2008年07月07日

#1831 ウインブルドンDAY13 男子単決勝・究極のテニス

 テニスを極めた者同士が戦うとこんなスコアになるだろうという予感はあった。

 試合開始が降雨のために20分遅れたのは、これから始まる究極の試合の前奏曲だったのかもしれない。スコアを見ると第1セット48分、第2セット46分、第3セット61分、第4セット58分、第5セット75分と記録され、ナダルのポイントが209、フェデラーのポイントが204となっている。

 今後何年たっても413のポイントを彼らは忘れないことだろう。全てのポイントが彼らにとって必然であったからだ。碁打ちが何年たっても自分の打った重要な碁を並べ返すことが出来ることと似ている。

 この試合をリアルで見るために十分に昼寝をして備えたが、第1セットのナダルがフェデラーのサービスをブレークし、スコアがナダルの4−2のところで睡魔に襲われてしまった。試合当初、フェデラーがスライスを封印していたのが印象的だったが、その後はどうなったのだろう。立ち上がりからナダルのテニスの攻撃力は素晴らしく、それに対応するフェデラーの防御も完璧であった。ときおりネットに出て華麗にボレーを決めるフェデラーの姿は自然体で美しかった。まさしくどんなプレイも自然体で簡単に行うのがフェデラーのテニスの真骨頂で、何があってもバランスが崩れない男である。それに対してナダルの動きは機械仕掛けの人形のようで、彼の放つボールには極度の回転が与えられ、すべてのショットがフルスイングされ、ライン付近で急激にボールが落下している。過去にこれほど激しいトップスピンを打つ選手はいなかった。そしてこれからもこんな打球を打つ選手が出てくることはないだろう。ウインブルドンに出場した一流選手の殆どが決勝戦の試合前にナダルの優位を主張していたのはまさにその点にある。実際にナダルと対戦してみて、ナダルの放つ打球がどんなに凄いのか、肝に沁みているのだと思ふ。

 結局、スコアを見るとこんな具合で、試合開始から4時間48分の間彼らはおそらく「敵」と戦ったのではなく「自分の心」と戦い続けたのかもしれない。プレイ中、両者の目に映るのはテニスのボールと相手の動きだけで、審判もボールパーソンも観客の姿さえも視界に入っていなかっただろう。

 テニスは体力と戦略とメンタルを競う競技である。彼らの驚異的な体力に感服すると共に、試合開始から終了までの彼らの「心」の充実ぶりに脱帽する。ウインブルドンのセンターコートに集まった観客は二人の心の動きを手に取るように感じることができ、本当に幸せだったと思ふ。

 もう二度とウインブルドン決勝戦という究極の状況で、こんな究極のテニスを見るチャンスは誰にも訪れないだろう。

Centre Court
Rafael Nadal (ESP)[2] def Roger Federer (SUI)[1] 6-4 6-4 6-7(5) 6-7(8) 9-7
080706.jpg
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2008年07月06日

#1830 ウインブルドンDAY12 女子単決勝

 予想通り決勝戦はジュースゲームが何度も繰り返される白熱した戦いとなり、ビーナスが82ポイント、セレナが75ポイントを獲得し、試合開始から111分でビーナスが優勝した。これまで二人の対戦成績は妹のセレナが8勝7敗、姉のビーナスが7勝8敗であったが、今回ビーナスが勝ったので8勝8敗のイーブンになった。

Venus Williams (USA)[7] def Serena Williams (USA)[6] 7-5 6-4

 試合の模様の一部はVenus flies to fifth titleにある。

 ウイリアムズ姉妹はシングルス決勝戦の後に行われた女子ダブルス決勝戦でも勝利した。Lisa Raymond USA (16)・Samantha Stosur AUS (16)組相手にスコアは62 62の楽勝であった。充実した今の二人に勝てる女子ペアはいないだろう。サーブが強く、テニスの攻撃力が普通のペアと違い過ぎる。フィジカルもメンタルも闘争心も自信過剰とも思えるほど鉄壁なので負ける要素が見当たらないのだ。

 ひょっとすればMixed Doublesにもお遊びで出場しているのかと思ったが、出場していない。さすがにもうお腹一杯なのかもしれない。

 姉妹の決勝戦は1999年マイアミ・1999年グランドスラムカップ・2001年全米オープン・2002年全仏オープン・2002年ウィンブルドン・2002年全米オープン・2003年全豪オープン・2003年ウィンブルドンと2002年から2003年に集中しているが、この試合を見る限り、2008年以降のグランドスラム決勝戦で再び姉妹対決が続いても不思議でないと感じさせるに十分な内容であった。この勢いだと再び姉妹でナンバー1・ナンバー2になる日が近いかもしれない。ウイリアムズ姉妹がナンバー1だったのが随分昔の出来事に感じるが、まだセレナは26歳、ビーナスは28歳と若い。これから二人のテニスがさらに進化して、過去の全盛期より円熟味を増して一段と強くなっても少しもおかしくない。

 エナンが引退し、新しいウイリアムズ姉妹の時代が始まったと見るのが妥当かもしれない。

 WTAにとってそれが朗報なのか朗報でないのかは分からない。

 試合後のビーナスの嬉しそうな表情を見るとこちらも嬉しくなる。

 表彰式のインタビュースピーチもとても素敵だった。

 ビーナス オメ!
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2008年07月05日

#1829 ウインブルドンDAY11 男子単準決勝

 昨日ジェン・ジー(鄭潔・Jie Zheng)のテニスを見て驚いた。試合には負けたが準決勝でジェン・ジーはセレナを圧倒し、ストロークになるとコートを完全に支配していた。負けた原因は単純で、セレナの放つパワフルでワイドなサービスに対応できなかったことである。女子のサービスはせいぜい時速150km程度と相場が決まっているのに、セレナは打とうと思えば時速200kmのサーブを打てる怪物だ。テニスに勝ちたければサービスを磨くことが一番だが、背筋腹筋スイング体形その他諸々の事情からいくらサービスを練習してもそんなに上達はしない。強力なサービスを打つためには天性の何かが必要である。たとえば時速150km以上の速球を投げる投手が少ないのと同じことだ。極めて少数のアスリートにしか出来ないことである。

