchuettlerが41と少なく、相変わらず豪快なテニスをしている。でも勝って良かった。おいどんはブレークのファンである。ブレークのファンではあるがブレークがフェデラーのようなテニスをしてナンバー1になることを望んではいない。

 テニスを知らない人でもブレークの名前は錦織の名前と一緒に記憶している人がいるかもしれない。今年の2月17日にブレークは「デルレービーチ選手権」の決勝戦で日本の錦織圭に 6-3, 1-6, 4-6 の逆転で敗れた。この歴史的な試合によって錦織圭は日本人初のATPツアー優勝を成し遂げた男として一躍有名になり、世間の知るところとなった。でも決勝の相手がブレーク以外であったなら錦織はきっと勝てなかったような気がしてならない。

 ブレークのテニスはとにかく全てのショットがフルスイングでとんでもないスピードでラリーが展開される。少しでもリズムが狂うとエラーが続き、格下の選手に簡単に負けてしまう脆さを持った稀有なトップ選手である。現在のランキングは8位で、フレンチオープンには第7シードで出場している。順調に勝ち上がれば4回戦でNovak Djokovic SRB (3)と対決するだろう。Djokovicの緒戦は出来が悪かったが、ブレークと顔が合うころは、当然のようにベストの状態に仕上げてくる筈だ。素晴らしい試合になるだろうと今から楽しみにしている。問題があるとすれば、ブレークが無事に4回戦まで辿りつけるかどうかだけだ。レッドクレーはブレークのプレイスタイルでは難しい。
 
 wikiに記されたジェームズ・ブレークの経歴は次のとおりである。

 1979年12月28日にアメリカ・ニューヨーク州ヨンカースに生まれる。
 5歳からテニスを始める。
 13歳の時に重症の「脊柱側弯症」(scoliosis)と診断され、いったんはテニスを断念する。
 1998年に名門ハーバード大学へ入学したが2年で中退し、1999年からプロテニス選手に転向。一時期は男性モデルとして活躍。
 2001年全米オープン2回戦で対戦相手のレイトン・ヒューイットがフットフォールトを巡り人種差別的暴言をする事件が発生。
 2001年からデビスカップのアメリカ代表選手として活躍。黒人テニス選手のデ杯米国代表入りは、アーサー・アッシュ、マラビーヤ・ワシントンに続いて史上3人目。
 2004年5月に練習中にネットの支柱に激突し首を痛め、2ヶ月間入院生活を余儀なくされる。顔の左半分が麻痺してしまい、視覚と聴覚にも不調をきたした。
 2005年Australian Openでツアーに復帰し、同年のUS OpenではQFまで進出。ブレークファンを狂喜させた。

 ブレークが2004年にネットポストに激突して首を痛める大怪我をしたとき、俄かに信じられなかった。本来テニスは過酷なスポーツなので、関節系の痛みとか筋肉の肉離れとか捻挫とかがつきまとうが、練習中にネットポストに激突して大怪我をした選手をブレーク以外に知らない。何もそこまでボールを追いかけなくとも良さそうなものだが、ブレークの性格から考えると仕方のない出来事だったかもしれない。よく大怪我から復帰したものだ。

 ブレークの試合スタイルはwikiに記されているように極めて魅力的で、見ていて楽しい。今年のフレンチオープンでブレークの試合をひとつでも見ることが出来ればこんなに嬉しいことはない、と思っている。

 wiki【ブレークのテニスは、一言で言えば超攻撃的なテニスである。フォア・バックともにフラット系が多く、フォアハンド・ストロークはすべて強打であるといっても過言ではない。バックハンドの強打も、片手打ち(シングルハンド)とは思えないほど強力である。サーブの最高速度も時折210km/hを超える。ネットプレーには確実性があり、フットワークも俊敏である。しかし彼は試合中に冷静さを失いやすく、ムキになって無謀なショットを連発する場面も多く見られる。これは彼の持ち味と重なる部分でもある。】
posted by あど at 05:23| 青森 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日

#1784 ローランギャロス ドロー発表

 待ちかねたドローが発表された。ようやく日本の女子シングルス出場4選手の相手が決まった。

 杉山愛 Ai Sugiyama JPN (31) v Alla Kudryavtseva RUS
 Svetlana Kuznetsova RUS (4) v Aiko Nakamura JPN 中村藍子
 Agnes Szavay HUN (12) v Ayumi Morita JPN 森田あゆみ
 Petra Kvitova CZE v Akiko Morigami JPN 森上亜希子

 杉山愛の相手のAlla Kudryavtseva20歳はMoscow, Russia生まれだが居住地はお定まりのMiami, Florida, USA。現在のランキングは103位だが、昨年のRoland Garrosは3回戦に進出しているクレーコートに強そうな雰囲気がある。身長は178cm、体重70kg、右利きでバックはダブルハンド。杉山が楽に勝てる相手ではなさそうだ。今年の成績は9勝9敗で獲得賞金は$44,423。今までに直接対決はない。

 中村藍子の相手のSvetlana Kuznetsova22歳愛称クズちゃんは今回第4シードの強豪。St. Petersburg, Russiaの生まれで居住地はMonte Carlo, Monaco。身長174cmと小柄だが体重は73kgと女子選手にしては珍しく正確に申告している正直者である。確か彼女のご両親は自転車競技のエキスパートで、彼女自身も自転車の競技をしていたので小嶋敬二程ではないが立派な大腿部を有しているのだった。03年から出場しているRoland Garrosの成績は16勝5敗で、昨年は準々決勝、一昨年は決勝に進出している。今年の成績は21勝8敗で獲得賞金は$611,250。中村藍子にとって相手に不足はない、というかクズちゃんに勝てば中村のテニス人生は激変する筈だ。そしてクルム伊達が諸手をあげて喜ぶ姿が目に浮かぶ。今までに直接対決はないのでお互いに手の内を知らない。中村が積極果敢に攻めるとチャンスは拡がると思ふ。

 森田あゆみの相手のAgnes Szavay19歳はKiskunhalas, Hungary生まれで居住地はMonte Carlo, Monaco。身長171cm、体重63kgと小柄で今年の成績は14勝12敗、獲得賞金は$207,411で森田の$49,140を大きく引き離している。現在のランキングは13位と高いが、昨年のRoland Garrosは2回戦どまりでひょっとすればクレーコートに弱い選手かもしれない。森田の左右ダブルハンドが炸裂すれば、何とか勝負に持ち込めるのではなかろうかと期待している。

 森上亜希子の相手のPetra Kvitova18歳はBilovec, Czech Republic生まれで居住地はFulnek, Czech Republic。身長183cm、体重70kgで今年の成績は16勝8敗、獲得賞金は$31,697である。ランキングの推移を見ると06年に773位、07年に150位、08年5月19日には93位に上昇し、あたかも日本の錦織を彷彿とさせる伸び盛りの選手である。森上との直接対決はないが、森上のキャリアも技術も上なので順当であれば森上が押し切るだろうと思ふ。グランドスラム初出場。

 ざっとまあこんなところだが、どの試合も白熱したものになりそうである。

 ついでにトップシードの選手をメモしておく。女子にエナンの名前がないのが寂しい。

Men's Singles
Roger Federer SUI (1)
Richard Gasquet FRA (8)
Nikolay Davydenko RUS (4)
David Ferrer ESP (5)
James Blake USA (7)
Novak Djokovic SRB (3)
David Nalbandian ARG (6)
Rafael Nadal ESP (2)

Women's Singles
Maria Sharapova RUS (1)
Elena Dementieva RUS (7)
Svetlana Kuznetsova RUS (4)
Anna Chakvetadze RUS (6)
Venus Williams USA (8)
Jelena Jankovic SRB (3)
Serena Williams USA (5)
Ana Ivanovic SRB (2)
posted by あど at 07:12| 青森 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月24日

