2006年05月07日

秀策と寅さん

昨日の秀策の番組は素晴らしかった。棋士が一人も出演することなく番組が進行した。いつになったら解説名人が登場するのだろうと思って見ていたがついに最後まで誰も登場しなかった。挙句の果てには「耳赤の妙手」は棋士が解説しているわけでもないのに、今まで聞いたどんな解説よりも分かりやすく明快であった。勿論熱のこもった棋士の解説も素晴らしいが、やはりアナウンサーのほうが語りのプロなので説明が巧い。説得力があり聞きやすいのだ。語りに加えて巧みなCGを適宜入れているのでまるで短編映画のようであった。棋士がどんなに孤軍奮闘して熱弁をふるってもせいぜい紙芝居である。昔から餅は餅屋と言うようにプレゼンのプロの力量はさすがである。客を楽しませる壷をしっかり押さえている。

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2006年04月20日

富豪刑事

長いことこの作品の題名をフゴウデカと思い込んでいたがどうやらフゴウケイジらしい。原作が世に出たのは1978年だからおよそ30年近く読み違えていたことになる。筒井康隆ファンを自称している割には自分のアバウトな性格が災いしてこんなことがしばしば起きる。でもまあそんなことは気にしない。

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2006年04月15日

あなたが選んだ寅さん

監督:山田洋次
脚本:山田洋次、森崎東
撮影:高羽哲夫
音楽:山本直純
美術:梅田千代夫
出演:車寅次郎/渥美清
   車(諏訪)さくら/倍賞千恵子
   車竜造/森川信
   車つね/三崎千恵子
   諏訪博/前田吟
   タコ社長(梅太郎)/太宰久雄
   源吉/佐藤蛾次郎
   川又登/津坂匡章(後に秋野太作に芸名変更)
   御前様/笠智衆
   諏訪一郎/志村喬
   たこ社長の妻(小春)/水木涼子
   鎌倉道男(さくらの見合い相手)/広川太一郎
   結婚式の司会者/関敬六
   川甚のホステス/村上記代
   香具師/北竜介、川島照満
   坪内冬子/光本幸子

【本来なら新郎の親としてのお礼の言葉を申さねばならんところでございますが、わたしども、そのような資格のない親でございます。しかし、こんな親でも、何と言いますか親の気持ちには変わりがないのでございまして、実は今日私は8年ぶりに倅の顔を… みなさんの温かい友情とさくらさんの優しい愛情に包まれた倅の顔を見ながら、親として私はいたたまれないような恥かしさを…。 いったい私は親として倅に何をしてやれたのだろうか。なんという私は無力な親だったか…。隣におります、私の家内も同じだったと思います。この8年間は…私ども2人にとって長い長い冬でした。… そして、今ようやくみなさまのお陰で春を迎えられます。みなさん、ありがとうございました。さくらさん…、博をよろしくお願いいたします。】

この映画はこの台詞のためにある。家内もこのシーンを見るといつも泣いている。

参考文献男はつらいよ覚え書きノート
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2006年04月12日

寅のアリア再び

寅のアリアについては昨年7月31日午前9時8分に書いている。僅か116秒のアリアを書き込むために何度もビデオテープを巻き戻して筆記した。懐かしいので再掲する。こんなことが出来るのもBLOGの便利なところである。でも何で朝にカキコしているのだろう?我ながら不思議だ。

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2006年04月10日

昭和52年

久しぶりに寅さんにあえた。今日のゲストはアラカンさんだ。アラカンと言えば鞍馬天狗。派手な剣劇のシーンから映画は始まる。この頃はまだアラカンさんを知る人が多かったのだろう。「寅次郎と殿様」の一場面である。ブローニイのフィルムを取り出す寅さんの姿が映し出される。スチール写真の助手はさぞや悲しかっただろうなぁ。ってブローニイのフィルムなんて今の人はあまり知らないだろうなぁ。いつのまにか35ミリのフィルムも生産中止になりそうな時代になった。自宅に暗室を持ち自分で現像焼付けをする人はまだいるのだろうか?

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2006年03月10日

耳をすませば

ヘンリー・ジョン・デュッチェンドルフJrのコンクリートロードが流れている。
 Almost heaven, West Virginia,
Blue Ridge Mountains, Shenandoah River.
Life is old there, older than the trees,
Younger than the mountains, blowing like a breeze.