 いい例がデメンティエワでダブルフォールトを恐れるあまりジュースコートからのサービスは素人のように全てクロスにばかり打っていた。彼女のストロークは世界のトップレベルでサービスさえ克服すれば頂点に立てる力があるのに、どうにもならないのがサービスなのだ。

 今大会初めて見たジェン・ジーの強さは際立っていた。特に、ジェン・ジーが準々決勝で戦ったバイディソバ戦ではテニスの格が違うのではないかと思えるほど圧倒していた。試合前にワイルドカードで出場し、運よくここまで勝ち上がってきたジェン・ジーごときの中国小娘に負けるはずはないと舐めきった発言をしていたバイディソバが一番驚愕したことだろう。そしてバイディソバにとって不幸だったのは、自身のサービスがひところよりスピードも切れもなくなっていたことである。これでは、はなからジェン・ジーに勝てるわけがなかった。

 ジェン・ジーが今大会女子のナンバー1シードイワノビッチを倒した試合はフロックだったと思っていたが、あれはフロックではなく実力通りの結果だったかもしれない。おいどんの見る限り、今大会最も素晴らしいテニスらしいテニスをしたのはジェン・ジーで、どうして彼女のことがもっと大々的に取り上げられなかったのか不思議である。以上が昨日初めてジェン・ジーの試合を見た感想で、2006年の全豪とウインブルドンでダブルスのチャンピオンになっているのは実力通りの結果だったと確信した。

 おそらく、体格的に似ているアジア系の選手とりわけ日本のテニスプレイヤーはジェン・ジーの大活躍に意を強くしたことだろう。しかし、彼女のようなテニスはとても出来ないと思ふ。あのフットワークの良さとスイングの速さ、相手の打った威力のある深いボールをライジングでとらえる高度な技術はおそらく彼女だけのもので、誰にも真似できないだろう。

 今回ウインブルドンの大活躍でランキングも133位からおそらく30位前後まで急上昇し8月の全米ではシードがつくだろう。

 全米オープンではジェン・ジーの嵐が吹きまくるような気がしてならない。

 とまあ、こんなことを考えながら大会11日目の結果を見ると

Centre Court
Roger Federer (SUI)[1] def Marat Safin (RUS) 6-3 7-6(3) 6-4
Rafael Nadal (ESP)[2] def Rainer Schuettler (GER) 6-1 7-6(3) 6-4

ということで、結局お約束のフェデラーとナダルの決勝戦が確定した。今の二人はどうにもならないくらい強いので当然の結果かもしれない。朝食を摂ってからじっくりと拝見しよう。

 決勝戦で完全無欠のテニスをするのはどちらなのだろう。

 明日の夜はさすがにライブで観戦したいので、日中昼寝をして備えることにしよう。

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2008年07月04日

#1828 ウインブルドンDAY10 ウイリアムズ姉妹

 女子準決勝は絵に描いたような予想通りの結果になった。収穫はE. Dementievaのインタビュービデオを見ることができたことで、さすがに姫と言われるだけあってコートで見るより目元の涼しい美人で何だか得をした気分である。Jie Zhengの試合の情報はそのうちアップされるだろうが、ここまでよく戦ってきたと思ふ。Serena Williams以外の相手だったらもう少し勝機もあったかもしれないが、本人も怪我から復帰してここまで戦うことができたのはきっと満足だったろう。

 これでウイリアムズ姉妹の決勝戦になったが、一体姉妹同士で何度目の決勝戦なのだろう。どちらが勝っても手の内を知り尽くした者同士の対戦なので相変わらずスコアは競るだろう。きっと運のいい方が勝つだろうが、またウイリアムズ姉妹の時代が始まるのだけは勘弁してもらいたい、という気分になるのはおやじテニスファンの戯言である。

 とにかくビーナスは全英を4回制覇、セレナは全英を2回制覇しており、彼女たちにとって全英は自分の庭のようなものである。どちらが勝ってもウイリアムズ家にとっては7回目の優勝ということになり、それはそれで大いに目出度いことかもしれない。でもウイリアムズ家にとって目出度いことが世界中のテニスファンにとって目出度いこととは限らない。

 何とかエナンに復帰して貰えないものかとマジに願っている。

Centre Court
Venus Williams (USA)[7] def Elena Dementieva (RUS)[5] 6-1 7-6(3)

Defending champion Venus back in final
080704.jpg

E. Dementieva interview - 3 July

Serena Williams (USA)[6] def Jie Zheng (CHN) 6-2 7-6(5)
08070400.jpg

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2008年07月03日

#1827 ウインブルドンDAY9 フェデラー・ナダル・サフィン・?

 フェデラーとナダルとサフィンが準決勝に進んだ。芝の帝王フェデラーはアンチッチに対して6-1 7-5 6-4の完勝。暴れん坊将軍サフィンはロペスに対して3-6 7-5 7-6(1) 6-3と少し競ったが、切れかけながらも辛抱のいいテニスをして勝利を獲得。スーパーサイヤ人ナダルにいたっては地元期待の星マレーに対して6-3 6-2 6-4と完膚なきまでに叩きのめして改めてナダルの強さを際立たせた。何もそこまで叩かなくとも良さそうなものだが、今のナダルは完璧なので仕方がない。シュットラーとクレメンはシュットラーの6-3 5-7で中断されている。暗闇でテニスは出来ないのでこれは仕方がない。どちらか運のいいほうが勝つだろう。