#1783 新高齢者医療制度

 新高齢者医療制度を巡って連日喧々諤々の論争が続いている。

 野党は「老人に負担を強いる姥捨て山法案である」として、廃案を迫っている。しかし、不思議なことに対案はないようだ。とりあえず制度を元に戻せと言うばかりである。

 昨日の新聞を読むと「新高齢者医療で公費負担減 厚労省試算 民主徹底追及へ」という記事に見られるように、試算すると新制度の公費が5兆9100億円、52%なのに、旧制度の公費が6兆5300億円、財源全体の55%で、民主党側は「これまでの説明と違う」「これでは国の丸もうけだ」と、鬼の首を獲ったように批判している。何だか必死になって重箱の隅を突っついているような気がする。

 これに対して厚生労働省は【公費負担が減った理由は、国民健康保険を通じて高齢者の医療費に拠出している税金が新制度では旧制度より減るためだ】と説明している。

 何だか良く分からないが、民主党も政府も論点がずれているような気がしてならない。

 2006年11月6日に福岡市医師会医療情報室から医療情報室レポート101が公開されている。題名は「特集:各国の医療制度」で、非常に興味深いデータが掲載されている。

 そして、結びとしてこんなことが書かれている。

【★ 世界から見た日本の医療制度

 今回の特集では各国の医療制度を列記した。制度そのものがまったく違う国々を同列の表にて比較検討することは困難であるが、WHOの公表している健康達成度では日本は「健康寿命」、「健康達成度」ともに世界で1位となっている。また、平均寿命は男性で78.4歳、女性で85.3歳ともっとも長命であり、乳幼児死亡率も最も低いグループの1つである。さらに、国民医療費が国内総生産(GDP)に占める割合も2001年度で18位となっており、結果として非常に安価な医療費で、もっとも優れた結果を出していることになる。上記のグラフではイギリスと日本は対GDPが同じ7.6%となっているが、手術の数ヶ月待ちなどの「ウエイティングリスト問題」でイギリス政府は医療費であるNHSの支出を大幅に増加させており、 2005年度では日本よりも対GDPは高くなっている。

 日本の医療費がこれほど安いにもかかわらず、アウトカムが優れている理由の1つは現場の過剰労働にあると言われている。このような状況の中で、財政主導にてさらなる医療費の抑制策を続けると、現場の加重は限界を超え、日本の医療は崩壊していく可能性が高い。奈良県の妊婦が18の病院に断られたことが大きな問題となっているが、日本の医療はギリギリのところまできている結果であろう。

 9月に発足した新政権には、今後の医療制度が少しでも国民にとってよい方向に向かう取り組みを期待したい。】

 すなわち、現在の日本は男女とも世界一の長寿国で、健康寿命、健康達成度も世界一、乳児死亡率も世界一低いレベルにある。医療達成度の評価は世界一なのである。これは大いに誇るべきことだろう。しかも、これだけの医療レベルを維持するのに要する医療費の国内総生産(GDP)に占める割合は世界18位で、およそ信じられないくらいコストパフォーマンスに優れている。これは魔法であり、奇跡である。日本に生まれてつくづく良かったと思ふ。こうして自分が駄文を毎日カキコできるのも、高度な医療を受けて生還したからである。大いに感謝している。

 こういう魔法がどうして生じたのかというと一つの要素として「医療費の抑制」と「現場の過剰労働」があり、このまま放置すると「日本の医療は崩壊する」と指摘している。

 現在の医療の現場がこのような状況であるならば、今後後期高齢者が激増することは明らかなので、人的財政的に何らかの手を打たないと近いうちに本当に医療が完全に崩壊してしまうかもしれない、という医師会の現場の声なのだから信憑性は高いと思ふ。確かに財政的にみると当地の自治体病院はほとんど崩壊してしまっている。

 新高齢者医療制度を巡って政治家が喧々諤々と議論をしているうちに、医療の現場が加速度的に崩壊してしまったら一体誰が悪いことになるのだろう?日本が本当の姥捨て山国家になったら、その責任は誰にあるのだろう、と思った次第である。
posted by あど at 05:49| 青森 | Comment(3) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月23日

#1782 seesaaからのお知らせ 【新機能 2】RSSにアフィリエイト広告を表示する機能

 2008年05月22日01:45にこんなアナウンスが流れていた。

 「Seesaaブログ、機能強化と新機能追加のお知らせ

 内容は

 A【機能強化】再構築の自動化
 
 B【新機能 1】記事のページング機能

 C【新機能 2】RSSにアフィリエイト広告を表示する機能

 の3点である。これらのうちAとBは特に問題はない。少し便利になったと思ふ。

 Cの新機能については、不可解極まる、というか理解に苦しむというか余計な御世話というべきだろう。デフォルトでこんな機能がつくのは信じられかったが、大急ぎでRSSにアフィリエイト広告を表示しないように設定しなおした。新機能2が付加された時の設定を見ると広告表示件数が2になっていた。

 RSSを受信されている人には妙なものを配信して迷惑をかけたと思ふので、この場を借りてお詫び申し上げます。m(_ _)m

 まあそれにしても、seesaaとしては親切心でやったことだろうが、少なくとも変更する際にデフォルトはRSSにアフィリエイト広告をしないという設定にするのが常識的だと思ふのだが、そんな具合に考える人は少数派なのだろうか?どうも今一つ分からないのであえてカキコした。


 記事の内容
 【新機能 2】RSSにアフィリエイト広告を表示する機能
ブログで出力されているRSSにアフィリエイト広告を表示することが可能になりました。この「RSS広告」は、クリック後のスポンサー検索で成果があった場合に、1〜25円の広告報酬がご利用者様のペイメントに支払われます。みなさまのブログのメディア価値向上に、今回新たに追加された「RSS広告」を有効にご活用ください。

「RSS広告」は、以下の操作でご利用いただけます。
1.マイ・ブログにサインイン
2.対象となるブログのブログ名をクリック
3.操作メニューから「設定>広告設定>RSS広告」のプルダウンで表示させたい広告件数を選択
4.「保存」ボタンをクリック
以上の操作で、1ページの表示件数を設定することができます。
posted by あど at 16:52| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

#1781 全仏予選ラウンド全滅

 錦織圭【Kei Nishikori JPN (5) 29 December 1989 99】が消え、米村明子が消えたので日本から予選ラウンドに出場していた男子1名、女子5名の選手は全員敗退した。

 例年通りなのでいちいち驚かない。ただ、錦織は予選ラウンドに出場している選手の中では最も若くランキングも99位と高かったので、少し残念ではある。大器なのは間違いないが、問題は大輪の花を咲かせる時期だけだろう。そしてそれは来年のウインブルドンあたりかもしれないと期待している。

 予選の最終ラウンドに残っている選手名と国籍・年齢・Current 52 week rank for singlesをチェックしてみた。あと1勝すれば本戦に出られるので、どの選手もここが正念場である。全てのコートで恐ろしく緊迫した試合が展開されることだろう。

 32名の選手を眺めると、国籍が多様なことに驚く。囲碁の世界選手権がせいぜい日本・中国・韓国・台湾あたりの選手が優勝を持ち回りしているのと好対照である。ひょっとすれば、将来的には囲碁もこんな感じになるだろうと思ふが、未だに国際的なレーティングも確立されておらず、まだまだ長い年月を要するだろう。