Country road, take me home
To the place I belong,
West Virginia, mountain momma,
Take me home, country road.

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2006年02月10日

アラバマ物語

アメリカの良心と言われて名高い作品である。主演グレゴリーペック、ロバート・デュバルがブー役で出ている。彼のデビュー作品だ。台詞は一言もない。しかし彼は映画全体に流れる憂鬱で理不尽で不気味な風景を見事に表現している。数は少ないがこんな映画が生まれるアメリカという国が不思議である。

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2006年01月22日

博士の愛した数式

家内と映画を観てきた。何もこんな吹雪に出かけなくともいいようなものだが家内の命令は絶対にして最終である。のこのことお供をした。映画の題名は「博士の愛した数式」である。映画料金は50歳以上のカップルは@1000円であった。そろそろおいら達をターゲットに商売が動き始めているようである。続きを読む
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2005年12月02日

二十四の瞳

茨城・常陸大宮市で少女の遺体発見
小1女児不明、遺体との関連は?
ピサロ容疑者に少女暴行で逮捕歴の証言
偽造見抜いた設計事務所代表が会見
警視庁と2県警が合同捜査本部設置へ
ヒューザーが新提案、実現性には疑問
円安進み東京市場でも120円台に
麻生外相が初訪米、副大統領らと会談へ
谷垣財務相、週末のG7出席のため出発
額賀長官が出国、近くサマワ視察へ
竹中大臣「私はレコ大目指す歌手でない」
町田の女子高生殺害、少年を家裁送致

以上は2005年12月02日(金)19時08分のTBSニュースヘッドラインである。異常だと感じる。いつからこんなに暗いニュースばかりになったのだろう。

いかに脳天気なおいらでも小学生の女の子が連続して殺害されたり、庶民が懸命に働いたお金で購入したマンションがとんでもない物件だったりするのは怒りを通り越して何ともコメントのしようがない。

やっていいこと悪いことのケジメがすっかりなくなってしまったのかと慄然とする。まるで桶のタガがはずれたような有様だ。都会であろうが田舎であろうが日本全国津々浦々毎日ひどい事件で満ち満ちている。当地でも実は相当ひどい有様である。昔から色々な犯罪があるが犯罪の質がとんでもない方向に加速しているように見える。だからニュースなんか見ちゃいけないんだがどうしても時々見てしまう。

仕方がないので壺井栄の二十四の瞳を見て心を鎮めている。
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2005年10月22日

待つ男

今ふと浮かんだ。別に吉行淳之介の待つ女に対抗しているわけではない。彼はエリートである。おいらは雑草である。比較の対象にならん。

考えてみるとおいらはいつも待っていたと思ふ。何を待っていたのかどうしても思い出せないがとにかく待っていたのである。待つ間は退屈なので碁を打ったりテニスに興じたり本を読んで時間を潰していた。こうしてBLOGを書きながらも待っている。待っている間に何を待っていたのかすっかり忘れてしまった。しかしこれからも待ち続けるだろう。

運良く結婚し二人の子供に恵まれ友人に恵まれ仕事に恵まれ家を建て両親を送り兄を送り子供は独立し今は家内と二人だけの生活に戻ってしまったが何かを待っているのである。

脳天気なおいらでも少し落ち込む時がある。いくら何でも50を過ぎれば少しは成熟するだろうと思っていたが一向にそんな気配がない。15にして学に志し30にして立ち40にして惑わず50にして天命を悟ると学んだ。実際生きてみるとそんなこととは無縁であった。一体どうしたことだろう。昔の人のことを思うと恥ずかしい限りである。いつまでたっても惑いっぱなしである。

文明が発達し生活が便利になりIT社会だか何だか分からないが素人が後悔公開日記を易々とwebに乗せられる時代が来た。数年前までは予想もしなかったことである。IT社会を享受し少しはおいらが成熟したのかと問われれば以前にもまして思考が幼児化しただけである。所謂加齢による退行現象が生じているようだ。誠に自分を恥じ入るばかりである。

こんな日はこんな映画を観るに限る。早くツマラン唄が終わらないものかと怒り狂っている。

実はリリイさんと寅さんの登場を待ちわびているだけなのである。スマソ。
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リリイ

