2008年05月12日

#1769 母の日

 昨日の母の日にちなんで、yahooニュースで専業主婦の仕事を全て外注した場合の賃金を積算したところ、年俸は1200万円に相当するという記事がぶち上げられた。時々こういうお馬鹿な試算が話題として出ることがあるが、どんなに試算しても現実にはそれだけの報酬を貰った主婦は皆無なので、主婦の労働がとっても大変だろうなあという印象を与えるくらいの意味しかない。そもそも当地には年収が1200万円を超える甲斐性のある旦那が何人いるのか甚だ疑問である。統計を見ると日本の2005年のサラリーマンの平均年収は436万円で、多くのサラリーマンは1200万円という数字を見ても静かに笑うだけである。

 意味があるとすればやはり家事労働に対する対価を見直すことで、家事全般を家政婦紹介所を通じて家政婦を頼んだ時の支払額は日本の一般的な家政婦紹介所の料金設定では8時間労働では賃金が9200円、紹介手数料1104円で合計10,304円、それに家政婦の往復交通費上限1000円がかかるので毎日11,304円は最低支払わなければならないことになる。これを1年365日支払い続けると、4,125,960円となるので、おおよそ400万から500万円程度を支払う勘定になり、介護保険制度がなかった時代はこの程度の金額を支払っていた人は多かった筈だ。でもこれでは高すぎて支払いができないので、平日5時間とか時間を短くして支払金額を抑えただろうが、泣く泣く年間100万とか200万とか支払っていた人は多いと思はれる。それに比べると1200万円という試算は少し高いのかもしれない。

 で、実際この4月から家庭の主婦的な生活をしているおいどんの実感から言うと、午前中は庭の手入れと掃除、午後は夕飯の買い出しとセッティング、気が向けば洗濯という運動を兼ねた極めて単純な家事をしているのだが、実際に家の内外の掃除をしてみると、掃除ひとつでもなかなかに大変な手間がかかることを発見する。とにかく毎日しっかりと掃除をしないと意外に家の中も外もすぐに汚れることに驚く。そして風呂場とかトイレとか洗面所とか台所とか、水回りのところを掃除するのは意外に力仕事で、これは本来は男仕事ではないだろうかと思ったりする。不思議なことに掃除を熱心にやればやるほど次第に天井・床・壁・窓・外壁・垣根の汚れが目につくようになる。困ったものなのだ。掃除ひとつでこれでは1200万円を支払うから家事全般をやれ!と命じられてもとても無理だ。過労に陥り健康を壊して再び入院生活をしなければならないだろう。それくらいマジに家事に取り組むことは危険である。

 考えてみると明治大正昭和の初期までは普通の家にもお手伝いさん或いは女中さんがいたような気がする。あれは映画の中だけの話だろうか?昔のように家制度があり、大家族で暮らす時代であれば、書生さんとか女中さんとかを置かないと、中々家事全般を仕切ることは難しかっただろうと思ふ。特に電気炊飯器・電気洗濯機・電気掃除機がない時代の家事労働に要する時間は無限で、その上に複数の子供たちを躾けて食べさせて着させて一人前にする、などという作業は考えただけで気が遠くなるというものだ。

 とまあこんなことを記事を読みながら思っていたのだが、この記事を巡ってはやはりおいどんと同様色々な思いを抱く人が多かったようで、午前6時半現在記事にコメントが962件もついており、反響の大きさが伺われる。そして驚くことにコメントは未だに増え続けているのだ。

 「母の日」にちなんでこの記事の目指した「ママの仕事の重大さを認識してもらうきっかけに」という意図は見事に的中したと思はれた。

 オメ!

主婦業、年俸1200万円=米社が「母の日」で試算

【【シリコンバレー10日時事】米人材情報会社サラリー・ドット・コムは11日の「母の日」に合わせ、子供がいる専業主婦がこなす家事や育児は合計で年俸 11万6805ドル(約1200万円)に相当するとの試算を発表した。母親の仕事の価値は金銭で測れるものではないが、同社は「ママの仕事の重大さを認識してもらうきっかけに」と期待し試算をまとめた。同社はまず、主婦約1万8000人の作業時間を集計し、分類。その上で、料理を「コック」、子供の世話を「保育士」、車での送迎を「運転手」などにそれぞれ依頼したと仮定し、外注費用を積算した。専業主婦の母親の作業時間は平均で毎日13.5時間に上ったため、超過勤務手当がかさみ、年俸が膨らんだという。 】
posted by あど at 06:45| 青森 ????| Comment(5) | TrackBack(1) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
愚かなおいどんの母親もやっぱり愚かで、古女房にいつもケンツクを食らわしてオイドンの家庭(母・夫婦・ガキ2人)に波乱の種を撒き散らしていました。その母親は36歳で未亡人となり、その後姉と私を細腕一本で育ててくれました。80歳を超えて永眠した今は、「ある時はありのすさびに憎かりき/亡くてぞ今は人の恋しき」とまるで源氏物語のような心境。愚かなオイドンはいつも母親の心を逆なでするようなことばかりして親不孝ばかりしていたものでゴンス。
Posted by 亜Q at 2008年05月12日 22:32
おいどんの母は大正二年の正月生まれで、幼少の頃はお嬢様と呼ばれてそれはそれは大事に育てられたのですが、どういうわけか無頼の明治男(酒豪)と所帯を持って、苦労ばかりしていました。母が亡くなった時、家内が泣いてくれたことは生涯忘れることはないでしょう。色々ありましたが、毎年母の日くらいは母を偲んであげたいと思っております。
Posted by あど at 2008年05月13日 06:31
 私もこの発表を聞いて、ふ〜ん、私は夫の年収を越えるな!と、にんまりした次第です。が、実際にもらえるわけでもなく。
 昔の主婦は、もっと大変でしたよね。冷たい水に手を突っ込んで洗濯し、冷蔵庫もないんじゃ冷凍餃子もないわけですからね。
 アメリカで試算された結果ですけど、彼らの国では日本の主婦ほどに家事をしてますかしらねえ。食事なんて缶詰パッカーンと開けたり、箱からザクザクって出したものに牛乳をかけるだけだったりしません?そう思うと、日本の主婦はもっと高給取りかもしれません。いずれにしても、計算上だけなのでどうでもいいですけど。
Posted by yu_mama at 2008年05月13日 08:51
こっちにも米。
日本はアメリカを激しく追随しているので【食事なんて缶詰パッカーンと開けたり、箱からザクザクって出したものに牛乳をかけるだけ】というのが平均的な日本の食卓かもしれませんよー。コワヒ
Posted by あど at 2008年05月13日 15:26
はじめまして!
このたびはトラックバックありがとうございました。
Posted by マドレーヌ at 2008年05月15日 15:19
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/96432555

この記事へのトラックバック

【超過勤務手当】についてサーチエンジンで検索してみると
Excerpt: 超過勤務手当 に関するブログのリンクを集めています!最新の検索結果をまとめて、口コミ情報をマッシュアップし…
Weblog: 気になるキーワードでブログ検索!
Tracked: 2008-05-12 09:25