番組の宣伝文句はこんな具合にカキコされていた。
第4話 脳指紋は語る! 7年前に見た殺人事件現場
【公園の階段から転落し意識不明のまま病院に収容されていた男が、7年経って突然意識を取り戻した。その男、大手電機メーカーに勤めていた星野亮輔(柏原収史)は、土門刑事(内藤剛志)の事情聴取に、7年前に公園で若い女の死体を見たと告げる。だが、前後の事情はあいまいで、殺された女の顔も覚えていないというのだ。
星野が死体を見たという場所をマリコ(沢口靖子)たちが調べたところ血液反応が現れる。だが、死体を埋めたような跡はない。そこでマリコは、潜在的に脳に刻み込まれた記憶を呼び覚ます脳指紋検査によって殺された女を特定しようと提案する。星野は、この検査を受ける代わりに自分の婚約者・柴本夏美(遊井亮子)に会ってきてほしいとマリコに懇願する。意識を取り戻してすぐに連絡を取ったにも関わらず顔を見せないというのだ。
マリコは、星野と同じ会社に勤めている夏美に会った。だが夏美は、今では新しい恋人が出来たからと、星野に会うことを拒否したのだった。
数日後、マリコは星野が意識を失う以前に失踪人届けがあった若い女性の顔写真を使って脳指紋検査を行った。そしてその結果、二人の女に対して星野は反応を示したのだ。
やがて、二人のうちの一人、永井由紀枝(金子さやか)が未だに行方がわからないことが判明するが…。<脚本:岩下悠子 監督:藤岡浩二郎> 】
このドラマのキーワードは「脳指紋brain fingerprinting」だろう。早速調べた。www.wired.com 2001年10月の記事にこんなものがあった。例の9.11アメリカ同時多発テロ事件直後のことである。この記事に関する信憑性は不明である。今から思ふと同時多発テロそのものに多少の疑義があるのでこの情報も眉唾物という気がしないでもない。
Thought Police Peek Into Brains
U.S. investigators are facing the daunting task of sorting through more than 700 suspects in connection with the Sept. 11 terrorist attacks. A neuroscientist from Iowa says he's got the perfect tool to help them do it.
米国の捜査当局は、700人を超える容疑者の中から9月11日のテロ攻撃に関与している者を判別するというやっかいな作業に追われている。アイオワ州の神経化学者、ローレンス・ファーウェル博士は、当局がそうした捜査を進めるのにうってつけの装置を開発したと話す。
Lawrence Farwell says he has devised a test that will ascertain whether the suspects have criminal knowledge of the terrorist attack by measuring their brainwaves. He calls it "brain fingerprinting."
ファーウェル博士は、容疑者の脳波を測定して、その容疑者がテロ攻撃の犯罪に関することを知っているかどうか確かめる検査法を考案したという。ファーウェル博士は、これを『脳指紋法』(brain fingerprinting)と呼んでいる。
It a nutshell, it works like this: A subject's head is strapped with electrodes that pick up electrical activity. He sits in front of a computer monitor as words and images flash on the screen. When he recognizes the visual stimuli, a waveform called the P300 reacts and the signal is fed into a computer, where it is analyzed using a proprietary algorithm.
脳指紋法の仕組みを簡単に述べると、次のようになる。まず、脳の電気的活動を検出する電極が付いたバンドを被験者の頭部に装着する。被験者がコンピューター画面の前に座ると、画面に言葉や映像が次々と表示される。被験者が視覚的な刺激を受けると、『P300』と呼ばれる脳波の波形に反応が現れる。この信号をコンピューターに取り込み、博士が独自に開発したアルゴリズムを使って解析する。
In police cases, a suspect is shown data that only a person with intimate knowledge of the crime would know, such as details about the crime scene or the weapon used. If the suspect's P300 waves reacted to the data, it would be an indication of guilt, Farwell said.
警察の捜査に応用する場合、犯罪に深く関与している者しか知り得ない、事件現場や使用された凶器などに関する詳細なデータを容疑者に見せる。ファーウェル博士によると、P300脳波がそのようなデータに反応すれば、容疑者は犯罪に関わっている可能性があるという。
For the terrorist investigation, suspects could be shown pictures and terminology known only to members of a terrorist group, such as the word "al-Qaida" written in Arabic, or the instrument panel of a 757, he said.