今夜はリリイに逢える。飯田橋のパチンコリリイではない。浅丘ルリ子演ずるリリイである。第15作寅次郎相合い傘の話である。1975年の夏に上映され観客動員数200万人と記録されている。ロケ地は青森・函館・札幌・小樽である。

第11作の寅次郎忘れな草ではこんな台詞があった。
リリイ 「あたし達みたいな生活ってさ、普通の人達とは違うんだよね。それもいい方に違うんじゃなくて、何て言うのかなぁ、あってもなくてもどうでもいいみたいな、つまりさ、アブクみたいなもんだね」
寅次郎 「うん、アブクだよ。それも上等なアブクじゃねぇや。風呂の中でこいた屁じゃねぇけども、背中の方に回ってパチンだ」

全く同感である。ひょっとしておいらのBLOGのことを言っているんじゃなかろうかといつ聞いても心臓に悪い。

しかし今夜のキメ台詞はこれだ。
リリイ「幸せにしてやる? 大きなお世話だ。女が幸せになるには男の力を借りなきゃいけないとでも思ってんのかい、笑わせないでよ」
寅  「でも、女の幸せは男次第じゃねえのか」
リリイ「へーえ、初耳だねえ。私、今まで一度だってそんなふうに思ったことはないね。もしあんた方がそう思ってんだとしたら、それは男の思いあがりってなもんだよ」
寅  「お前も可愛げがない女だな」
リリイ「女がどうして可愛くなくっちゃいけないんだい。寅さん、あんたそんなふうだから年がら年じゅう女に振られてばかりいるんだよ」

世界中の女性が同意すると考えられる台詞である。男は永遠に勘違いしながら生きている。そしてそれはおそらく正しいことである。

この台詞のあとにこう続く
「そうそう、俺なんか定年ありゃしねえ。あれはどうやったらいいんだ、区役所に申請すんのか?」

この台詞を聞きたくて今から楽しみである。定年は本当に区役所に申請するのだろうか?ボケボケ。

書き忘れたがこれもいい。
寅次郎 「・・・悪かった。何しろ、あの時は俺も、若かったから・・・」
おいちゃん 「何が若かっただ、バカ。あれは先月のことだ!」

BLOGを毎日書いていると無知を晒したり無益なことを書いたり色々と恥ずかしいことが多い。
「あの記事は俺も若かったから許してくれ。」
「何が若かっただ、バカ。あれは昨日の記事じゃないか!」

明日から1週間修行の旅に出る。修行中はBLOGに書き込みができない。心残りはMLGで盤上に秋櫻の碁を楽しめないことである。

せっせと旅支度をしながらリリイに逢えることを楽しみにしている。

参考文献
寅さんの思い出
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2005年10月16日

蝉しぐれ

土曜日の夕刻いきなり映画に誘われた。残念なことに妙齢のご婦人からではない。家内からである。朝からPCの前に座り石葉を悪戦苦闘してアップし漸く碁盤が見えるようになった時である。seesaaでは画像ファイルが碁盤に反映されるまで時間がかかることがある。それを知らないものだから妙に苛つきながらの作業であった。結構疲れ果てていたので正直言って出掛けるのは気が進まなかった。

映画を映画館で観るなどということは絶えて久しい。家内が言うには観たい映画があるのでお供として一緒に行きませうということらしい。子供たちが家にいた時は子供達と一緒に映画に行っていたらしいが、今はお供がいなくなってしまった。それでおいらにお鉢が回ってきたのである。

映画の題名は蝉しぐれ。藤沢周平氏の傑作である。以前NHKで放送していたとき家内は随分熱心に観ていたような気がする。おふくになりたいのであろうか?それはどう考えてもムリポ。男の描く理想像なのだ。おふくは美の化身でもある。

午後4時半に家を出て映画館に向かった。天候は雨。いま市の中心街に映画館はない。全て潰れた。みゆき座、スバル座、東映、ミラノ座、歌舞伎座、松竹地下、もっとあったが全滅である。郊外のアミューズメントセンターに映画館は移転した。今回行くのは西のはずれにあるシネマワールドと称した、映画館が7館、風呂屋、パチンコ屋、食堂、ゲーセン、カラオケ、ショッピングセンターなどがゴチャゴチャに入り混じったアミューズメントセンターとしか言いようのない場所である。おいらは始めて入った。