 ウインブルドンのサイトにはフェデラーの試合とサフィンの試合のビデオクリップが置かれている。フェデラーの試合は第1セットが僅か20分で終了し、おまけに雨まで降って来てコートにカバーが掛けられている。マッチポイントはサービスエースできっちり決められており、画面にはアンチッチの悔しそうな表情ばかりが流れている。サフィンの試合は第1セットでサフィンがラケットをへし折るお約束の場面とか、サフィンのスーパーショットが主体で、男前ロペスの悔しそうな表情が目立ち、やはりマッチポイントはしっかり映っている。全体的にやはり勝者のほうが敗者より断然格好よく映っているのは当たり前だろう。もう少しするとナダルの試合のビデオクリップもアップされるかもしれない。でもマレーの負けた試合は編集しにくいので没になるかもしれない。

フェデラーの試合
Federer sees off Ancic threat

サフィンの試合
Safin shoots down Spanish challenge

 まだTVに録画した映像を見ていないのでこれは助かる。一刻も早く試合結果を知りたいのは人情で、しかも試合の動画が部分的にでも配信されるとこれは嬉しい。昨年まではなかったサービスだと思ふ。それにしてもどんどん質の良い情報が即座に提供されるようになったものだ。改めて素晴らしい時代になったものだと思ふ。

Centre Court
Roger Federer (SUI)[1] def Mario Ancic (CRO) 6-1 7-5 6-4
Rafael Nadal (ESP)[2] def Andy Murray (GBR)[12] 6-3 6-2 6-4

Court 1
Marat Safin (RUS) def Feliciano Lopez (ESP)[31] 3-6 7-5 7-6(1) 6-3
Rainer Schuettler (GER) v. Arnaud Clement (FRA) To Finish 6-3 5-7

 データを見る限りフェデラーとナダルの強さはずば抜けている。まるでアンチッチとかロペスが弱い選手であるかのような錯覚を覚える程だ。勝負事は勝者が強く見え敗者が弱く見えるのが常だが、その差はいつでも紙一重である。その紙一重の差を巡って色々な戦略が企てられるのだが、悲しいかな素人には超一流選手の頭脳の内部までうかがい知ることは出来ない。知ることが出来るのは勝者と敗者に分かれた結果だけである。素人としては単純に勝った者が強い!と思って正解だと思ふ。

 ここまで来るとウインブルドンの焦点は、全仏の決勝戦でナダルに叩きのめされたフェデラーが、ウインブルドンの決勝戦でお返しが出来るかどうかだけになってきたような希ガス。

 グラスコートの最強者は誰か? 今週の日曜日に明らかになるだろう。

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2008年07月02日

#1826 ウインブルドンDAY8 鄭潔(Jie Zheng、ジェン・ジー)の軌跡

 8日目の主役はジェン・ジーだったろう。ついにクルム伊達公子以来アジア勢としては96年以来の快挙を遂げ、ウインブルドン選手権ベスト4に到達した。残り3人はElena Dementieva (RUS)[5]自称180cm,64kg、Serena Williams (USA)[6]自称178cm,65kg、Venus Williams (USA)[7]自称185cm,75kgというメンバーなので、Jie Zheng CHN の165cm,57kgは一層華奢に見え、アジアの選手というから応援するのではなく、ひとり敢然と世界のパワーヒッターと戦うあられちゃんを応援するような気分になる。でもあられちゃんはロボットなので例えが不適切なのかもしれないが、とにかく準決勝でSerena Williams (USA)[6]自称178cm,65kg絶叫と戦うことになったのである。

 ここまでジェン・ジーが辿った道を振り返ると
6月23日 大会初日 1回戦は15番コートで第30シードのDominika Cibulkova を6-4 6-3。
6月25日 大会3日目 2回戦は2番コートでElena Baltachaを6-2 7-5。
6月27日 大会5日目 3回戦は1番コートで第1シードのAna Ivanovicを6-1 6-4。
6月30日 大会7日目 4回戦は3番コートで第15シードのAgnes Szavayを6-3 6-4。
7月1日 大会8日目 準々決勝は1番コートで第18シードのNicole Vaidisovaを6-2 5-7 6-1。

と撃破してきた。全く文句のつけようのない快進撃である。

 女子準決勝の組み合わせは

Jie Zheng CHN v Serena Williams USA (6)
Elena Dementieva RUS (5) v Venus Williams USA (7)

となり、常識的にはウイリアムズ姉妹の決勝戦が思い浮かぶが、勝負は下駄を履くまで分からない。ジェン・ジーのテニスがどこまでセレナに食い下がるか注目される。そして、彼女のテニスがセレナに通用するならば、アジア系の選手にとっては大きな励みになるだろう。

 ジェン・ジーの大活躍は中国の電子新聞「人民網日本語版」にも掲載され、ベスト8に入ったときは「ウィンブルドン、鄭潔が女子シングルス8強入り」と題して、「北京時間6月30日夜、テニスのウィンブルドン選手権で中国の鄭潔は女子シングルス4回戦で善戦、6-3、6-4でハンガリーの強豪、アグネス・サバイを破り、8強に進出した。3回戦では、鄭潔は今大会で最も優勝に近いといわれた世界ランキング1位のアナ・イワノビッチに勝利、鄭潔にとって初の世界ランキング10位以上との勝利となり、また中国選手にとって現世界ランキング1位選手に対する初めての勝利ともなった。鄭潔は伊達公子、杉山愛、浅越しのぶ、李娜、タマリン・タナスガーンらに続き、世界4大大会準々決勝に進出した6番目のアジア女子選手となった。鄭潔は準々決勝で、チェコの名手ニコル・バイディソバと対戦する。(編集HT)「人民網日本語版」2008年7月1日 」と大々的に報じられ、記者の喜ぶ姿が目に浮かぶ。そして今回のベスト4入りの快挙はまだ報じられていないが、きっとジェン・ジーに対する熱烈な応援記事になるだろう。大地震で落ち込んでいる時にこのニュースは朗報だろう。

 しかし残念なことに昨夜録画した試合のスケジュールを見ると、エレナ・デメンティエワ(ロシア・第5シード)対ナディア・ペトロワ(ロシア・第21シード)解説:坂本 真一 実況:鍋島 昭茂、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ・第7シード)対タマリーン・タナスガーン(タイ)解説:柳 恵誌郎 実況:木村 季康、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ・第7シード)対タマリーン・タナスガーン(タイ)解説:柳 恵誌郎 実況:木村 季康の3試合となっており、肝心のジェン・ジーの試合がない。あれまー、という感じである。