博士によれば、テロリストの捜査では、テロリスト集団のメンバーしか知らない写真や、特殊な用語などを容疑者に見せることが考えられるという。たとえば、ビンラディン氏率いるテロ組織の名称『アルカイダ』をアラビア語で綴った文字や、テロ攻撃に使用されたボーイング757型機の計器盤などだ。
"There is no question from a scientific perspective that this is an extremely useful tool in the war against terrorism," said Farwell, who says he has tested more than 170 people and has a 100 percent accuracy rate in determining a recognition response. "It's extremely important to the national interest to implement this as soon as possible."
ファーウェル博士は、「科学的見地からすれば、これがテロリズムとの戦いにおいてきわめて有用な道具だということは間違いない」と語る。博士によれば、170人以上の被験者でテストを重ねたところ、100%正確に識別反応を確認できたという。「これを一刻も早く現場に投入することが、わが国の国益にとってきわめて重要だ」
Farwell said his test proved the innocence of a convicted murderer in Iowa and was capable of separating civilians from agents in a field trial at the FBI.
ファーウェル博士によると、アイオワ州で殺人罪で有罪判決を受けた被告が、脳指紋法によって無実を証明されたという。さらには、米連邦捜査局(FBI)での実地試験で、民間人とFBI捜査官とを識別できたとのこと。
In fact, the agent who supervised the FBI field trials was so impressed with the results that he joined Farwell's company, Brain Wave Science, after he retired from the agency.
実際、FBIでの実地試験を指揮した捜査官の1人は、その結果にたいへん感銘を受け、捜査官を退職したのちにファーウェル博士の米ブレイン・ウェーブ・サイエンス社に入社した。
"This is based on sound science -- I've seen it work," said Drew Richardson, the former supervisory special agent who now gathers proprietary crime information for Farwell's tests.
「この技術は、健全な科学に基づいており――私が確認したところでは、有効に機能するものだ」と語るのは、元FBI特別捜査官のドルー・リチャードソン氏。同氏は現在、ファーウェル博士の検査法に用いるための犯罪関連情報を独自に収集している。
But Farwell has many detractors, including his former professor and mentor at the University of Illinois, Emanuel Donchin. The two men published a paper together on "Brain Fingerprinting" in the Journal of Psychophysiology in 1991.
だが、ファーウェル博士に批判的な立場を取る者も多い。かつて博士の指導教授だったイリノイ大学のエマニュエル・ドンチン博士もその1人だ。2人は1991年、『脳指紋法』と題した論文を共同で『精神生理学ジャーナル』誌に発表している。
"We made it very clear in that paper that ours is just a lab demonstration of the feasibility of the approach and that considerable research is necessary before this can be used in an applied setting as help in any kind of investigation," Donchin said. "As far as I know, none of the necessary work was done in the intervening 10 years."
「われわれは論文の中で、次の点を非常に明確にしている。すなわち、このアプローチが実験段階で実行可能なことを示したにすぎず、実際の捜査に応用できるようになるまでには、まだかなりの研究が必要ということだ」とドンチン博士。「だが私の知る限り、その後の10年間で、必要な研究は何一つなされていない」
Richardson admits that more research needs to be done to check how age, race, sex and other variables affect the test's outcome. But he adds that the technology's detractors are mostly polygraph test proponents, who "have victimized hundreds of thousands of people" with their flawed methodology.
リチャードソン氏も、年齢、人種、性別などの要因が、検査の結果にどのような影響を及ぼすかを調べるために、さらなる研究が必要なことは認めている。だがリチャードソン氏は、脳指紋法に批判的な人々の大半が、方法論に欠陥があるために「何十万という人々が犠牲になった」嘘発見器による検査を支持している、と付け加えた。
Richardson says brain fingerprinting is superior to lie detectors. Polygraphs measure biological responses -- including breathing, pulse, blood pressure and perspiration -- to questions in an effort to tell whether someone is lying or telling the truth.