到着してすぐに焼き肉屋に入った。昼食をとっていなかったので空腹だったのだ。かりんとうを齧りながらPCの前であれこれ悩んでいたのである。寄る年波のせいかハタマタ認知症が深く静かに進行しているせいかどうにも作業が遅いのだ。しかし歳をとっても腹はすくのだ。

カルビ定食@1280円を二人で仲良く食べた。食べた直後に家内はソフトクリームを注文した。食事の後にそんなものがどうして食べたくなるのだろう。永遠に謎である。一度聞いてみたことがあるが、これは別腹と一蹴されたのでそれ以降聞いていない。別腹はその後も順調に成長を続けているらしい。

食べ終えて時計を見ると午後6時であった。映画は8時からである。さてそれまで何をするか鋭意話し合った結果カラオケルームで時間を潰ぶそうということになった。カラオケルームは思ったより狭かった。一人530円であるから仕方がない。贅沢は言えない。初めて家内の唄を聴いたが見事にはずして歌う。伴奏が合わないなどと言いながらそれでも早春賦とかさだまさしとか吉永小百合とか懐メロを歌って楽しそうであった。一緒に歌うとハモルところではないのにハモッたりするのでおかしかった。おいらは高田わたるとか泉谷しげるとか裕次郎を唄った。お互いに熱唱し歌の実力を確かめ合った。一緒に歌ったのも始めてである。NHKののど自慢予選敗退間違いなしの実力である。カラオケルームを出ると結構家族連れが出入りしている。そんな時代なんだなぁと妙に感心した。

午後8時からの映画は全て座席指定である。しかもこの時間帯は通常価格の1700円ではなく1000円である。レイトショーの料金設定なのか座席は7割方埋まった。殆どがカップルでしかも年齢層が高い。落ち着いた雰囲気で映画を楽しめた。小さな子供がいないのは気持ちがいい。

肝心の映画は淡々と進行した。今では失われたものの総出演である。親子の尊厳、友情、貧しくとも真摯に生きる姿、礼儀作法、会話の重厚な響き、男女間の秘めやかな愛。本当にこのような素晴らしい文化を我々の先達は持っていたのだろうか?一体いつどこに捨て去ったのだろうか?

失われたものを惜しんでも仕方がないが、日本人の失った最も大きなものは手紙文を書けなくなったことだろうと痛切に感じた。それくらいおふくが牧文四郎に宛てた文は素晴らしいものであった。

帰宅してから録画していた寅さん映画を観たので就寝は深夜になった。肩が凝らないのでこれはこれで好きなのだった。。。(・_・)
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2005年09月24日

私の寅さん

♪どおせおいらはヤクザな兄貴 わかっちゃいるんだ妹よ
   いつかお前が喜ぶような 偉い兄貴になりたくて
   奮闘努力の甲斐もなく 今日も涙の
   今日も涙の陽が落ちる 陽が落ちる♪

   ♪どぶに落ちても根のある奴は いつかは蓮の花と咲く
   意地は張っても心の中じゃ 泣いているんだ兄さんは
   目方で男が売れるなら こんな苦労も
   こんな苦労もかけまいに かけまいに♪

家内が嫌いだと言っても好きなものは好きなのでしょうがない。寅さんシリーズは毎週見ている。家内は既に寝ている。実は先週寅さんシリーズを見そびれたので少しご機嫌斜めである。先週は寅次郎忘れな草であった。リリイである。見逃したのは本当に残念であった。リリイ役の浅丘ルリ子は昔の家内と体重が同じであった。それがどうしたと言われても困るが寅さんシリーズの最高傑作はリリイとの逸話に尽きる。録画しておけばよかっただけなのだがそんなハイカラなことは苦手な性分である。緻密だが不精なのだ。

少し調べると私の寅さんは最高の観客動員数である。242万人を動員したという記録がある。おそらく前作の寅次郎忘れな草があまりにも素晴らしかったので客がわんさか押しかけたのだろう。興行の世界ではよくあることである。岸さんスマン。