 そしてテニスの発祥の地はイギリスかもしれないが、予選最終ラウンドにイギリス選手の名前が見えない。イギリスで開催されるウインブルドン選手権でも長いことイギリスの選手は優勝していない。毎年その競技の発祥の地の選手が大活躍するとは限らなくなったときが、その競技が成熟した証なのかもしれない。なんとも皮肉なことではある。きっとイギリスにも「何故イギリス人はテニスが弱いのか?どうしたら強いテニス選手を育成できるのか?」と吠えている頑固な年寄りがいるだろうと睨んでいるが、それはどこの国にもあることかもしれない。きっとイギリスでは、そういう御仁を季節の風物詩として眺めるのが「紳士のたしなみ」として定着しているような希ガス。

 男子
 Eduardo Schwank ARG (1) 23 April 1986 74
 Ilia Bozoljac SRB 2 August 1985 209

 Thomaz Bellucci BRA (2) 30 December 1987 75 
 Tomas Zib CZE 31 January 1976 203

 Luis Horna PER (3) 14 September 1980 82
 Diego Junqueira ARG 28 December 1980 164

 Evgeny Korolev RUS (4) 14 February 1988 88
 Jean-Rene Lisnard MON 25 September 1979 229
 
 Simon Greul GER 13 April 1981 193
 Yuri Schukin KAZ 26 June 1979 159

 Scoville Jenkins USA 23 September 1986 228
 Ruben Ramirez Hidalgo ESP (21) 6 January 1978 140

 Roko Karanusic CRO (7) 5 September 1982 111
 Ivan Miranda PER 8 March 1980 171

 Miguel Angel Lopez Jaen ESP 29 November 1982 179
 Thiago Alves BRA 22 May 1982 208

 Jesse Huta Galung NED 6 October 1985 188
 Marc Lopez ESP 31 July 1982 176

 Daniel Brands GER 17 July 1987 200
 Pablo Andujar ESP (28) 23 January 1986 149

 Sebastian Decoud ARG 18 September 1981 248
 Victor Crivoi ROU 25 May 1982 280

 Rik De Voest RSA (12) 5 June 1980 128
 Nicolas Devilder FRA (27) 25 March 1980 148

 Bjorn Phau GER 4 October 1979 160
 David Marrero ESP 8 April 1980 141

 Josselin Ouanna FRA 14 April 1986 227
 Maximo Gonzalez ARG (19) 20 July 1983 137

 Dawid Olejniczak POL 1 March 1983 199
 Paul Capdeville CHI (22) 2 April 1983 141

 Frederico Gil POR (16) 24 March 1985 134
 Santiago Giraldo COL 27 November 1987 
posted by あど at 05:39| 青森 | Comment(4) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月22日

#1780 全仏予選ラウンド始まる

 5月25日に開幕する全仏Rolandgarrosの予選ラウンドが始まり、日本期待の錦織は何とか1回戦を突破した。女子は米村が1回戦を突破したが、あとの4人は負けた。対戦相手の年齢とランキングを見ると、Sandra Martinovic BIHは28歳で216位、Kinnie Laisne FRAは18歳で584位、Margalita Chakhnashvili GEOは25歳で180位、Anastasiya Yakimova BLRは21歳で171位、Renata Voracova CZE (8)は24歳で110位である。

 今のところ全く例年通りの流れで、先日のクルム伊達効果が出るのは数年先なのかもしれないし、永久に出ないかもしれないなあ、と少しがっかりした。最近は世界中の若者が真剣にテニスに取り組み、才能のある選手が次から次へとどんどん出てくるようになった。弱い者は自然淘汰されるだけだ。

 錦織の相手のJuan-Martin Aranguren ARGは24歳235位で、スコアを見ると結構接戦だったような印象を受ける。次の相手はSimon Greul GER 26歳で、今のランキングが193位だが、一時は75位まで上がった選手で、相手にとって不足はない。第6コートで現地時間の11時から試合開始予定だ。

 グランドスラムの予選ラウンドに出てくる選手は皆若くて強くて真剣なので、激戦が多い。もし全仏を見る機会があったら、やはり予選ラウンドから見るだろうと思っている。

Men's Qual. Singles
1R Kei Nishikori JPN (5) df Juan-Martin Aranguren ARG 16/63/62

Women's Qual. Singles
1R Sandra Martinovic BIH df Kumiko Iijima JPN 57/26
1R Kinnie Laisne FRA df Natsumi Hamamura JPN 16/16
1R Margalita Chakhnashvili GEO df Rika Fujiwara JPN 57/61/36
1R Anastasiya Yakimova BLR df Junri Namigata JPN 57/36
1R Akiko Yonemura JPN df Renata Voracova CZE (8) 64/75

080522.jpg
posted by あど at 05:23| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月21日

#1779 竹島問題

 5月18日にこんなニュースが流れた。

 「文部科学省は、12年春から全面実施される中学の改訂学習指導要領の解説書で、韓国と領有権をめぐって争いのある竹島について「我が国固有の領土」と明記する方針を固めた。解説書は7月ごろまでにまとめる予定。法的拘束力はない。」

 この報道を受けて韓国の新聞は一斉に強い調子で反発をしている。その論法は韓国が実効支配しているのだから、明らかに竹島は韓国に領有権がある、というものである。既に決着がついている問題を蒸し返してどうする?という調子だ。しかし、この問題は現在係争中の未解決案件である。

 日本政府は「竹島は日本の領土である」ということを従来から一貫して主張している。学習指導要領解説書で突然主張し始めたわけではない。

 竹島問題は日本から見れば【島根県隠岐諸島の北西約160キロにあり、2つの小島と数十の岩礁からなる総面積約23ヘクタールの群島。他国占領の形跡がなく江戸時代初期までに日本の領有権が確立したとされ、明治38年に島根県に編入された。韓国の当時の李承晩大統領は1952年(昭和27年)、沿岸水域の主権を示す「李承晩ライン」を国際法に反して一方的に設定(後に廃止)。竹島の領有権を主張し、不法占拠している。】が定説であり、これは典型的な未解決の領土問題である。領土問題はすなわち外交問題である。

 福田内閣が毅然とした態度で冷静に外交問題を処理することを願う。

【社説】日本に指導者らしい指導者はいるのか朝鮮日報社説 記事入力 : 2008/05/20 09:23:20
【日本の文部科学省が7月までに完成させる予定の新しい中学校用社会科学習指導要領の解説書には、韓国と領有権を争っている独島(日本名竹島)について「日本固有の領土」とするよう指針を定めているという。これまでの学習指導要領やその解説書には、ロシアと領有権を巡り争っている北方四島についての内容はあったが、独島に関する記述はなかった。日本の民間教科書出版会社は、文部科学省の指針を参考にして教科書を発行するため、今回の措置で「竹島は日本の領土」と記す教科書が増える見込みだ。
 李明博(イ・ミョンバク)大統領は就任前にも、就任後の3・1 独立運動記念式典でも、「いつまでも過去に足を取られて足踏みばかりしているわけにはいかない」と話していた。こうした土台の上に立ち、李大統領と福田康夫首相は4月21日の韓日首脳会談で「成熟したパートナー関係と韓日新時代」を宣言した。独島・教科書歪曲(わいきょく)問題などでつまずいた韓日関係を後にして、未来を考える韓日関係へと向かって行こうというわけだ。
 両国首脳がこのように合意してから1カ月も経たないうちに、日本は再び韓国国民を蹴飛ばした。柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官は19 日、重家俊範・駐韓大使を呼んで厳重に抗議し、重家大使は「まだ方針が定まっていない」と答えた。韓日両国の関係が、うんざりするほど見てきた過去の姿にそのまま後戻りしてしまった。
 独島は大韓民国が実効的に支配している領土だ。日本が小・中・高校の児童・生徒に「日本の土地だ」と教えたとしても、韓国の地が日本の地になるはずがない。日本が独島を武力で占領しようと戦争を起こすのでない限り、独島が日本の地になる可能性は皆無だ。
 日本は、明らかに大韓民国の地である独島を「領土紛争地帯」であるかのように仕立て上げ、後々国際司法裁判所に取り上げられ審判を受けるときに備えて有利な資料を蓄積しているようだ。しかし、国際司法裁判所の審判対象は、紛争の当事国がともに国際司法裁判所の介入に同意した場合に限られている。大韓民国が自国の領土である独島を国際司法裁判所に引き渡す理由がどこにあるだろうか。だから、日本の現在の行動は到底理解し難く、日本の胸の内にはどんな欲深い考えが横たわっているのか、という疑問が大きくならざるを得ない。
 いたちごっこのように、両国、両国国民の関係を絶え間なくもつれ合うように仕向ける日本の行動を見ていると、日本社会の各界に果たして指導者にふさわしい指導者がいるのか、疑問に思わざるを得ない。今や日本社会の指導者は、日本のこうした百害あって一利なき行動に対し自らブレーキをかけなければならない。】