 そして、考えてみるとここまで破竹の5連勝をしたジェン・ジーの試合はまだ一度も見ていないのでどんなテニスをするのか全く知らないのだった。orz

 さすがにセレナとの準決勝は放映されるだろうから、じっくりと拝見しようと思っている。

8日目の結果
Centre Court
Elena Dementieva (RUS)[5] def Nadia Petrova (RUS)[21] 6-1 6-7(6) 6-3
Serena Williams (USA)[6] def Agnieszka Radwanska (POL)[14] 6-4 6-0

Court 1
Venus Williams (USA)[7] def Tamarine Tanasugarn (THA) 6-4 6-3
Jie Zheng (CHN) def Nicole Vaidisova (CZE)[18] 6-2 5-7 6-1
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2008年07月01日

#1825 ウインブルドンDAY7 ベスト8確定

 7日目を終えてベスト8が確定し、準々決勝の組み合わせが決まった。

Gentlemen's Singles
Roger Federer SUI (1) v Mario Ancic CRO
Marat Safin RUS v Feliciano Lopez ESP (31)
Rainer Schuettler GER v Arnaud Clement FRA
Andy Murray GBR (12) v Rafael Nadal ESP (2)

 ベスト8に勝ち上がった選手のスコアを見ると

フェデラーはヒューイットを 76 62 64 と順当勝ち
アンチッチはベルダスコを 36 46 63 64 13/11 と2セットダウンから大逆転勝ち
サフィンはバブリンカを 64 63 57 61 と押し切り勝ち
ロペスはバグダティスを 57 62 36 76 86 とフルセットの激戦を制覇
シュットラーはチプサレビッチを 64 36 64 76 と僅差で逃げ切り
クレメンはチリッチを 63 75 62 と押し切り勝ち
マレーはガスケを 57 36 76 62 64 と2セットダウンから華麗な逆転勝ち
ナダルはユーズニーを 63 63 61 と順当勝ち

で、いずれも熱戦であるがフェデラーとナダルはさすがに別格という勝ち方をしている。そしてスコアを見ると、地元マレーの大活躍はスタンドも選手も素晴らしい盛り上がりを見せたことだろうし、アンチッチの試合はいつ果てるともしれない大消耗戦になっただろうし、大好きなバグダティスは結局フルセットの末姿を消した。プレイ中にブチ切れることのなくなったサフィンは不気味にしっかりと勝ち上がって来ているし、ロペスもシュットラーもクレメンもここまで来れば狙うのは優勝だけだろう。ここまではるばる辿り着いた8人だけにその資格はある。

 ベスト8が確定した全ての試合を観戦したいが、諸般の事情によりこれから録画で見る試合はフェデラーとヒューイット、クズネツォワとラドバンスカ、マレーとガスケの3試合だけなので残念だ。だが、贅沢は言うまい。マレーとガスケの大熱戦を鑑賞できるのは幸運である。強いて挙げればクズネツォワとラドバンスカの試合ではなく、バグダティスの試合をスケジュールに入れてくれれば良かったのだが、まあそれは仕方のないことと諦めている。

Murray comeback lights up Centre Court

 ついでに女子のベスト8の組み合わせを見ると、

Ladies' Singles
Jie Zheng CHN v Nicole Vaidisova CZE (18)
Agnieszka Radwanska POL (14) v Serena Williams USA (6)
Elena Dementieva RUS (5) v Nadia Petrova RUS (21)
Venus Williams USA (7) v Tamarine Tanasugarn THA

という組み合わせで、見事に第1シードから第4シードが消えて大混戦になっている。中でも中国のジェン・ジーとタイのタナスガーンの名前が見えるのは珍しく、アジア系の選手が二人もベスト8に勝ち上がったのはおいどんの記憶にない。ジェン・ジーは第3コートの第1試合でサバイを6-3 6-4、タナスガーンは18番コートの第1試合でヤンコビッチを6-3 6-2と撃破してここまで来た。そして今夜はCourt 1の第1試合と第2試合にその晴れ姿が登場する。

 Court 1の大観衆の前で戦うアジア系の選手の雄姿が全世界にライブ中継されるのは、何だか痛快である。

 できれば勝ちきってほしいと願っている。チャンスは大いにあると思ふ。

posted by あど at 06:48| 青森 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月29日

#1823 ウインブルドンDAY6 杉山散る

 杉山愛がAlisa Kleybanovaアリサ・クレイバノワに負けた。スコアは46 46と惜敗のように見えるがトータルポイントは杉山の60、Kleybanovaの79と大差。第1セットのウイナーの数は杉山の6に対してKleybanovaの22、第2セットは杉山の3に対してKleybanovaの11と一方的にKleybanovaに押しまくられている。普通ここまでウイナーを取られるともっとスコアは片寄るはずだが、よほど杉山が勝負のポイントで踏ん張ったと思われ、胸が痛くなるような展開だったような気がする。何だかこの試合を録画で見るのがためらわれる。まあ、今回のウインブルドンの杉山は久しぶりに絶好調で素晴らしいテニスをしていただけに、こんなにウイナーを取られるのは余程相手のテニスが強かったということで、18歳のKleybanovaの力が並みでないことを伺わせる。Kleybanovaのテニスがどの程度の力量があるのか次の相手Venus Williamsとの対戦で明らかになるだろう。Venus Williamsに対してもこれだけのウイナーを取れるなら、極めて優勝する確率の高い選手と言っていいかもしれない。またひとりロシアから若くて強い選手が出てきたわけで、そのうちウインブルドン選手権がロシアの国内大会になる日も近いような希ガス。冗談です。