この映画の出だしは傑作である。ひょっとすると本編より素晴らしいかもしれない。吉田義夫さんの悪徳商人が素敵なのだ。吉田義男と言えば阪神の名ショートで監督をやり後年フランスで野球伝道に励んだ牛若丸である。そうじゃなくて吉田義夫氏である。身長165cm体重60kgの小兵の名優である。悪徳商人役はこの方と上田吉二郎が最高である。今は見事な悪役を演じる役者は少なくなった。社会が善良になったせいか小粒の悪人ばかりの社会になったせいなのかそんなことは知らん。

この映画は1973年12月26日に封切られたいわゆるお正月映画である。おいらは当然封切りではなく二番館で観た。出演している俳優さんは皆若い。昨晩の同期会ではないがシミジミと年を取ることは残酷なことだなぁと思い知りながら今や遅しとこの映画が始まるのを待っている。
posted by あど at 21:04| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月20日

亜熱帯

いつから青森が亜熱帯の気候になったのか知らないが、昨日も今日も晴れていたと思ったら突然の雷雨と大雨。8月に入り連日気温は30℃を越え湿度は80%以上だ。仕事場は仕事不能の状態に陥り皆ゼイゼイいっている。

夜になっても気温は下がらずエアコンのスイッチを切ることができない。エアコンをタイマーにして床につくがタイマー設定の時間が過ぎると暑さで目が覚める。今も遠雷が鳴り響いているということは近くで雷雲が発生しているのだろう。昼の雷は光があまり見えないので平
気だが夜の雷は稲妻がはっきりと見えるので嫌いだ。見かけはゴツイが恐がりなのである。

今朝は苦心惨憺してスキンを変えた。とにかく自分に見やすいように工夫したつもりだ。中年専用BLOGなのでまず目に優しいことが必須条件である。機械音痴なのでカウンターの種類を変えたり、取り付け場所を変えたり、文字の大きさを調節したりすることは難儀である。自分で納得するような状態にはならなかったが、いじっているうちにあまりの暑さに作業を中断しこのスキンでいくことにした。いい加減な性格なのだ。

11時過ぎに近くのショッピングセンターで昼食をゲット。しっかり右手にはビール350cc6本パックと昼飯の中華丼。食中毒にならないように冷えたビールの上に中華丼を載せている。左肩にはテニスバッグを担ぎタクシーに乗ってテニスコートに出陣。本日は家内が所要で車を使用しているのでおいらに足はないのだ。

タクシーに乗ったら運転手がいきなり政治の話を始めた。暑苦しいので適当に答えていたら何故か非常に立腹して小泉首相の悪口を言い始めた。非常にウザイ。静かに運転してくれないものだろうか。車中で死んだふりをする。この調子では選挙はかなり過熱するだろうと思ふ。

ほどなくテニスコートに到着したが人影がない。アララせっかく来たのに誰もいなけりゃテニスが出来ない。困った。困った時は持参の中華丼を食べるに限る。美味しく頂いた。

昼食をとっていると常連さんが3人来た。早速アップをしてダブルスで遊ぶ。お一人は初心者なので色々と手加減しながらゲームを楽しむ。2セットを終えたところで雷鳴と共にシャワー来襲。あっという間に水溜りができテニスはできない。仕方なく碁に切り替える。

碁は3番打ち2勝1敗であった。雨が止んだ後なかなかコートの水が引かない。三々五々集まった人たちが水を吸い取りコートを使えるように努力していた。天気はいいのにテニスができない妙な状態になっていた。夕方5時家内の車を呼んで自宅に帰る。

帰ってきてから食事を取りながら美味しくビールを飲んでいる。シャワーのためにテニスがあまりできなかったことは少し残念であるがまあ幸せな一日であった。

何でこんなことを書いているかというと、寅さん映画が始まる9時まで起きているためである。何か書かないと眠くてしょうがないのだ。スマソ。

でもいつから青森が亜熱帯になったのだろう。変である。
posted by あど at 20:59| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月14日

寅さん映画

毎晩見ているのだが飽きない。

寅さん映画の前座にテレサテンが出演している。それにしてもテレサテンに花嫁衣裳を着せてジェルソミーナを唄わせた後に愛人を唄わせた仕掛け人は誰だ?こんな演出が彼女を痛めつけたのだろう。女心を完全に無視した責任者出て来いと言いたい。おかげでテレサテンがテレサイレブンになっちまったじゃないか。

