簡単に言うと現在の世界ナンバー1は6775ポイントを持っているフェデラーで、錦織圭は446ポイントを持っているので99位である。ツアーに参加する選手は試合に勝ったり負けたりするたびに、試合のランクに応じてコンピュータシステムによりポイントが自動的に加算減算される。参考までに末尾にITFのポイント表とATPのポイント表を添付した。ITFはATPより格が落ちるので獲得できるポイント数は少ない。ちなみにグランドスラムで優勝すると200ポイントで、フェデラーの持つ6775ポイントがいかに大きな数字かが知れる。彼は天才中の天才なのである。
錦織圭が446ポイントを獲得するためにはかなり上位のツアーで好成績を残さなければ無理で、最も効率よくポイントを獲得できるのはグランドスラムで優勝することだが、グランドスラムに出場するためには概ね100位以内にいなければ本戦出場資格がない。つまり錦織がどんなに強くともポイントがなければ予選から出場しなければならないので、優勝までの道のりはかなり遠くなる。そういう意味で錦織圭がATPランキング99位に入ったというニュースは、彼が大きく飛躍するチャンスを掴んだことになり、まことに日本のテニス関係者にとっては朗報であった。
クルム伊達公子がITF5万ドルの岐阜カンガルーカップで先日準優勝したのは記憶に新しい。伊達がこの大会に出て獲得したポイントはシングルス32ポイント、ダブルス45ポイントで、これはWTAツアーランキングの500位に相当する。そして、JTAランキング女子シングルス(2008年3月度)を見ると第1位が杉山愛でATPポイントが207.9、13位が高尾恵理加の34.5なので伊達がJTA20位以内のポイントを獲得したのは間違いないだろう。
そして、実は伊達が選手として復帰した目標のひとつが今年の全日本選手権に出場することで、出場資格はJTAランキング上位29名という条件があったのだ。復帰緒戦でその条件を楽々クリアした伊達はさすがだと思ふ。しかもITF5万ドルの大会に3週間連続で出る(28 Apr / 04 May 08 GIFU・05 May / 11 May 08 FUKUOKA・12 May / 18 May 08 KURUME)という強行スケジュールは、JTAランキングポイントを獲得すると共に、ATPのランキングを得るには最低3大会の出場が必要という条件を満たすためであったらしい。まさかそんなこととは露知らず、無謀なスケジュールを組んだものだと思って批判めいたことをカキコしたりしたが、自分の不明を恥じるだけである。スマソ
今日は福岡でシングルス2回戦を第6シードの藤原里華と戦う。
藤原が自身のBLOGで昨晩述べているように、どの程度「あがく」のか興味は尽きない。ぜひ雪辱を果たして貰いたい。また、そうならなければ藤原の飛躍は有り得ない。
福岡の天候は今日も晴れ。
お互いにベストの試合になることを願っている。
参考資料
クルム伊達が日本テニス界に与えた衝撃 カンガルーカップ大会総括 内田暁
40LOVE
ITF
【国際テニス連盟(英語 : International Tennis Federation)は、テニスの国際統括団体。略称はITF。本部はイギリスのロンドン郊外にあるローハンプトン(Roehampton)に置かれている。1913年にフランス・パリにて12カ国の参加のもとITLF(国際ローンテニス連盟)として設立された。1977年に「ローン(芝)」という単語を削除しITFとなった。現在、世界で203協会が加盟している。現在の会長はフランチェスコ・リッチ・ヴィッティ(Francesco Ricci Bitti)。日本テニス協会(JTA)は1923年に加盟。テニスでは選手の世界ランキングを公表しているのはITFではなく、男子がATP(プロテニス協会)、女子はWTA(女子テニス協会)である。】