日本教科書の「独島」明記問題、李大統領が「強い対応」指示 東亜日報記事 MAY 20, 2008 03:56
【李明博(イ・ミョンバク)大統領は19日、日本が中学校の教科書に独島(トクド、日本名=竹島)を日本固有の領土と明記する方針だという日本マスコミの報道に関連し、「できるだけ早く日本側に真相を確認し、事実であれば、是正を強く求めるように」と、柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官に指示した。
日本のマスコミの報道が事実であると確定する前に「厳正対処」に乗り出したのは異例のことだ。柳長官は同日午前、重家俊範・駐韓日本大使を外交部庁舍に招致し、「独島の領有権を毀損するいかなる試みに対しても、厳重に対処する」という政府の方針を「厳重に」伝えた。
柳長官は、重家大使が「日本のマスコミの報道のように決定された事実はない」と述べたのに関連し、「権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日大使に日本側に接触して具体的な内容を把握した後で報告するように指示した。報告の内容次第では具体的な措置を取る方針だ」と述べた。
柳長官は続いて、内外のマスコミに対するブリーフィングを通じ、「韓国政府の立場は、歴史的にも国際法的にも独島が韓国固有の領土という点には異論の余地がないということだ」と強調した。
柳長官は政府の厳重な対処の背景について、「教科書問題はこれまで韓日間で敏感に対応してきており、若い世代の教育に影響を与えるため」とし、「未来志向的な韓日関係などを考慮し、教科書問題に対して政府が過去(2月)のように対応するよりは、我々の懸念を強く日本政府に伝える必要があると判断した」と述べた。
これに先立ち、日本の読売新聞は18日付で、文部科学省が中学校の社会科目の解説書に、「韓国と領有権紛争が起きている竹島は日本固有の領土」と明記する方針だと報道した。】

独島領有権を損傷する行為には厳重対処、柳明桓長官 聯合ニュース 2008/05/19 16:46 KST
【日本の文部科学省が、中学校社会科の新学習指導要領解説書に独島を「わが国固有の領土」と明記する方針を固めたとの日本報道に関し、外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官は19日の会見で、「独島の領有権を損傷するいかなる企みにも厳重に対処する」と強調した。歴史的にも国際法的にも、独島が韓国の固有領土であることに異論の余地はないというのが政府の立場だとしている。政府の今後の対処方向については、現在のところ念頭に置いている具体的な行動はないと話した。
 今回の事態に「厳重対処」方針を示した背景に関しては、「教科書問題はこれまで韓日が敏感に対応してきた問題で、若い世代の教育に影響を与えるため、この問題については強い懸念を日本政府に伝える必要があると判断した」と説明した。
 これに先立ち柳長官は、同日午前に日本の重家俊範駐韓大使を外交通商部に呼び、韓国政府の抗議の意向を強く表明している。重家大使はそれに対し「日本メディアが報じたような方針が決められたことはない」と答え、韓国政府の立場を早急に日本政府に伝える考えを示した。】
posted by あど at 05:47| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(1) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月20日

#1778 トリックスター

 18日の日曜日に都心の一角に木製のトラックが出現し、スプリントグランプリ「トリックスター」が行なわれた。といっても何のことか分からないと思ふ。スプリントは単純に言えば二人の選手が一緒に走ってどちらがゴールに先に入るのかを競う競技で、見た目にどちらが勝ったか分かりやすく、なお且つスリリングな競技である。

 スプリントの世界選手権を1976年から86年まで10連覇したのは中野浩一選手で、この大記録は日本では忘れ去られているがヨーロッパでは中野浩一は最も有名な日本人として知られている偉人である。

 中野浩一は92年に最後まで優勝できなかった唯一の特別競輪・高松宮杯競輪の決勝戦二着を最後に引退した。優勝したのは滝澤正光、三着は井上茂徳で、三人が並んでゴール線に入った時のファンの大歓声を最後に中野は引退し、それと共に競輪も坂を転げ落ちるように衰退したのは周知のとおりである。今でもあのレースを名レースとして一番に挙げる人は多い。競輪の奥深さ面白さを満喫できる素晴らしいレースであった。そして驚くことに滝澤正光48歳は未だに現役の競輪選手で、おそらく滝澤が引退する時は年老いた競輪ファンが大挙してお別れに集結するだろう。滝澤が引退すると競輪事業そのものが終焉を迎えるのかもしれない。今のままならそうなる可能性は高い。

 まあ、そんなたわごとは置いといてトリックスターで優勝・準優勝した選手を紹介する。両者とも今は一流選手だが、競輪学校時代は目立った成績を残していない。選手としてデビューしてから余程精進したと思われる。

 優勝した長塚智広(ナガツカ トモヒロ)選手はご存知の方も多いだろうが、アテネ五輪の銀メダリストで29歳、現役の競輪選手で「身長182.0cm・体重78.0kg・胸囲100.0cm・ウエスト79.0cm・背筋力220.0kg・靴のサイズ30.0cm・競輪学校順位61位・出走数573・優勝26回・勝率30.8%・獲得賞金190,100,600円」である。昨年の出走数は96回であった。おそらくあまり休養するヒマがなかったと思はれる。

 トリックスターの後のインタビューでは【ヨーロッパでは、自転車競技はメジャースポーツで、よくこのようなイベントが行われていると聞いている。こういう機会を通じて、自転車をもっと、特に若い人に見てもらいたい。人間がどこまで早いスピードを出せるか、というスポーツとしての魅力を感じて欲しい。】と述べている。

 準優勝した永井清史(ナガイ キヨフミ)選手は同じく現役の競輪選手で北京五輪の日本代表であり、18日が25歳の誕生日で「身長174.0cm・体重83.0kg・胸囲100.0cm・ウエスト-・背筋力230.0kg・靴のサイズ27.0cm・競輪学校順位19位・出走数313・優勝20回・勝率34.5%・獲得賞金109,353,414円」である。

 トリックスターの後のインタビューでは【自転車競技を間近で見たことがある人は少ないと思うので、そのような人たちの前で自転車競技のスピード感や魅力を伝えることができたので、非常に良かったと思う。】と述べている。

第一回「自転車スプリントGP『トリックスター』in 丸の内」の結果について

 そしてトップアスリートのスピードを間近に見た人があまりの迫力に驚き、「今度は競輪場に足を運んで、競輪を観戦してみたい」という感想を述べている。

 こういう企画を年に一度でも実行できれば、競輪も変わるのかもしれない。競輪選手は実はトップアスリートである、ということを実感して貰えるのは選手にとってもファンにとってもいいことだと思ふ。他の競技と同様、別に金銭を賭けなくとも自転車競技を楽しむことは出来るのだ。とにかく普通の人に競技の迫力を見てもらえなければお話にならない。話はそれからだろう。

