2008年04月16日

#1742 後期高齢者診療料

 おいどんもあと17年すると目出度く後期高齢者に仲間入りすることになるので、今般の医療制度改革については大いに関心がある。その中でも後期高齢者診療料という耳慣れない言葉があり、どういうことなのか調べてみた。

 厚生労働省のHPにはこんな説明がある。

○後期高齢者診療料とは・・・
・患者自ら選んだ「高齢者担当医」が病気だけでなく、心と体の全体を診て、外来から入院先の紹介、在宅医療まで継続して関わる仕組みです。
・「後期高齢者診療料」の算定に係る届出を行った医療機関において、その医療機関を選んだ患者個々の同意があった場合に、適用されます。
・届出を行わない医療機関は、従来どおりの出来高等での算定が可能であり、届出を行った医療機関でも、「後期高齢者診療料」の対象患者であっても、これによらず、患者ごとに従来どおりの出来高等での算定を選択することも可能です。
・患者は、「高齢者担当医」や医療機関を変更することができます。
・また、紹介なくとも、複数の医療機関や他の専門医療機関等にもかかることもできます。
・この「診療料」を算定している場合でも、投薬の費用は別途算定可能であり、また、急性増悪時には550点以上の検査等(CT等)も別途算定可能です。

 少し分かりにくいので、後期高齢者診療料をキーワードに検索するとこんな説明があった。

 後期高齢者診療料
・後期高齢者診療料は、慢性疾患を有する後期高齢者に対し、継続的な診療を提供し計画的な医学管理の下に、患者の心身の特性にふさわしい外来医療の提供を行う取組を評価するものであり、診療所及び当該病院を中心に半径4km以内に診療所が存在しない病院において算定できることとする。
・2以上の診療科にわたり受診している場合においては、主病と認められる慢性疾患の治療に当たっている診療科においてのみ算定する。
・主病とは、当該患者の全身的な医学管理の中心となっている慢性疾患をいうものである。
・後期高齢者診療料の算定に当たっては、算定の基礎となる指導及び診療が行われた時点で75歳以上の患者であること。

 何だかこれも分かりにくいが、要は【計画的な医学管理】を行うための制度らしい。で、後期高齢者診療料という名前があまりにもいかめしいので、【外来主治医制度】という通称名もあるようだ。外来主治医制度の説明にはこんなものがあった。

【外来主治医制度とは複数の病気にかかっていても、原則として患者1人に1人の主治医とし、高齢者が複数の医療機関にかからないようにして、医療費を抑えることが狙いです。患者は、外来主治医から1年間の治療・検査計画を記した「高齢者総合診療計画書」を示され、糖尿病や脳血管疾患などの診療を受けるには、計画書に患者の同意署名が必要となります。患者には月初めの受診時に、検査結果や次の受診日時などを記した文書が渡されることになる予定です。】

 イメージが少し湧いてきた。自分で【外来主治医】を決め、【高齢者が複数の医療機関にかからないようにして、医療費を抑えることが狙いです。】という制度らしい。???複数の医院に通院できなくなるのだろうか?それは非常に困る。実際おいどんは大病院、中病院、小病院と今でも掛け持ちで通院している。それが出来なくなったらとんでもないことである。

 そんな疑問に答える厚生労働省の説明があった。

「長寿医療制度の診療報酬について」である。
(御心配1)患者が75歳以上になると、それまで受けていた医療が受けられなくなるのですか?
・75歳以上と74歳以下で受けられる医療に違いはありません。これまで受けてきた医療は変わりません。
・それに加え、長寿を迎えられた方が、できるだけ自立した生活を送ることができるよう、「生活を支える医療」を提供します。

(御心配2)「後期高齢者診療料」では、必要な医療や「フリーアクセス」が制限されるのですか?
・必要な医療やフリーアクセスが制限されることはありません。

(御心配3)長寿医療制度では、入院中の患者をそのまま「追い出し」ていくのですか?
・入院中の患者の多くが、可能であれば、住み慣れた在宅での療養を希望されているものと考えています。
・今回の長寿医療制度の診療報酬においては、このような患者の在宅復帰に向けた退院前からの計画的な支援とともに、訪問看護等の在宅医療の充実を図っています。 

 何だかよく分からないが、病院の掛け持ちは可能なようだ。

 それならそうと、大きな声ではっきりと言ってくれればいいと思った。
posted by あど at 09:19| 青森 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この制度、またまた混乱を招いていますね。保険証が本人に届いていなかったり・・・。義父には届きましたが、息子の保険から抜けることが不安なようでした。会社に返すので保険証をこっちに送ってくださいと言っても、なかなかなんのかんのを手放したがらなかった義父です。

ところで、今、香港なんですけどね^^
2006年に「私の本棚」という記事で、我がブログをご紹介いただきましたが、そこから引用させていただいて(丸々引用ですけど)よろしいでしょうか?
Posted by yu_mama at 2008年04月16日 20:56
 おお、2006年9月6日にyu_mamaさんのことをカキコしてますねえ。その節は失礼しました。今から思うとこの1ヵ月後に倒れたので下手をすると遺稿になるところでした。危ねえ危ねえ。

 拙雑文の引用は無問題・桶です。ってむしろyu_mamaさんに取り上げて貰えて光栄。^^
 それにしても香港に香港にいるのかと小一時間。地球は狭いなあ。
Posted by あど at 2008年04月17日 05:47
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