
最悪と考えられる日本よりもさらに自殺率の高い国があるのに驚く。図には次のような解説が添えられている。
【日本の自殺率は1936年までは20人前後で緩やかな上昇傾向にあった。1937年の廬溝橋事件以降の日中戦争、そして太平洋戦争の時期には、急速に自殺率は低下し、戦前戦後を通じ最低レベルとなった。国家総動員法(1938年制定)下で自殺どころでなかったとも考えられる。
終戦後、高度成長が本格化するまで日本の自殺率は25人と世界一となった。社会保障が整備される以前であることから高齢者の自殺率が高かったことと戦後の価値観の大きな転換の中で若者の自殺率が急増したことが原因である(図録2760参照)。1958年の自殺率25.7人は過去最高の値である。その後の高度経済成長の中で、1959年国民健康保険法施行、1961年国民皆年金などの社会保障制度の充実や1960年所得倍増計画に代表される経済成長目標の国民的普及により、自殺率は、15人前後への低下した。国民全体で明るい夢を抱いていた時代だったといえよう。
その後、1973年のオイルショック前後から自殺率は上昇に転じた。余り注目されなかったが、1983年の景気後退は自殺率の急増(前年の17.5人から21.0人へ)を招いた(図録4400、図録2740-1参照)。現在から振り返るとこれは1998年の自殺率急増の先駆だったといえる。自殺率が高い時期がしばらく続いたが、1990年前後のバブル景気の中で、自殺率は再度低下した。
1997年秋の三洋証券、北海道拓殖銀行、山一証券と立て続けの大型金融破綻事件がきっかけとなり、98年の5月にかけて失業者が急増し、自殺率も、 97年から98年にかけて18.8人から25.4人へと急増した。このときは自殺者数も前年の2万3千人台から、一気に、3万1千人台へと急増したこともあって、社会的に大きく注目を浴びた(図録2740参照)。】
平成20年6月19日発表の警察庁統計資料を図にしたものがここにある。
そしてAFPBBからこんなニュースが配信されている。
こういう記事を読むと当然だが少し鬱になる。「特に高齢者の自殺が増加している」というのは事実だろうが、まるで歳を取ると夢も希望も失うような錯覚を覚える。おいどんの実感では年齢を重ねるごとに多少体力は落ちるが、若い時より楽しいことが増えるのだった。
これからは高齢者人口が激増するので、統計的な数値は大きく変わるかもしれない。高齢者の自殺率が増加するような世の中は勘弁願いたい。
ここはやはり桜井長一郎が「おのおのがた、討ち入りでござる」と長谷川一夫風の声色で云っていたように、「おのおのがた、お気をつけなされ」と見得を切りながら重々しく呟く「自殺防止キャンペーン」を展開するのが妙手かもしれない。
何しろここ10年日本の男の自殺率は常に女の倍で推移しており、まさしく「弱きもの 汝の名は男なり」なのである。orz


自殺は他人と自分とを比較することができる余裕があるから起きるのだと思います。
犬や猫はどんなに苦しくても自殺しません。
終戦直後は自分と他人を比較するゆとりがなかったから自殺が少なかったのではないでしょうか。
自殺者が増えるというのはそれだけ豊かなのかもしれません。
毎年この種の統計が出るたびに秋田・青森・岩手の北東北3県の自殺率が高いのは何故なんだろうと思います。国を挙げて自殺撲滅の一大キャンペーンをする必要性を感じます。
これは首都圏にはない助け合い精神がある優れた風土だと思いますが逆にご近所様とかみ合わないと疎外感をほかの地区より強く感じて自殺に走るのではないでしょうか。
確かに農家に対しての農薬販売を規制したら農業が成り立ちませんねぇ。
調べると中国の農村部では農薬を嚥下して自死する女性が非常に多く、自死の男女比が日本と反対らしい。これも悲惨な話です。