 来年も再来年もこの企画が実行されることを望む。

丸の内を競輪選手が駆け抜けた!!北京五輪PR「トリックスター」

【路上で競輪選手が“プロのスピード”を披露―。北京五輪自転車競技PRイベント、第1回自転車スプリントGP「トリックスター」が18日、東京・丸の内で行われた。
 オフィス街に設置された直線の木製走路で、アテネ五輪銀メダリストの長塚智広(29)=茨城=をはじめ、アマ一人を含む8選手がスプリント対決。沿道に集まった約6000人の観客は、ゴールを全力疾走する迫力満点のシーンに魅せられていた。
 首都のオフィス街・丸の内仲通りに、1日限定の自転車走路が出現した。直線300メートル、幅3・5メートルの木製トラック。通行人の目の前で1対1の150メートルスプリント対決だ。歩道ぎりぎりに詰めかけた観客は、間近で見るトッププロのスピードに驚きの声をあげた。
 予選、セミファイナルを勝ち抜き、決勝は長塚と永井清史(25)=岐阜=の北京五輪日本代表選手同士のマッチ。接戦を制して初代“チャンピオン” に輝いた長塚は「五輪まで残り3か月。食事制限などでストレスのたまる時期だったが、解消するいい機会になった。自転車をもっと、若い人に見てもらいたい」と、五輪に向けての抱負を笑顔で語った。
 通りがけに初めて自転車のスピードを“体感”した板橋区の会社員・木下裕介(30)さんは、「ビュンと風を切る音が鳴って、こんなにスピードが出ているとは思わなかった。もっとこのようなイベントを増やしてほしい。今度は競輪場に足を運んで、競輪を観戦してみたい」と、生で見るトップレーサーの速さに魅入られた様子だった。】
posted by あど at 05:38| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月19日

#1777 農業白書

 農林水産省のHPからホーム > 政策情報 > 白書情報と辿ると「平成19年度 食料・農業・農村の動向 概要」という頁が出てくる。ひょっとするとこれが農業白書と呼ばれるものかもしれない。間違っていたらスマソ。

 表紙・目次(PDF:349KB)
 トピックス − この1年の特徴的な動き −(PDF:672KB)

 第I章 特集 − 農業・農村の持続的な発展と循環型社会の形成 −
 第1節 農業の体質強化と農村地域の活性化(PDF:828KB)
 第2節 地球環境対策と農村資源の保全・活用(PDF:1,860KB)

 第II章 食料・農業・農村の主な動向
 第1節 食料自給率の向上と食料の安定供給(PDF:1,119KB)
 第2節 農業の体質強化と高付加価値化(PDF:948KB)
 第3節 共生・対流の促進を通じた農村地域の活性化(PDF:906KB)

 という構成で、第二章第1節には(1)世界の食料事情と農産物貿易交渉、(2)食料自給率の向上と安全な食料の安定供給、(3)食の安全と消費者の信頼の確保、という興味深い項目が並んでいたので少し読んでみた。

 その中には食料自給率(供給熱量ベース)の図もあり、日本の推移を見ると1960年には8割あった自給率が2006年には39%と順調に右肩下がりに推移し、他国とは全く違う方針で農業政策が行われたことが如実にわかる。ちなみにフランスは128%、アメリカは122%、ドイツが84%、英国が70%、スイスが49%でスイスでさえも日本より上だが、スイスの場合は1960年から50%程度なので、日本とは大きく事情が異なる。とにかく日本は40数年をかけて食料自給率を8割から4割に減らした唯一の国であることは事実だ。

 仮に日本に対する輸入が完全に停止した場合のメニューが「食料の不測時の対応」として示されている。こういうのを余計なお世話的親切というのかもしれない。

 朝食はぬか漬け一皿に粉吹き芋一皿とごはん一膳、昼食は焼き芋2本にふかし芋1個とりんご1/4、夕食は焼き魚一切れに焼き芋1本とご飯一膳という実に質素なもので、今年から行われているメタボ健診で引っかかった人全員にこのメニューで数週間暮らすように指導すれば一石二鳥の問題解決ができるのではなかろうかと思われるほど質素である。政府公認ダイエット食として売り出せばそこそこ売れるかもしれない。

080519.jpg

 どうしてこんなことを調べてみようと思いついたかと言うと、今朝の産経新聞の主張【農業白書 農政にこそ改革が必要だ】を読んだからである。

 この論説で述べているように、【中国など新興国の経済発展、途上国の人口増加などで、世界の食料需要は増大の一途だ。世界人口は現在の66億から今世紀半ばには92億人となり、穀物需要は1・6倍に跳ね上がる見通しという。アフリカなどの最貧国では暴動で死者まで出ているありさまだ。】という実情を鑑みると、【温暖化による砂漠化の進行に加え、バイオ燃料ブームも国際食料価格を押し上げている。白書は、「食料の安定供給システムの確立」を急がねば、輸入食料に依存する日本は深刻な危機に直面すると訴えるのである。その基本的認識は間違いではなかろう。だが、重要なことは、それでは日本としていかに対応すべきかという確固たる政策だ。】という意見には激しく同意する。食糧危機が来ると後期高齢者医療制度の不備とか社会保険庁が扱った年金記録問題の杜撰さとか道路特定財源の見直しとか今現在大騒ぎしている諸問題は一瞬にして吹き飛ぶ筈だ。とにかく食べることが出来なければどうにもならない。

 一刻も早く食糧問題について超党派で論議し、国としての明確な方針を打ち出すべきだろう。

 孫子(まごこ)の時代を飢えの時代にしてはイケナイと思ふ。
posted by あど at 05:55| 青森 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月18日

#1776 クルム伊達公子の3週間

 クルム伊達公子のITF5万ドル夢の3週間が昨日全て終了した。優勝は奈良くるみと組んだ「クルくるコンビ」のダブルスだけであったが、シングルスは準優勝・ベスト8・ベスト8、ダブルスは優勝・ベスト16・ベスト8という結果で、37歳という年齢と12年間のブランクと日本独特の球足が遅く滑りやすいオムニコートという悪条件を考えると十分すぎるインパクトであった。

 これが全米全豪のようなハードコートであったなら、結果はまた違ったものになっただろうが、とにかくこうして伊達の過ごした3週間の記録を見ると、怪我をしないでよくここまで戦ったものだと感心せざるをえない。1週目は予選から戦った超ハードスケジュールで、このまま戦い続けるとさすがの伊達も壊れてしまうかもしれないと心配したが、2週目の福岡で短いラウンドで終えることが出来たのは幸いであった。福岡の早期の敗退は結果的に伊達の身体の負担を軽くしたような気がするが、これも伊達の持つ運の強さかもしれない。しかも試合終了と同時に伊達が自分のBLOGにその日の心境を綴っており、テニスファンとしては久々に至福の三週間であった。本当に素晴らしい時代になったものだと思ふ。

 とにかくフルマラソンを3時間20分で走り切るだけの体力がなければ、こんなスケジュールで戦うことは不可能だったはずで、伊達の凄さに改めて脱帽すると共に、これからしばらくはブログもお休みしてゆっくり休養するために旦那と一緒にどこかに雲隠れするのがよろしいのではなかろうか、と思ふ次第である。

 お疲れ様でした。

08年05月17日(土)久留米市ベストアメニティカップ ダブルス本戦準々決勝 新宝満川地区テニスコート
クルム伊達公子・高岸知代 vs 瀬間詠里花・瀬間友里加 6-3 1-6 13-15

08年05月16日(金)久留米市ベストアメニティカップ ダブルス本戦準々決勝
クルム伊達公子・高岸知代 vs リウ ワンチン・ザオ イジン 6-3 7-5
08年05月16日(金)久留米市ベストアメニティカップ シングルス本戦準々決勝
クルム伊達公子 vs 米村知子 2-6 2-6