寅さんは日本のシラノか?いやいや違う。

男はつらいよ純情編である。森川信である。宮本信子である。山本直純である。←これは音楽。白黒のTVにはチャンネルがついている。

舞台は長崎だ。思案橋ブルース。よく唄ったなぁ。競輪で一生を棒に振った男が旦那か。競輪全盛期にはよくあった話だ。泣かせる話から映画が始まった。五島列島に寅さんは何の用があって行くのであろうか?しかし当時も今も2000円は端金である。

森繁だ。この映画を観ているだろうか。あの人はちょっとカラダの悪かとねぇ。シミジミしたイイ科白だ。社長シリーズが流行ったわけが分かる。きっとおいらは森繁のように老いるだろう。妙においらの親父にうしろ姿が似ているのだ。明治生まれは皆似ていると思ったら大正2年生まれだ。明治は遙かに遠くなった。

ゆうこさん登場。帝釈天に一緒にお参り。ひろしさんも独立の準備だ。高度成長期の影が見える。松村達雄が医者で登場。貧しくとも内風呂だ。立派なもんじゃないか。丹前だ。最近すっかり見なくなったなぁ。御前様も貫禄の演技。晩年は御前様のようになりたいと願う。今のおいらはいつでも午前様だ。反省。

啖呵売の口上はおそらく小沢昭一の方が旨いと思われ。何だかカキコするのが辛くなってきた。

眠いのである。

8月13日 22時30分記
posted by あど at 08:51| 青森 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月03日

ムービーバトン

ムービーバトンがringoame15さんから渡された。好きな映画を5本並べる遊びのようである。では早速思い出しながら書こう。

一番最初に観た記憶のある映画はベン・ハーである。小学校低学年の頃だったと思う。母と姉と一緒に観たが大層立派な映画過ぎて馬車の格闘シーン以外に全然面白いと思わなかったのが本音である。当時の映画館は大層混んでおり早く入場しなければ座れなかった。映画の合間に入る宣伝が退屈だったが今は予告編が入るのみで宣伝は消えた。昔はバー何とかという宣伝もあったが子供達に宣伝してもしょうがないだろうと思った。映画の合間にニュースも入っていたような気がする。映画の全盛期はあっけなくTVの台頭によって終わった。忠臣蔵ばかりつくり長谷川一夫に頼りすぎたのか当時の役者が悪かったせいなのか監督が悪かったせいなのか、五社協定が悪かったせいなのかその原因は知らない。

あまり昔のことをカキコしても仕方がないので話を進める。

好きな映画は次のとおりである。

1 あ・うん 1980、1989
2 七人の侍 1954
3 マルサの女 1987
4 網走番外地 1965
5 男はつらいよ 1969〜1995

あ・うんは向田邦子の原作である。1980年にNHKのTVで放映されたドラマである。フランキー堺と杉浦直樹が素晴らしい演技をみせた。初めて見た時呆然とした作品である。1989年に高倉健と坂東英二で映画化された。これも名演である。向田邦子は1981年に飛行機事故で他界した。当時向田の大ファンだったおいらは深く悲しんだ。幸田文を越える素晴らしいエッセイストが失われたからである。幸田文は露伴の次女である。向田が亡くなって以来エッセイを読む楽しみは失われた。ついに山本夏彦以外に読むものがなくなったが彼も故人となりいよいよ読むものがなくなった。残念である。今でもこの映画は時々ビデオで鑑賞している。今は綺麗サッパリ失われた男の友情の話である。

七人の侍はとにかく面白かった。初演は当然見ていない。当然二番館での鑑賞である。三船、志村、稲葉、宮口、千秋、加東、木村である。これ以上に面白い映画は誰もつくっていない。真似をしているだけである。黒澤明は嫌いだが好きである。仲代達也を俳優として起用したからだ。

マルサの女は伊丹十三が打ち立てた金字塔である。恥ずかしながら当時伊丹十三は役者であり伊丹万作の息子であるとしか知らなかった。北京の55日でその名を知ってはいたがここまで才人だったとは思わなかった。所謂個性派俳優が何を作るのだろうという下世話な興味しかなかった。宮本信子が奥様だとも知らずに観た。恥ずかしいことである。これ以降彼の全ての作品は見ている。もちろんエッセイも全て読んでいる。顔を切ったヤクザが憎いと本気で思ふ。亡くなったのは惜しすぎる。

