2008年06月26日

#1820 ウインブルドンDAY3 ジョコビッチの弟

 センターコートのネットが揺れるほどの風が吹いていたせいなのか、それとも今大会の1回戦でトスを上げる前にボールを何度も地面に突く動作でワーニングを取られたので、明らかにいつもより少ない手鞠動作でサービスをしてリズムが崩れたせいなのかはっきり分からないが、第1セットの第1ゲームでダブルフォールトを連発してジョコビッチは最悪の立ち上がりをした。現在のランキングが下位に低迷しているとはいっても相手は嘗てのナンバー1、サフィンである。史上もっとも数多くのラケットをへし折ったサフィンは同時にナダルが出てくるまでは2005年の全豪準決勝で唯一フェデラーを叩き潰した男である。あの時4時間半の熱闘でフェデラーを撃破したときのサフィンのテニスはまさしく史上最強であった。今はサフィーナの兄貴として有名になってしまったというオチまである。ジョコビッチがこんな甘いテニスをしていたのではサフィンに食われるかもしれないという予感はあった。

 第1セットの第1ゲームはあっという間にジョコビッチの0−40となり、サフィンは何もしないで3つのブレイクポイントを手にした。しかしさすがにジョコビッチはここから何とかキープに成功し、大方のファンはほっとため息をついた。しかしジョコビッチ陣営で必死に応援するジョコビッチの弟の表情は最初のゲームから明らかに曇りがちであった。

 ジョコビッチの弟が必死に兄を応援する姿を見るのをいつも楽しみにしている。今年全豪で優勝したときの喜び方は本当に素晴らしく、喜びを爆発させるとはこのことかと思った。ジョコビッチの弟君は喜び方の天才である。その替わり悲しみ方も半端でない。本当に消え入りそうな表情になる。おそらくこれはジョコビッチ家の遺伝子がそうさせるのかもしれない。喜びも悲しみも振幅が大きい家系なのだろう。

 今年の全豪で優勝したときジョコビッチのテニスは完璧で、準決勝まで1セットも落とさず快進撃を見せた。

 だから、第1セットの第10ゲームでセットポイントをダブルフォールトで失ったときは目を疑った。ダブルフォールトだけではなくプレイ全体に覇気がない。明らかにジョコビッチに異変が起きていた。こんなジョコビッチは見たことがない。

 ここまで観戦していたのだが、結局睡魔に襲われてここで眠ってしまった。目覚めるとこんなスコアで試合は終了していた。

080626.jpg

 信じられないがジョコビッチがサフィンに負けている。最近は選手層が極めて厚くなり、トップシードの選手とランキング100位以内の選手が紙一重の勝負をしているのでこれは仕方がないかもしれない。鉄壁のディフェンスを誇るジョコビッチでも調子の悪い時はあるのだろう。よりによってサフィンと2ラウンドで当たったのも運の悪さを感じるが、負けるのもプロの仕事なので、いつまでもクヨクヨ考えたりしないだろう。

 全米で元気なジョコビッチとジョコビッチの弟君と再び会えることを楽しみにしている。

 最後に、サフィーナの兄 マラト・サフィン おめでとう!
posted by あど at 06:39| 青森 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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