08年05月15日(木)久留米市ベストアメニティカップ ダブルス本戦1R
クルム伊達公子・高岸知代 vs 道慶知子・倉田裕子 7-5 6-3
08年05月15日(木)久留米市ベストアメニティカップ シングルス本戦2R
クルム伊達公子 vs シューイーミャオ 6-3 6-2

08年05月14日(水)久留米市ベストアメニティカップ シングルス本戦1R
クルム伊達公子 vs 久松志保 6-1 6-0


08年05月09日(金)福岡国際女子テニス2008 シングルス本戦準々決勝 博多の森テニス競技場
クルム伊達公子vs 中村藍子 2-6 2-6

08年05月08日(木)福岡国際女子テニス2008 シングルス本戦2R
クルム伊達公子・藤原里華 6-1 (5)6-7 6-4 

08年05月07日(水)福岡国際女子テニス2008 シングルス本戦1R
クルム伊達公子 vs Nicole Kriz 6-4 6-2

08年05月06日(火)福岡国際女子テニス2008 ダブルス本戦1R
クルム伊達公子・土居美咲 vs Alison Bai (AUS)・Nicole Kriz(AUS) 7-6(4) 5-7 6-10


08年05月04日(日)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 ダブルス本戦決勝 岐阜メモリアルセンター
クルム伊達公子・奈良くるみ vs Melanie South (GBR)icole Thyssen(NED) 6-1 (8)6-7 10-7
08年05月04日(日)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 シングルス本戦決勝
クルム伊達公子 vs Tamarine Tanasugarn(THA) 6-4 5-7 2-6

08年05月03日(土)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 ダブルス本戦準決勝
クルム伊達公子・奈良くるみ vs Alison Bai(AUS)Nicole Kriz(AUS) 6-4 5-7 10-6
08年05月03日(土)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 シングルス本戦準決勝
クルム伊達公子 vs Melanie South(GBR) 7-6(5) 6-3 

08年05月02日(金)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 ダブルス本戦準々決勝
クルム伊達公子・奈良くるみ vs 波形純理・米村明子 3-6 7-6(2) 11-9
08年05月02日(金)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 シングルス本戦準々決勝
クルム伊達公子 vs 中村藍子 7-6(7) 4-6 6-3

08年05月01日(木)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 ダブルス本戦1R
クルム伊達公子・奈良くるみ vs 土居美咲・久見香奈恵 6-4 6-2
08年05月01日(木)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 シングルス本戦2R
クルム伊達公子 vs 山外涼月 7-6(8) 6-2

08年04月30日(水)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 シングルス本戦1R
クルム伊達公子 vs 藤原里華 2-6 6-4 6-4

08年04月29日(火)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 シングルス予選ファイナル
クルム伊達公子 vs 大西香 6-3 6-4

08年04月28日(月)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 シングルス予選2R
クルム伊達公子 vs 青山修子 6-1 3-6 6-3

08年04月27日(日)カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008 シングルス予選1R
クルム伊達公子 vs 田島杏奈 6-7 6-1 6-3
posted by あど at 06:05| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月17日

#1775 北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)

 日が経つにつれ中国四川省で発生した大地震の被害は予想以上に深刻で甚大なものであることが次第に明らかになってきた。

 AFPが配信した写真に写しこまれた被災者の顔は皆一様に疲れ果て、目に力がない。この目はどこかで見たことがあると記憶を辿ると、当地が昭和20年7月28日の深夜にB29の空襲を受けて、死傷者1767名・焼失家屋18045戸(市街地の88%)・罹災者70166名の被害を受けた時の被災者の目と同じだ。あまりにも悲惨な状況になると、国も民族も時代も超えて同じ表情になるのかもしれない。

 このニュースのトップの写真には、背景に5階建てのアパートらしき建物が写り、そのアパートの前に信じられない大きさの岩が3個並び、そのうちの1個が緑色のタクシーを押しつぶしている。まるで宇宙から巨大な隕石が落下したような有様で、どうすれば市街地にこういう巨大な岩石が転がり込んでくるのか理解に苦しむ。でもこれは今回の地震の凄さの一端であり、他の写真を見ると建物の崩壊の仕方が半端でない。まるで重爆撃機で爆撃されたような有様を呈している。これは震災の跡というより戦争の跡に似ている。今更建物耐震強度がどうのこうのと口にするのも憚られるような悲惨な壊れ方をしている。

 今回の震災にはまるで人知をあざ笑うかのような迫力がある。自然の圧倒的な力の前に人間は立ち向かえないのかもしれない。

 しかし、色々なニュースを検索すると少しは慰められる報告もある。

 福島香織氏の北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)にこんなことが書いてあった。

 【死者が5万人にのぼるとみられる空前の大災害となってしまいました。今朝は夕刊処理後、献血しようと(針こわいけれど)、王府井にいったのですが、午前9時半にはすでに、予約受付がおわっていました。朝5時から並んでいた人もいるそうです。通州という郊外から、バスで来た女性もいました。大学を卒業したばかりで仕事がみつからず、無職なのに100元もネット銀行を通じて募金したそうです。福島が上海留学していた98年当時は、やっと売血が禁止になったものの、まだ無償献血なんてとんでもない、という時代だったので、こんなふうに我先にと中国の普通のひとが献血に走る日がくるとは、感慨深いです。しかも、電車の乗り降りすらきちんと並べない人がまだ多いのに、献血ではきれいに並んでいるんですよ。募金熱にしろ、献血熱にしろ、今までの中国人のイメージはやはり変わらざるを得ないという感じです。■大災害は人々の価値観や人生観を根底から覆すきっかけになります。ひょっとしたら、中国はいま価値観の大転換、大革命を迎えようとしているのかもしれません・・・】

 確かにこの大震災が中国の価値観の大転換、大革命を迎えるきっかけになるのかもしれない。もしそうだとすれば多少は救いがあるのかもしれない。頭の中では同意することができる。

 それにしても、とボケ頭は愚考するのだ。

 それにしても、AFPの克明な写真を見るとあまりに被害が大きすぎて言葉を失ってしまうのだった。

【中国・四川大地震、犠牲者2万2000人超える 中国国営の新華社(Xinhua)通信は16日、12日に発生した四川(Sichuan)省を震源地とする地震により2万2069人の死亡が確認されたと伝えた。これに先立ち四川省の副知事は16日、全国に放送された記者会見で2万1500人以上の死亡が確認され、1万4000人が現在もがれきの下に生き埋めになっており、負傷者は約15万9000人に上ったことを明らかにしていた。中国政府は15日、今回の地震による最終的な死者数は5万人を超えるとの予測を発表しており、今回の地震が中国にとってここ数十年で最悪の自然災害となることは間違いない情勢だ。また現地のある高官は四川省では4800万人以上が家を失ったと語った。(c)AFP】

posted by あど at 05:58| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月16日

#1774 国際緊急援助隊

 昨日ようやく中国からの要請で日本の国際緊急援助隊が出発した。日本政府は四川の大地震発生当初から派遣の申し込みをしていたが、イラナイとお断りされていた。しかし、被災者の生死の分岐点といわれる発生から72時間をすでに経過してから派遣要請が来た。新聞を読むと、当初の消極姿勢を一転させた中国側の決断の背景には、チベット情勢をめぐり国際的孤立感を深める中、日本の人的支援を受け入れることで、日中間の順調な発展をアピールする政治的狙いが垣間見えると書かれていたりして、驚くことに人命よりも政治的狙いが優先されたらしい。そのために救える命が減ったのは事実だろう。消防庁によると、24時間以内で80%の被災者生存率は、48時間まででは30%未満に低下。72時間以内は15〜20%となり、これを過ぎると10%を割り込むと説明されている。