リチャードソン氏によると、脳指紋法は嘘発見器よりも優れているという。嘘発見器は、質問に答える際の被験者の呼吸、脈拍、血圧、発汗などの生物学的反応を測定し、嘘をついているか、正直に答えているかを見分けようとするものだ。
Critics of the polygraph say the test can be easily fooled; people can train themselves to suppress their emotional responses through rehearsal or can change them by pinching themselves, for example.
嘘発見器に批判的な人々に言わせると、嘘発見器による検査は簡単に欺けるという。たとえば、前もって練習すれば情緒反応を抑圧する力を養えるし、自分の体をつねって情緒反応を変化させることも可能だというのだ。
You can't control your brainwaves, Richardson argues.
それに対し、脳波はコントロールできないとリチャードソン氏は主張する。
But a leading brain researcher at the University of California in San Diego -- who also happens to be a former student of Donchin -- said brainwaves can't hand down a guilty sentence either.
だが、カリフォルニア大学サンディエゴ校の著名な脳科学者であるマータ・クタス教授――やはりかつてドンチン博士の学生だった――は、脳波を測定しても有罪判決は下せないと述べている。
"It's like saying you can measure brain activity from someone's scalp and read their mind," said Marta Kutas. "You can see differential electrical activity, but you can't read the electrical activity as if it were words. You can say it's different, but you can't interpret it."
「頭皮を通して脳の活動を測定すれば人の心が読めると言っているようなものだ」とクタス教授。「特異な電気的活動は測定できるけれども、その電気的活動をあたかも言葉のように読み取ることはできない。違いを判定することは可能だが、それを解釈することは不可能だ」
Brain fingerprinting is also limited by the fact that it depends on the examiner's subjective interpretation of the results, she said. But Kutas did allow that neuro-imaging may be useful to investigators if it is in conjunction with other physiological tests, such as the polygraph.
クタス教授によると、検査を行なう側が検査結果を主観的に解釈した内容に左右される点でも、脳指紋法には限界があるという。だが、神経画像診断を嘘発見器などの他の生理学的検査と組み合わせて用いれば捜査に役立つかもしれないとクタス教授は考えている。
[日本語版:河原 稔/高森郁哉]
要するに嘘発見器より脳指紋のほうが使えそうだが、検証実験が全く行われておらず実用化にはほど遠いということらしい。考え方はDNA指紋法(dna fingerprinting)と酷似している。でもDNA指紋法という言葉はあたかもヒトDNA情報の全てを解析するという印象を与えるので、今は使っていない筈だ。調べると今は法律で特定DNA型を定め、特定の部位だけを検査するように決めている。平成十七年八月二十六日国家公安委員会規則第十五号によると、特定DNA型とはMCT一一八及びアメロゲニンとイ D八S一一七九 ロ D二一S一一 ハ D七S八二〇 ニ CSF一PO ホ D三S一三五八 ヘ TH〇一 ト D一三S三一七 チ D一六S五三九 リ D二S一三三八 ヌ D一九S四三三 ル vWA ヲ TPOX ワ D一八S五一 カ D五S八一八 ヨ FGA の17座位のことである。これ以外の部位は検査できないとされている。これらの検査部位には病気とか遺伝とか個人情報に関するものは含まれていない、ということになっている。それに比べると脳指紋法は脳細胞のどの部位の情報を検査しているのか不明で、脳の奥に秘められた秘密の個人情報が読み取られる恐れがあり、とても個人情報保護に耐えうるものとは思えないので、たとえ捜査に貢献できるとしても活用することはムリポだろう、と思ふ。
とまあこんなことを調べるのに1時間もかかってしまい、結局ゴン沢口靖子嬢の姿を拝見する前に睡魔に襲われてしまった。どんなドラマだったのだろう。orz
2008年05月16日
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嘘発見器は別の人をイメージしてその人の気持ちになりきって答えると騙せるという説を聞いたことがあります。
それなら俳優や女優は嘘発見器を騙せるのでないかと思えるのですがそうでもなさそうですね。
本物の嘘発見器を購入して実際に試してみたいですね。