 しかし、今回ベスト16に残った面子の中に中国のJie Zheng、タイのTamarine Tanasugarnの名前があるのは嬉しい。最近の女子テニス選手は大型化するばかりで、アジア系の小柄で非力な選手は一体どうやって戦えばいいのかお手上げ状態が続いていたのだが、怪我から復帰したJie Zheng、ベテランの域に達したタナスガーンがここまで勝ち上がったのは快挙だ。やはりパワー不足をカウンター気味に切り返すショットでカバーする戦法、例えば往年の伊達がライジングショットを多用して勝ち上がってきたスタイルに似ているような気がする。この二人がもう一つ勝ち上がることが出来るのか興味深い。是非もう一つ勝ってほしい。でもタナスガーンの相手はヤンコビッチなので、かなり難しいなあ・・・と思ったらヤンコビッチは3回戦 Caroline Wozniackiとの試合で左膝を負傷しているのだった。大丈夫かしらん?グランドスラムは怪我人だらけだ。

 一応男女ともついさっきベスト16が出揃った。

 顔ぶれを見ると、男子決勝戦はお約束のフェデラーとナダル、女子決勝戦はセレナとビーナスの顔がちらつくが、果たしてどうなるか。

 個人的にはキプロスの英雄髭男バグダティスが優勝カップを天高く掲げてほほ笑む姿を見たい。女子は誰でもイ−デス・ハンソン。

ベスト16
Gentlemen's Singles
Roger Federer SUI (1) v Lleyton Hewitt AUS (20)
Fernando Verdasco ESP (22) v Mario Ancic CRO
Marat Safin RUS v Stanislas Wawrinka SUI (13)
Marcos Baghdatis CYP (10) v Feliciano Lopez ESP (31)
Janko Tipsarevic SRB v Rainer Schuettler GER
Marin Cilic CRO v Arnaud Clement FRA
Richard Gasquet FRA (8) v Andy Murray GBR (12)
Mikhail Youzhny RUS (17) v Rafael Nadal ESP (2)

Ladies' Singles
Jie Zheng CHN v Agnes Szavay HUN (15)
Nicole Vaidisova CZE (18) v Anna Chakvetadze RUS (8)
Svetlana Kuznetsova RUS (4) v Agnieszka Radwanska POL (14)
Bethanie Mattek USA v Serena Williams USA (6)
Elena Dementieva RUS (5) v Shahar Peer ISR (24)
Nadia Petrova RUS (21) v Alla Kudryavtseva RUS
Venus Williams USA (7) v Alisa Kleybanova RUS
Tamarine Tanasugarn THA v Jelena Jankovic SRB (2)
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2008年06月28日

#1822 ウインブルドンDAY5 イワノビッチ敗退

 ナンバー1コートの第2試合で中国のJie ZhengがセルビアのAna Ivanovicに勝った。スコアはJie Zhengの6-1 6-4のストレートセットで、僅か72分間の出来事である。

080629.jpg

 Zhengは24歳で、昨年左足首を負傷して欠場したため現在のランキングは133位まで落ちてはいるが、強烈なカウンターショットを持った危険な選手ではある。でも全仏を制したイワノビッチを食うとは誰も予想していなかっただろう。ただ2回戦でNathalie Dechyにマッチポイントを2回も奪われ、かろうじてコートボールに救われたイワノビッチの調子が悪いのは誰の目にも明らかだった。しかもイワノビッチは本来クレイコートが得意でグラスコートは苦手としているのも不安材料だった。

 記録を見ると僅か30分で第1セットは終了している。第1セットはセットポイントをドロップショットで決められ、第2セットも5−4とJie Zhengのリードで迎えた第10ゲームを4本のサービスウイナーで引導を渡されたようである。

 Jie Zhengの完勝である。

 Jie Zhengは漢字で鄭潔と表記され、発音はzhen jeh となっているが、日本語でどう表記するのか知らない。しかもyahoo sportsではZheng Jieと逆の表記になっている。一体どっちなんだろう。

 もうじきネットにこのニュースが大々的に流れるので名前の呼び方も固定されることだろう。

Centre Court
Roger Federer (SUI)[1] def Marc Gicquel (FRA) 6-3 6-3 6-1
Serena Williams (USA)[6] def Amelie Mauresmo (FRA)[29] 7-6(5) 6-1
Mario Ancic (CRO) def David Ferrer (ESP)[5] 6-4 6-4 6-7(5) 7-6(3)

Court 1
Lleyton Hewitt (AUS)[20] def Simone Bolelli (ITA) 6-1 6-3 7-6(2)
Jie Zheng (CHN) def Ana Ivanovic (SRB)[1] 6-1 6-4
Marat Safin (RUS) v. Andreas Seppi (ITA)[29] In Progress

4回戦の組み合わせ 

Gentlemen's Singles
Roger Federer SUI (1) v Lleyton Hewitt AUS (20)
Fernando Verdasco ESP (22) v Mario Ancic CRO
Marat Safin RUS v Stanislas Wawrinka SUI (13)
Marcos Baghdatis CYP (10) v Feliciano Lopez ESP (31)
Unknown v Unknown
Unknown v Unknown
Unknown v Unknown
Unknown v Unknown

Ladies' Singles
Jie Zheng CHN v Agnes Szavay HUN (15)
Nicole Vaidisova CZE (18) v Anna Chakvetadze RUS (8)
Svetlana Kuznetsova RUS (4) v Agnieszka Radwanska POL (14)
Bethanie Mattek USA v Serena Williams USA (6)
Unknown v Unknown
Unknown v Unknown
Unknown v Unknown
Unknown v Unknown
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2008年06月27日

#1821 ウインブルドンDAY4 大荒れ

 第3シードのジョコビッチが三日目に消えたと同時に雪崩を打ったようにシード選手に危機が訪れている。同日女子のナンバー1イワノビッチはコートボールに救われなければ今頃はセルビアに戻ってショッピングを楽しんでいたはずだ。全仏から彼女の肩に乗っているテニスの妖精たちがウインブルドンまで一緒に旅をしたようである。彼女は運がいい。それに比して以前ウインブルドンにいた幸運の鳩から見放された気の毒な選手もいる。