 四川大地震 東京消防庁と警視庁が緊急救助隊を派遣

 今回の体制は【緊急援助隊は、東京消防庁のハイパーレスキュー隊員ら消防関係17人、警視庁機動隊員ら警察20人、海上保安庁の特殊救難隊員や潜水士ら13人、JICAから派遣される医師・看護師らで構成。警察犬3匹のほか、がれきの下で被災者を捜すファイバースコープや削岩機などの機材も持ち込まれる。】である。

 そして外務省のHPには「国際緊急援助隊制度」の説明がある。

【通常時の体制 国際緊急援助隊は、自然災害等の規模、状況に応じて、「救助チーム」(警察庁、消防庁、および海上保安庁他の救助隊から編成される。)、「医療チーム」(医師・看護師・薬剤師・医療調整員および業務調整員から編成される。)、「専門家チーム」(災害応急対策、災害復旧活動を行うもので、関係省庁等から各分野の専門家を派遣する。)、「自衛隊の部隊」の4種類の援助隊を単独、または組み合わせで派遣できる。通常時は外務省経済協力局国際緊急援助室と、関係省庁の担当者、JICAの国際緊急援助隊事務局が中心となり、派遣に備え緊急時の連絡先を登録し、24時間対応可能な体制を整備している。】

【派遣時の体制 (i)要請から派遣まで」の特徴は、1)被災国政府または国際機関からの要請が派遣の第一の前提であること、2)その後、関係省庁と協議を行い、外務省本省がチームの派遣決定を行ったうえで、 JICA国際緊急援助隊事務局に派遣命令を行い、3)JICA国際緊急援助隊事務局の支援の下、適切なチーム構成で緊急援助隊を派遣することである。この手続きについては、制度の創設時から現在まで大きな変化はない。(ii)被災国における活動」体制の特徴は、 1)被災国、または経由地・近隣諸国の在外公館やJICA事務所、現地の海外青年協力隊員等の支援を得て、国際緊急援助隊の活動を実施する、2)援助活動においては、各チームの団長が指揮を執ることである。これは、被災国での効率性、有効性をさらに高めるためにチーム派遣毎に見直され、マニュアル、携行資機材の整備、チーム人数・構成の変更が進められてきた。】

 瓦礫の山から生存者を探し出し、救出の中枢をなすのが国際緊急援助隊の国際消防救助隊で、そのスローガンは

"Our field is the world wide. Anywhere, anytime, anybody, anyhow, we rescue you."
「活動現場は世界の国々 いつでも 誰でも どこへでも どんな災害でも レスキューします」である。

 その志や良し。ガンガレ!

 被災地の状況をニュースで垣間見ると、あまりにも災害の規模が大きく、一体生存者が何人いるのかも確認のしようがないほどである。しかも通信網・交通網は至る所で遮断され、水も食料も医薬品も何から何まで不足している。こんな未曾有の大災害が生じているのに政治的狙いなどという脳天気な思惑をしている時間はない。そして日本外務省幹部の「日本が中国に駆け付けて協力する姿勢を中国国民に見てもらうことが大事」などという談話も、中国政府の政治的な狙いという話と大同小異で、被災者の目前でそんな話をすると、大勢の被災者の逆鱗に触れることだろう。

 一刻も早く国際消防救助隊が救出活動を行い、救える命が一つでもあることを祈っている。

 奇しくも40年前の今日「1968年十勝沖地震」が発生した日である。あの日の午前9時48分53秒に発生した地震で建物は座屈し、もはやこれまでと思った恐怖は未だに消え去ることはない。
posted by あど at 09:47| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

#1773 新・科捜研の女

 番組の宣伝文句はこんな具合にカキコされていた。

第4話 脳指紋は語る! 7年前に見た殺人事件現場

【公園の階段から転落し意識不明のまま病院に収容されていた男が、7年経って突然意識を取り戻した。その男、大手電機メーカーに勤めていた星野亮輔(柏原収史)は、土門刑事(内藤剛志)の事情聴取に、7年前に公園で若い女の死体を見たと告げる。だが、前後の事情はあいまいで、殺された女の顔も覚えていないというのだ。
星野が死体を見たという場所をマリコ(沢口靖子)たちが調べたところ血液反応が現れる。だが、死体を埋めたような跡はない。そこでマリコは、潜在的に脳に刻み込まれた記憶を呼び覚ます脳指紋検査によって殺された女を特定しようと提案する。星野は、この検査を受ける代わりに自分の婚約者・柴本夏美(遊井亮子)に会ってきてほしいとマリコに懇願する。意識を取り戻してすぐに連絡を取ったにも関わらず顔を見せないというのだ。
マリコは、星野と同じ会社に勤めている夏美に会った。だが夏美は、今では新しい恋人が出来たからと、星野に会うことを拒否したのだった。
数日後、マリコは星野が意識を失う以前に失踪人届けがあった若い女性の顔写真を使って脳指紋検査を行った。そしてその結果、二人の女に対して星野は反応を示したのだ。
やがて、二人のうちの一人、永井由紀枝(金子さやか)が未だに行方がわからないことが判明するが…。<脚本:岩下悠子 監督:藤岡浩二郎> 】

 このドラマのキーワードは「脳指紋brain fingerprinting」だろう。早速調べた。www.wired.com 2001年10月の記事にこんなものがあった。例の9.11アメリカ同時多発テロ事件直後のことである。この記事に関する信憑性は不明である。今から思ふと同時多発テロそのものに多少の疑義があるのでこの情報も眉唾物という気がしないでもない。

Thought Police Peek Into Brains

U.S. investigators are facing the daunting task of sorting through more than 700 suspects in connection with the Sept. 11 terrorist attacks. A neuroscientist from Iowa says he's got the perfect tool to help them do it.
 米国の捜査当局は、700人を超える容疑者の中から9月11日のテロ攻撃に関与している者を判別するというやっかいな作業に追われている。アイオワ州の神経化学者、ローレンス・ファーウェル博士は、当局がそうした捜査を進めるのにうってつけの装置を開発したと話す。

Lawrence Farwell says he has devised a test that will ascertain whether the suspects have criminal knowledge of the terrorist attack by measuring their brainwaves. He calls it "brain fingerprinting."
 ファーウェル博士は、容疑者の脳波を測定して、その容疑者がテロ攻撃の犯罪に関することを知っているかどうか確かめる検査法を考案したという。ファーウェル博士は、これを『脳指紋法』(brain fingerprinting)と呼んでいる。

It a nutshell, it works like this: A subject's head is strapped with electrodes that pick up electrical activity. He sits in front of a computer monitor as words and images flash on the screen. When he recognizes the visual stimuli, a waveform called the P300 reacts and the signal is fed into a computer, where it is analyzed using a proprietary algorithm.
 脳指紋法の仕組みを簡単に述べると、次のようになる。まず、脳の電気的活動を検出する電極が付いたバンドを被験者の頭部に装着する。被験者がコンピューター画面の前に座ると、画面に言葉や映像が次々と表示される。被験者が視覚的な刺激を受けると、『P300』と呼ばれる脳波の波形に反応が現れる。この信号をコンピューターに取り込み、博士が独自に開発したアルゴリズムを使って解析する。

In police cases, a suspect is shown data that only a person with intimate knowledge of the crime would know, such as details about the crime scene or the weapon used. If the suspect's P300 waves reacted to the data, it would be an indication of guilt, Farwell said.
 警察の捜査に応用する場合、犯罪に深く関与している者しか知り得ない、事件現場や使用された凶器などに関する詳細なデータを容疑者に見せる。ファーウェル博士によると、P300脳波がそのようなデータに反応すれば、容疑者は犯罪に関わっている可能性があるという。