網走番外地はアラカンが凄かった。もちろん健さんも大好きなのだが嵐寛寿郎の前には影が薄かった。カラオケが8トラックの歌詞カードで普及し始めた時一番最初に唄った歌が網走番外地である。おいらもいずれはあの雪原を走るのだろう。

男はつらいよは1975年の寅次郎相合傘が最高傑作である。これは先日少し書いたので省略する。渥美清という役者に惚れているのかもしれないが、一度だけ家内を連れて映画館で男はつらいよを見に行ったら散々の評価であった。それ以来寅さんシリーズは盆と正月にこっそり一人で観ていた。むしろB級映画に落ちた時のほうが味わい深いと思っている。渥美さんも本望であったと思われるフシがある、

以上は日本映画であるが実は色々と印象に残っている洋物もたくさんある。

ウエストサイドストーリー、ローマの休日、鉄道員、昨日今日明日、ひまわり、サイコ、殺人狂時代、道、自転車泥棒、etc.etc.

映画館に映画を観に行かなくなってから久しい。小さな小屋が全部潰れたせいもあるだろうがおそらく碁とテニスとインターネットのせいだろう。困ったもんだ。
posted by あど at 21:40| 青森 ????| Comment(1) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月31日

寅のアリア

場内がスーッと暗くなるな 皆様大変長らくはお待たせをばいたしました 只今より歌姫リリー松岡ショウの開幕ではあります 静かに緞帳があがるよ スポットライトがパアーっとあたってね そこにな真っ白けなドレスを着たリリーがすうっと立ってる ありゃあいい女だよ〜 えー あれはそれでなくたってほれ様子がいいしさ 目だってパチーっとしているから 映えるんですよ ねえー 客席がザワザワザワザワザワっとしてさ 綺麗ねぇ いい女だなぁ 「○○○イー 待ってました 日本一」やがてリリイの唄が始まる

一人酒場で飲む酒は〜♪ ねぇー 客席はシーンと水を打ったようだよ みんな聞き入っているからなぁ お客は泣いてますよ リリイの唄は哀しいもんねぇ やがて唄が終わる 花束 テープ 紙吹雪 ウワーっと割れるような拍手喝采だよ あいつはきっと泣くな あの大きな目に涙が一杯たまってよ いくら気の強いあいつだってきっと泣くよ 

116秒のアリアだ。どうしても○○のところが聞き取れないのは情けない限りである。山田監督によれば2分近くに及ぶ長回しのセリフは映画においては禁じ手らしいが、渥美清の芸を語るにはこれ以上のシーンはないだろう。話芸の傑作である。今後一人語りでここまで見事に演じる役者が出ることはないだろうし、背景のとらやのメンバーがしっかりしているからこそ大きな感動が生まれたと思う。

寅のアリアは第15作寅次郎相合い傘で演じられているが、映画のロケ地に青森が入っているのは少し嬉しい。

迎えに来てくれたの? バカ野郎、散歩だよ 雨の中傘さして散歩してるの? 悪いかい? 濡れるじゃない? 濡れて悪いかよ 風邪ひくじゃない? 風邪ひいて悪いかい だって、寅さんが風邪をひいて寝込んだら、私つまんないもん

個人的にはこちらのシーンの方が好きである。

参考文献 隅から隅まで寅次郎
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2005年07月01日

ねじ式

藤原新也氏のMemento moriを毎朝見るようにしている。ああ今日もおいらは生きていると実感するためである。

この作品を見続けていたら突然ねじ式を思い出した。長谷邦夫の「アホ式」「バカ式」、赤瀬川原平の「おざ式」、蛭子能収の「さん式」の元ネタになったあの「ねじ式」である。

藤原新也氏は1944年生まれだ。アジア各地を400日漂白した記録『全東洋街道』で1981年度の毎日文化賞を受賞した。藤原新也氏の時間とおいらの過ごした時間をくらべるとおいらは何も生きてこなかったと思い知る。しかし他人と比較してもろくなことはないので藤原氏は藤原氏おいらはおいらと割り切っている。正直言っていまさら考えても手遅れなのだ。

メメントモリとねじ式がどこでどうつながるのか自分では説明できない。ただ残された時間が刻々と少なくなっているのを次第に強く感じ始めている自分がいる。若いときは時間をあまり意識することはなかった。