 大会4日目のシードダウンはこうであった。

Janko Tipsarevic (SRB) def Andy Roddick (USA)[6] 6-7(5) 7-5 6-4 7-6(4)
Alla Kudryavtseva (RUS) def Maria Sharapova (RUS)[3] 6-2 6-4
Gisela Dulko (ARG) def Lindsay Davenport (USA)[25] Walkover
Rainer Schuettler (GER) def James Blake (USA)[9] 6-3 6-7(8) 4-6 6-4 6-4
Alisa Kleybanova (RUS) def Daniela Hantuchova (SVK)[10] 6-3 4-6 6-1
Maria Jose Martinez sanchez (ESP) def Sania Mirza (IND)[32] 6-0 4-6 9-7
Tommy Haas (GER) def Tommy Robredo (ESP)[23] 6-4 6-4 6-3
Marin Cilic (CRO) def Jarkko Nieminen (FIN)[24] 6-4 3-6 6-3 6-7(6) 7-5
Shuai Peng (CHN) def Sybille Bammer (AUT)[26] 7-6(7) 4-6 6-3
Tamarine Tanasugarn (THA) def Vera Zvonareva (RUS)[13] 7-6(10) 4-6 6-3

 最速サーブロディック、シースルーシャラポア、ママさんダベンポート、ガッツマンブレーク、元祖妖精ハンチュコワ、お嬢様ミルザ、ええ男ロブレド、ニーエマン、バマー、Vera Zvonarevaらが消えた。

 と、こんなことを書いていたら、たった今もう一つシードダウンがあった。

Ai Sugiyama (JPN) def Flavia Pennetta (ITA)[22] 7-6(5) 2-6 6-2

 おお、杉山がFlavia Pennettaに勝った。これは嬉しいシードダウン。オメ!

 まったくウインブルドンは油断も隙もないコートだ、というより最近のテニスシーンではシードダウンが少しも珍しくなくなった。これは選手層が厚くなり、シード選手とノーシード選手の力量差が縮まったためだろう。現に鉄壁と思われるナダルもグルビスに対して第1セットを落としている。類まれなフットワークと強力な武器がなければナダルでさえも危ない、というのが現状だろう。まあ、このレベルでは相手が完璧なテニスをするとナダルもフェデラーも負けても少しもおかしくない。だからこそフェデラーのウインブルドン5連覇・全米4連覇、ナダルの全仏4連覇には大きな意味がある偉大な記録であり、おそらく偉大過ぎる記録だろう。
 
 昨日wowwowの石黒賢氏がウインブルドンの管理者に対してインタビューを行っていたが、初期のウインブルドンでは芝生の状態が悪くイレギュラーバウンドが多かったためにサーブ&ボレーのスタイルが生まれたと話していた。そして今は、以前よりコートを固くし、イレギュラーがないように努力しているという説明があった。なるほど、それで最近はサーブ&ボレースタイルの選手が激減したのかと、妙に納得した。それにウインブルドンのコートには一切企業の宣伝表示がないのだ、と胸を張って自慢していた。確かにそういえばコートのフェンスにはウザイ宣伝文字が一切ない。だから緑の芝とフェンスの濃い緑と選手の白いウエアが調和して美しい。これはとてもいいことだ。

 まあ、そんなことは置いといてシードダウンの嵐が吹こうと槍が降ろうとウインブルドンは続く。雨が降らない限り選手たちは戦わなければならない。

 お楽しみはまだまだこれからだ。
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2008年06月26日

#1820 ウインブルドンDAY3 ジョコビッチの弟

 センターコートのネットが揺れるほどの風が吹いていたせいなのか、それとも今大会の1回戦でトスを上げる前にボールを何度も地面に突く動作でワーニングを取られたので、明らかにいつもより少ない手鞠動作でサービスをしてリズムが崩れたせいなのかはっきり分からないが、第1セットの第1ゲームでダブルフォールトを連発してジョコビッチは最悪の立ち上がりをした。現在のランキングが下位に低迷しているとはいっても相手は嘗てのナンバー1、サフィンである。史上もっとも数多くのラケットをへし折ったサフィンは同時にナダルが出てくるまでは2005年の全豪準決勝で唯一フェデラーを叩き潰した男である。あの時4時間半の熱闘でフェデラーを撃破したときのサフィンのテニスはまさしく史上最強であった。今はサフィーナの兄貴として有名になってしまったというオチまである。ジョコビッチがこんな甘いテニスをしていたのではサフィンに食われるかもしれないという予感はあった。

 第1セットの第1ゲームはあっという間にジョコビッチの0−40となり、サフィンは何もしないで3つのブレイクポイントを手にした。しかしさすがにジョコビッチはここから何とかキープに成功し、大方のファンはほっとため息をついた。しかしジョコビッチ陣営で必死に応援するジョコビッチの弟の表情は最初のゲームから明らかに曇りがちであった。

 ジョコビッチの弟が必死に兄を応援する姿を見るのをいつも楽しみにしている。今年全豪で優勝したときの喜び方は本当に素晴らしく、喜びを爆発させるとはこのことかと思った。ジョコビッチの弟君は喜び方の天才である。その替わり悲しみ方も半端でない。本当に消え入りそうな表情になる。おそらくこれはジョコビッチ家の遺伝子がそうさせるのかもしれない。喜びも悲しみも振幅が大きい家系なのだろう。

 今年の全豪で優勝したときジョコビッチのテニスは完璧で、準決勝まで1セットも落とさず快進撃を見せた。

 だから、第1セットの第10ゲームでセットポイントをダブルフォールトで失ったときは目を疑った。ダブルフォールトだけではなくプレイ全体に覇気がない。明らかにジョコビッチに異変が起きていた。こんなジョコビッチは見たことがない。