For the terrorist investigation, suspects could be shown pictures and terminology known only to members of a terrorist group, such as the word "al-Qaida" written in Arabic, or the instrument panel of a 757, he said.
 博士によれば、テロリストの捜査では、テロリスト集団のメンバーしか知らない写真や、特殊な用語などを容疑者に見せることが考えられるという。たとえば、ビンラディン氏率いるテロ組織の名称『アルカイダ』をアラビア語で綴った文字や、テロ攻撃に使用されたボーイング757型機の計器盤などだ。

"There is no question from a scientific perspective that this is an extremely useful tool in the war against terrorism," said Farwell, who says he has tested more than 170 people and has a 100 percent accuracy rate in determining a recognition response. "It's extremely important to the national interest to implement this as soon as possible."
 ファーウェル博士は、「科学的見地からすれば、これがテロリズムとの戦いにおいてきわめて有用な道具だということは間違いない」と語る。博士によれば、170人以上の被験者でテストを重ねたところ、100%正確に識別反応を確認できたという。「これを一刻も早く現場に投入することが、わが国の国益にとってきわめて重要だ」

Farwell said his test proved the innocence of a convicted murderer in Iowa and was capable of separating civilians from agents in a field trial at the FBI.
 ファーウェル博士によると、アイオワ州で殺人罪で有罪判決を受けた被告が、脳指紋法によって無実を証明されたという。さらには、米連邦捜査局(FBI)での実地試験で、民間人とFBI捜査官とを識別できたとのこと。

In fact, the agent who supervised the FBI field trials was so impressed with the results that he joined Farwell's company, Brain Wave Science, after he retired from the agency.
 実際、FBIでの実地試験を指揮した捜査官の1人は、その結果にたいへん感銘を受け、捜査官を退職したのちにファーウェル博士の米ブレイン・ウェーブ・サイエンス社に入社した。

"This is based on sound science -- I've seen it work," said Drew Richardson, the former supervisory special agent who now gathers proprietary crime information for Farwell's tests.
 「この技術は、健全な科学に基づいており――私が確認したところでは、有効に機能するものだ」と語るのは、元FBI特別捜査官のドルー・リチャードソン氏。同氏は現在、ファーウェル博士の検査法に用いるための犯罪関連情報を独自に収集している。

But Farwell has many detractors, including his former professor and mentor at the University of Illinois, Emanuel Donchin. The two men published a paper together on "Brain Fingerprinting" in the Journal of Psychophysiology in 1991.
 だが、ファーウェル博士に批判的な立場を取る者も多い。かつて博士の指導教授だったイリノイ大学のエマニュエル・ドンチン博士もその1人だ。2人は1991年、『脳指紋法』と題した論文を共同で『精神生理学ジャーナル』誌に発表している。

"We made it very clear in that paper that ours is just a lab demonstration of the feasibility of the approach and that considerable research is necessary before this can be used in an applied setting as help in any kind of investigation," Donchin said. "As far as I know, none of the necessary work was done in the intervening 10 years."
 「われわれは論文の中で、次の点を非常に明確にしている。すなわち、このアプローチが実験段階で実行可能なことを示したにすぎず、実際の捜査に応用できるようになるまでには、まだかなりの研究が必要ということだ」とドンチン博士。「だが私の知る限り、その後の10年間で、必要な研究は何一つなされていない」

Richardson admits that more research needs to be done to check how age, race, sex and other variables affect the test's outcome. But he adds that the technology's detractors are mostly polygraph test proponents, who "have victimized hundreds of thousands of people" with their flawed methodology.
 リチャードソン氏も、年齢、人種、性別などの要因が、検査の結果にどのような影響を及ぼすかを調べるために、さらなる研究が必要なことは認めている。だがリチャードソン氏は、脳指紋法に批判的な人々の大半が、方法論に欠陥があるために「何十万という人々が犠牲になった」嘘発見器による検査を支持している、と付け加えた。

Richardson says brain fingerprinting is superior to lie detectors. Polygraphs measure biological responses -- including breathing, pulse, blood pressure and perspiration -- to questions in an effort to tell whether someone is lying or telling the truth.
 リチャードソン氏によると、脳指紋法は嘘発見器よりも優れているという。嘘発見器は、質問に答える際の被験者の呼吸、脈拍、血圧、発汗などの生物学的反応を測定し、嘘をついているか、正直に答えているかを見分けようとするものだ。

Critics of the polygraph say the test can be easily fooled; people can train themselves to suppress their emotional responses through rehearsal or can change them by pinching themselves, for example.
 嘘発見器に批判的な人々に言わせると、嘘発見器による検査は簡単に欺けるという。たとえば、前もって練習すれば情緒反応を抑圧する力を養えるし、自分の体をつねって情緒反応を変化させることも可能だというのだ。

You can't control your brainwaves, Richardson argues.
 それに対し、脳波はコントロールできないとリチャードソン氏は主張する。

But a leading brain researcher at the University of California in San Diego -- who also happens to be a former student of Donchin -- said brainwaves can't hand down a guilty sentence either.
 だが、カリフォルニア大学サンディエゴ校の著名な脳科学者であるマータ・クタス教授――やはりかつてドンチン博士の学生だった――は、脳波を測定しても有罪判決は下せないと述べている。

"It's like saying you can measure brain activity from someone's scalp and read their mind," said Marta Kutas. "You can see differential electrical activity, but you can't read the electrical activity as if it were words. You can say it's different, but you can't interpret it."
 「頭皮を通して脳の活動を測定すれば人の心が読めると言っているようなものだ」とクタス教授。「特異な電気的活動は測定できるけれども、その電気的活動をあたかも言葉のように読み取ることはできない。違いを判定することは可能だが、それを解釈することは不可能だ」

Brain fingerprinting is also limited by the fact that it depends on the examiner's subjective interpretation of the results, she said. But Kutas did allow that neuro-imaging may be useful to investigators if it is in conjunction with other physiological tests, such as the polygraph.
 クタス教授によると、検査を行なう側が検査結果を主観的に解釈した内容に左右される点でも、脳指紋法には限界があるという。だが、神経画像診断を嘘発見器などの他の生理学的検査と組み合わせて用いれば捜査に役立つかもしれないとクタス教授は考えている。

[日本語版:河原 稔/高森郁哉]

 要するに嘘発見器より脳指紋のほうが使えそうだが、検証実験が全く行われておらず実用化にはほど遠いということらしい。考え方はDNA指紋法(dna fingerprinting)と酷似している。でもDNA指紋法という言葉はあたかもヒトDNA情報の全てを解析するという印象を与えるので、今は使っていない筈だ。調べると今は法律で特定DNA型を定め、特定の部位だけを検査するように決めている。平成十七年八月二十六日国家公安委員会規則第十五号によると、特定DNA型とはMCT一一八及びアメロゲニンとイ D八S一一七九 ロ D二一S一一 ハ D七S八二〇 ニ CSF一PO ホ D三S一三五八 ヘ TH〇一 ト D一三S三一七 チ D一六S五三九 リ D二S一三三八 ヌ D一九S四三三 ル vWA ヲ TPOX ワ D一八S五一 カ D五S八一八 ヨ FGA の17座位のことである。これ以外の部位は検査できないとされている。これらの検査部位には病気とか遺伝とか個人情報に関するものは含まれていない、ということになっている。それに比べると脳指紋法は脳細胞のどの部位の情報を検査しているのか不明で、脳の奥に秘められた秘密の個人情報が読み取られる恐れがあり、とても個人情報保護に耐えうるものとは思えないので、たとえ捜査に貢献できるとしても活用することはムリポだろう、と思ふ。

 とまあこんなことを調べるのに1時間もかかってしまい、結局ゴン沢口靖子嬢の姿を拝見する前に睡魔に襲われてしまった。どんなドラマだったのだろう。orz
posted by あど at 05:40| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする