2006年08月24日

#693 関敬六さん

関敬六さんのことを思ふとき一番最初に目に浮かぶのは寅さんとの絡みである。
 
男はつらいよ第1作では博とさくら結婚式の司会者として登場し、ギャグをかましながら志村喬演ずる諏訪?一郎の名演を導き出した。結婚式におけるあの挨拶は永遠においらの胸に残るだろう。
 
先週放映された第27作浪速の恋の寅次郎ではとらやの店に野球チームの友人と一緒に入ってきていきなり「あー、美人だなあ!」と大きな声で感嘆した。この一言で松坂慶子演ずるふみが100倍輝いて見えた。
 
男はつらいよシリーズ後半からは、寅のテキヤ仲間ポンシュウ役として出演し実に味わい深い演技を見せた。テキヤという稼業が魅力的にも無惨にも見えた。今思うと体調の優れない渥美さんが関さんを頼り、関さんが渥美さんをしっかりと支えているのが良く分かる。
 
どちらかと言うとベタなギャグだった印象があるが、特攻隊上がりの大卒インテリ。エノケン劇団で下積みをし浅草フランス座でデビューしたらしい。おいらが関さんを知ったのはTVでスリーポケッツを見たからである。ギャグが強烈過ぎてあまり好きじゃなかったが、時折喜劇役者とは思えない鋭い目線を飛ばす方だった。
 
しかし寅さん映画の最後になると渥美さんともども柔和で優しい目になっていた。
 
関さんと渥美さんとは無二の親友だった。10年前に亡くなった寅さんと天国で谷幹一さんともどもスリーポケッツを再結成して大スターになるだろう。なにせ待ち焦がれている天国の住民の数と言ったら一体どの程度か見当もつかないくらいだ。てんぷくトリオの三波伸介さんはまだまだトリオの再結成ができそうもないのでおおいに悔しがるはずだ。
 
ご冥福を祈る。
posted by あど at 19:37| 青森 ?J| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 そういや、『拝啓 天皇陛下様』は主演渥見清、共同脚本山田洋次でしたな。
 小林信彦さんが書いている『渥見清伝』(この看板は偽りで、詳しい題名は忘れました。すまんすまん)でもそのあたりの事情にチラリと触れていて、凄みがありますね。あおきは職業柄渥見さんとは一緒に仕事はしたけれど、山田洋次監督は遠くから見たことしかないんで、二人の関係の真相はうかがうべくもないですが...。
 あ、これは余計なことです、ね。
Posted by あおきひとし at 2006年08月29日 01:30
拝啓天皇陛下様は観ていて怖かったです。
しかしキヨシという名前はインパクトの強い人が多いなぁ。前川、渥美、山下、松本、児玉、氷川。キヨシこの夜・・・
Posted by アド at 2006年08月29日 05:19
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関 敬六
Excerpt: 関 敬六(せき けいろく、1928年3月25日 - 2006年8月23日)は、日本の俳優。栃木県足利市出身。本名は関谷 敬二(せきや けいじ)。
Weblog: 気になる言葉
Tracked: 2006-09-17 02:26