ついこの間お正月を迎えたのにあっという間に今年も半年が消え去ってしまった。あまりのスピードに眩暈を感じながらこのBLOGの行方を考えている。

ともかく今日から7月。気合だ気合だ気合ダーーーー と書いておこう マル
posted by あど at 06:04| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月17日

AFIトップ10

10 サウンドオブミュージック
ジュディアンドリュースはあまり好きな歌手じゃないが、子供たちが小さかった頃何度もこの映画を一緒に見た。正統派のいい映画だ。
名前は忘れたがあの一番小さな天使のような女の子が強く印象に残っている。

9 ステインアライブ
ジョントラボルタの主演映画らしいが、見ていないので感想はない。83年は子育てと介護で忙しく映画を観る暇がなかったらしい。

8 追憶のテーマ
バーブラ・ストライサンドは素晴らしいと思うがこの映画も観ていない。何をしていたんだろう。トホホ。74年当時は社会に出たばかりで悪戦苦闘していたのだろう。まだ家内と出会っていない。

7 星に願いを
もちろんピノキオを連想するが、最初に浮かぶのはウオルトディズニーの笑顔である。人生で一番TVを見た時期と重なる。おいらの願いはまだ星に届いていない。星と距離がありすぎるのだろう。

6 ミセスロビンソン
ご存知卒業のテーマソングだ。67年だったのか。映画を観てとても驚いた記憶がある。アンバンクロフトも今はない。当時はアンバンクロフトの名前すら知らなかった。合掌。

5 ホワイトクリスマス
あまりにも有名なビンクロの傑作。クリスマスになると必ず口ずさんでおります。なぜかビンクロを見るとフレッドアステアが一緒に思い浮かびます。

4 ムーンリバー
ムーンリバーと言えばアンディウイリアムス。でもヘプバーンの声が聞けたので満足。

3 雨に唄えば
ジーンケリーだ。言うことなし。いよっ 日本一とつい掛け声をかけてしまう。変か?

2 時の過ぎ行くままに
ジュリーじゃありません。カサブランカです。ハンフリーボガードです。As Time goes byです。念のため。

1 虹の彼方に
予想通りというかジュディガーランドだった。オズの魔法使いは永遠に不滅なのだろう。

以上「アメリカ映画ベスト100」〜AFIアメリカ映画協会〜選出のベスト10でした。BS2。
ちなみにおいらのベストはプレスリーの監獄ロックです。(^^;;
posted by あど at 22:33| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月10日

アン・バンクロフトを偲ぶ

アン・バンクロフトと言えば奇跡の人だ。73歳で逝去した。

ガラカメは全て持っている。ガラカメには色々な舞台が描かれるが北島マヤも姫川亜弓も原作のヘレン役の迫力を超えることが出来なかったと記憶している。ヘレンは確かに難役だ。しかしヘレンより100倍難しいのがサリバン先生だ。アン・バンクロフトがサリバン先生役。彼女が卒業のロビンソン夫人だったのは今知った。

おいらが中学生の頃映画鑑賞でクラス全員で奇跡の人を見た。目が点になったのは当然だ。当時はあまりの迫力に驚くばかりでこの映画が何を言いたかったのかよく分からなかった。アメリカの豊かさを羨ましく思い、ヘレンに較べて五体満足な自分は力強く生きようと思っただけだ。

今映画を見るとアメリカの南北差別主義、ハンディキャッパーへの偏見、養護施設のお粗末さもしっかり描かれているのに驚く。無論事実を正確に表現した映画ではないだろうが、当たらずとも遠からずという状況は今でも少しも変わっていないだろう。

何の飾りもなく淡々と話は進む。問われるのはただ役者の情熱と力量とカメラワークだ。

エンディングに近いところでワラーの言葉が出る。物には名前があり言葉があり言葉によってヒトは人間であることを確認する。あまりにも有名なワラーのシーンは何度見ても涙が出る。

ひょっとすればBLOGがこれだけ隆盛なのはみんなワラーと叫びたいのかもしれない。

アン・バンクロフトのような存在感のある表現者を失ったことは悲しい。
posted by あど at 22:35| 青森 ??| Comment(5) | TrackBack(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする