60年になると安保反対のデモ行進が当地でも行われ、何やら世の中が騒然としていた。大勢の大人たちが旗を持ちながら大声を出して歩く様は、お山参詣ののんびりした行列とは異なり、妙な緊張感があった。そういえば「サイギ、サイギ」の掛け声を響かせた「お山参詣」が当地を練り歩かなくなってから久しい。交通の妨げになるから禁止されたのだろうか?
きっと紅白歌合戦が終わった後に年越し蕎麦を食べたと思ふ。1962年の紅白の視聴率が80.4%、翌年が81.4%とあるから、1959年は恐らくTVを持っていた全世帯で一斉に年越しの夜はNHKの紅白歌合戦を見るのがお約束であったことだろう。新品のTVを見ることが最高の贅沢であり家族団欒の中心にTVがあったせいかもしれないが、どうしてあんなに熱心にTVを見つめていたのか今から思ふと少し不思議な気がする。まあそういう時代だったということだろう。
1959年の紅白歌合戦は第10回目で、午後9時5分から11時35分まで、中村メイコと高橋圭三アナの司会である。歌手と曲目を並べると、
| 荒井恵子/白菊の歌・曾根史郎/僕の東京地図・雪村いづみ/スワニー・旗照夫/マック・ザ・ナイフ・藤本二三代/好きな人・若山彰/惜春鳥・朝丘雪路/シング・シング・シング・武井義明/国境の南・織井茂子/モヨロ哀歌・若原一郎/アイヨ何だい三郎君・松島詩子/スペインの恋唄・伊藤久男/サロマ湖の歌・ザ・ピーナッツ/情熱の花・和田弘とマヒナ・スターズ/夜霧のエアー・ターミナル・松山恵子/思い出なんて消えっちゃえ・青木光一/出港前夜・島崎雪子/バンビーノ・山田真二/娘が口笛吹く時は・二葉あき子/夜汽車の女・林伊佐緒/恋の幌馬車・水谷良重/キサス・キサス・キサス・水原弘/黒い花びら・ペギー葉山/南国土佐を後にして・フランク永井/俺は淋しいんだ・島倉千代子/おもいで日記・三橋美智也/古城・江利チエミ/八木節・フランキー堺/もぐら祭り・中原美紗緒/ある恋の物語・芦野宏/チャオチャオ・バンビーナ・大津美子/空へ帰る人・神戸一郎/青春遊覧飛行・藤沢嵐子/ベサメ・ムーチョ・笈田敏夫/プリテンド・奈良光枝/山鳩の啼く駅・三浦洸一/踊子・淡谷のり子/雨のブルース・灰田勝彦/僕は野球の選手・宝とも子有明ゆり藤崎世津子/シエリト・リンド・ダーク・ダックス/雪山讃歌・コロムビア・ローズ/ロマンス・ガイド・藤島桓夫/村の駐在所・石井好子/小さな花・高英男/ギターとタンブリン・越路吹雪/パリ・カナイユ・森繁久彌/カチューシャ・楠トシエ/石松金毘羅道中・三波春夫/沓掛時次郎・美空ひばり/御存知弁天小僧・春日八郎/東京の蟻 |
という具合で、ザ・ピーナッツと水原弘が新人として出ていたのだった。トリは大御所美空ひばりと春日八郎でさすがにこれらのステージの記憶はないが、知っている歌手は雪村いづみ・旗照夫・朝丘雪路・ザ・ピーナッツ・和田弘とマヒナ・スターズ・松山恵子・水原弘・ペギー葉山・フランク永井・島倉千代子・三橋美智也・江利チエミ・フランキー堺・芦野宏・大津美子・神戸一郎・笈田敏夫・三浦洸一・淡谷のり子・灰田勝彦・ダーク・ダックス・コロムビア・ローズ・藤島桓夫・石井好子・高英男・越路吹雪・森繁久彌・楠トシエ・三波春夫・美空ひばり・春日八郎で、あまり知らない名前もあるが知っている名前の歌手が断然多い。
昨日今年の紅白の出場者が発表された。こちらの方は知っている名前より知らない名前の方が断然多い。紅白を見なくなってから久しいが、何となくトホホなのだった・・・
| 【紅組】 aiko(7)・青山テルマ(初)・秋元順子(初)・絢香(3)・アンジェラ・アキ(3)・いきものがかり(初)・石川さゆり(31)・大塚愛(5)・川中美幸(21)・GIRL NEXT DOOR(初)・倖田來未(4)・伍代夏子(15)・小林幸子(30)・坂本冬美(20)・SPEED(4)・天童よしみ(13)・中島美嘉(7)・中村美律子(13)・浜崎あゆみ(10)・Perfume(初)・一青窈(5)・平原綾香(5)・藤あや子(16)・藤岡藤巻と大橋のぞみ(初)・水森かおり(6)・和田アキ子(32) 【白組】 秋川雅史(3)・Aqua Timez(2)・五木ひろし(38)・EXILE(4)・北島三郎(45)・北山たけし(4)・キマグレン(初)・木山裕策(初)・コブクロ(4)・ジェロ(初)・羞恥心(初)・with Pado(初)・SMAP(16)・東方神起(初)・TOKIO(15)・徳永英明(3)・氷川きよし(9)・平井堅(6)・布施明(24)・ホルノグラフィティ(7)・前川清(18)・美川憲一(25)・ Mr.Children(初)・水谷豊(初)・森進一(41)・森山直太朗(3)・WaT(4) |


紅白に歌の素人も出場する時代になりましたね。
紅白歌合戦は季語になりましたね。