 ここまで観戦していたのだが、結局睡魔に襲われてここで眠ってしまった。目覚めるとこんなスコアで試合は終了していた。

080626.jpg

 信じられないがジョコビッチがサフィンに負けている。最近は選手層が極めて厚くなり、トップシードの選手とランキング100位以内の選手が紙一重の勝負をしているのでこれは仕方がないかもしれない。鉄壁のディフェンスを誇るジョコビッチでも調子の悪い時はあるのだろう。よりによってサフィンと2ラウンドで当たったのも運の悪さを感じるが、負けるのもプロの仕事なので、いつまでもクヨクヨ考えたりしないだろう。

 全米で元気なジョコビッチとジョコビッチの弟君と再び会えることを楽しみにしている。

 最後に、サフィーナの兄 マラト・サフィン おめでとう!
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2008年06月25日

#1819 ウインブルドンDAY2 杉山登場

 TVのHDDに収納されたファイルを開くと第14コートの第1試合に杉山が登場している。ノーシードの選手同士の試合がTV放映されるのは珍しいが、ウインブルドンのサイトにはAi Sugiyama (JPN)v.Yanina Wickmayer (BEL)と書かれているので間違いないだろう。センターコートではVenus Williams (USA)[7]v.Naomi Cavaday (GBR)が行われ、第2試合は注目のAndreas Beck (GER)v.Rafael Nadal (ESP)[2]の試合が予定されている。まあビーナスの試合はきっと楽勝だから無問題なのだが、杉山の試合が長引くとナダルの試合を十分に観察することが難しくなるのが玉に瑕だ。現在最強と目されるナダルがウインブルドンの芝でどんなプレーをするのか世界中のテニスファンが注目している。当然おいどんも注目している。TVのHDDには杉山の試合とベック対ナダルの試合、サントーロとマレーの試合が格納されている。今はHDDに格納された杉山の試合を見ながらカキコしているのだった。

 WOWWOW193CHの番組紹介はこんな文字で飾られている。そうか来週は杉山も33歳になるんだ。確か杉山はグランドスラムシングルスの連続出場記録を更新しているはずだ。グランドスラムの連続出場にどんな意味があるのか分からないが、きっと珍しい記録なので話題になっているのだろう。エナンが先日突然引退したのが25歳。選手たちはATP、WTAの殺人的なツアースケジュールに音をあげ、せいぜい20代後半から30歳前後で引退する。引退の一番の原因はフィジカル面に衰えが来るので怪我が多くなり結果として勝てなくなるのというものだが、そんな中にあって丈夫で長持ち、しかも常に安定した成績を残している杉山の連続出場はおいどんが思う以上の前人未到の大記録なのかもしれない。

【7月5日に33歳になる杉山選手のシングルスの世界ランキングは38位(ダブルスは3位)、シングルスでの過去最高は2004年2月の8位。今年はマイアミとチャールストンでスレボトニクと組んでダブルスで優勝。四大大会では2000年の全豪、2004年の全英で準々決勝に進出。生涯獲得賞金は日本女子では最高、700万ドルを超えた。バックハンド・ストロークとフットワークの良さを武器とする。対するベルギーのウイックマイヤーは18歳で180センチの長身、ランキングは68位。四大大会出場は今年の全仏が初めてで、1回戦で敗退。今年はインディアンハーバー・ビーチのシングルスとトルーのダブルスで優勝、バーミンガムでもシングルスで決勝進出したが、その後の大会は右ヒザのケガのため棄権している。】

 対戦相手の選手はベルギーDeurne出身の18歳。うーん、錦織と同い年だ。180cmの長身痩躯だが肩幅が広く、後姿を見るとエナンに似た雰囲気がある。ベルギーの選手といえばどうしてもキム・クライシュテルスとかジュスティーヌ・エナンが思い浮かびパワーヒッターが連想されるが、彼女の打球を見ると確かに力強いものがある。しかし詰まらないエラーも多く、ひょっとすれば右膝が完治していないままプレイしているのかもしれない。右膝にはサポーターが巻かれ痛々しいのだった。結局杉山が相手のパワーに押されながらも何とか均衡を保ったまま試合は進み、第7ゲームで相手のサーブをブレークしてスコアは4−3とリード。ようやく主導権を握る展開となっている。

 結果的には Ai Sugiyama (JPN)def.Yanina Wickmayer (BEL) 6-4 6-2 というスコアが残されている。Match Summaryを見ると、Unforced Errorsが杉山が10、Wickmayerが35と記録されている。これでは勝負にならない。Unforced Errorsの原因が右膝の故障にあるならばさぞや残念だったことだろう。完治した状態でWickmayerがどんなテニスをするのか全米までお預けとなった。

 苦労しながらも杉山は勝ち上がった。相手が万全ではなかったにしてもさすがである。次の相手はイタリアの第22シードFlavia Pennettaなので、きっといい勝負になるだろう。

 さて杉山の試合はこれくらいにして、そろそろナダルと地元期待の星マレーの試合ぶりをじっくりと拝見してみよう。

 スコアを見ると

 Rafael Nadal (ESP)[2] def Andreas Beck (GER) 6-4 6-4 7-6(0)
 Andy Murray (GBR)[12] def Fabrice Santoro (FRA) 6-3 6-4 7-6(5)

 という激しいスコアとなっている。ナダルのスコアは競っているようだが1回もサービスを落としておらず、安定した戦いぶりだったようだ。

 英国人にとってはマレーが素晴らしい試合をしたのできっと満足な一日だったと思ふ。
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2008年06月24日

#1817 ウインブルドンDAY1 錦織リアイア

 ウインブルドンが開幕した。今日の主役はフェデラーでもイワノビッチでもジョコビッチでもなく錦織圭である。

 ジケルのサービスで試合は始った。大会初日6番コートの第3試合なのだが、すでに芝はサーバーに蹴散らされて茶色の土が見えている。世界トップレベルの選手たちが芝を必死に蹴散らした跡だ。たった2試合が展開されただけでこの有様だ。ある意味迫力がある。凄いなあ。

 第1セットは7ゲームまで進んでもたったの22分しか経っていない。試合の進行が極めて速い。ウインブルドンのラリーは2秒と少し、全仏のラリーは8秒程度かかっているという解説が入る。確かに球足が速すぎてラリーになれない展開が続いている。しかし結局第1セットは錦織が1ブレークの6−4でセットを取った。試合中も不敵な落ち着きがあり、予想より遥かに大人のテニスをしている。タッチの良さは恐らく天性のものだろうが。特に第1セットのセットポイントで見せたフォアのクロスは見事で、ひょっとすればこの試合はこのまま錦織が押し切るのではないかと思われた。

 唐突に錦織が第1セット終了後に3分間のメディカルタイムを取ったとき厭な予感がした。確か前哨戦でも腹筋を痛めてリタイアしている。トレーナーが入ってきたとき左足のシューズを脱いだので足の裏のテーピングの治療かと思ったら、やにわに腹部に湿布を貼り始めた。錦織は身体の軸の回転でボールを打つので、相手に打ち勝つ能力があるのです、という解説が入るが何の慰めにもならない。腹筋はすべてのアスリートにとって最も重要な筋肉で、しかも一度痛めるとなかなか完治するのは難しい。

 この景色は何かを連想させる。

 95年に松岡がウインブルドンで快進撃を続けたあと、全米オープン1回戦で起きた悲惨な出来事だ。あのとき松岡は強度の痙攣を起こしてコートでのたうち回り、その凄惨な模様はリアルタイムで全世界に中継された。あのあとテニスのルールが変わり、「シュウゾウ・マツオカルール」が出来たのだった。松岡にとっても日本のテニスファンにとっても悪夢のような出来事であった。錦織が腹筋の治療を受ける姿を見てそんなことを思った。

 どうして日本の選手はこんなに身体が弱いのだろう。これではどんなに素晴らしい技術を持っていても2週間で決勝までの7試合の5セットマッチを戦い切ることはできない。錦織圭は近い将来ウインブルドンの決勝まで進むことが可能な器だ。あまりにも勿体ない。そんなことを考えているうちに第2セットが始まった。

 第2セットに入り試合は淡々と進んだ。進行状況のメモを貼り付けておく。それにしてもリタイアは残念。深いため息しか出てこない。

第2セット
第4ゲーム 錦織サーブ 
少し集中が切れたようにも見えたが、がっちりキープ 2−2
このあたりから錦織の腹筋が痛み始めていたように感じる。動きにシャープさがなくなっている。

第5ゲーム ジケルサーブ
ポイントが取れない 久しぶりにポイント ダブルフォールト15−15
30−15 一本くさいボールがあった 
30−30 フォアの逆クロス 相手動けず
40−30 エラー 
ゲーム 相手のクロス決まる 錦織の2−3

第6ゲーム 錦織サーブ
15−0 フォアエラー
30−0 ストロークでオス
40−0 サービスエース 5本目
ゲーム  フォアで決める 3−3

第7ゲーム ジケルサーブ
15−0 エラー
30−0 セカンドを叩くがネット
40−0 ボレー決まる
ゲーム  ジケルのサーブ決まる 錦織の3−4

第8ゲーム 錦織サーブ
15−0 相手フォアのエラー
15−15 ダブルフォールト
30−15 リターンを相手の逆をつく
40−15 相手エラー
ゲーム 錦織がハーフボレーを面だけで鮮やかに決める 4−4

第9ゲーム ジケルサーブ
0−15 ジケルエラー
15−15 サーブ決まる
15−30 錦織のフォアにくいこまれる ジケルエラー
30−30 滑る 心配だ
40−30 バックエラー 少し固くなっているのか?
ゲーム ジケルのサービスセンターに決まる ジケルの5−4

第10ゲーム 錦織サーブ
15−0 フォア厳しい
30−0 エラー
40−0 ネットを制する
ゲーム ジケルエラー ジケルが押されている 5−5 
最も難しい場面でも安定したキープ。才能の豊かさを感じる。

第11ゲーム ジケルサーブ
15−0 サービス決まる
15−15 スライスで切り返し 巧い
30−15 ネットで決められる
40−15 サービス決まる
ゲーム 錦織のスライスのアプローチがロング
ジケルの6−5 

第12ゲーム 錦織サーブ
小康状態というよりは二人が充実してきたと云うべき解説が入る。同意。
15−0 エラー
15−15 一方的に攻められる
15−30 フォアエラー
30−30 コースは良くないが相手エラー
30−40 致命的なダブルフォールト
ゲーム フォアエラー ジケルの7−5

お互いに1ブレークで試合が進行する。緊張感が高まる。ジケルの集中度は明らかに高まっている。

第3セット
第1ゲーム ジケルサービス
15−0 サーブ決まる 錦織の動きが変だ。
30−0 サーブ決まる 
40−0 攻めようとするがエラー

ここでチェアマンにリタイアを宣言。 錦織棄権敗退 残念!

 有り余る才能を感じるテニスであった。身体を治して、捲土重来を期したい。

 当地の外は雨。錦織の涙かもしれない・・・

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2008年06月23日

#1816 ウインブルドンDAY0

 Day 1: Monday, 23 June のSchedule of Playが発表された。

 センターコートでは現地時間の午後1時から第1試合がRoger Federer (SUI)[1]v. Dominik Hrbaty (SVK)、第2試合がAna Ivanovic (SRB)[1]v.Rossana De los rios (PAR)、第3試合がNovak Djokovic (SRB)[3]v.Michael Berrer (GER)の3試合が予定されている。フェデラー・イワノビッチ・ジョコビッチの豪華な揃い踏みという感じで大方の予想通り試合はフルセットまで縺れることなく無事に終了することだろう。センターコートに前年の覇者エナンがいないのは少し寂しいが、イワノビッチにはエナンとは異質の華があるので、観客にとって十分満足できるセンターコート初日になるだろう。

 注目の錦織圭は第6コートの第3試合に組まれている。第1試合はThomas Johansson (SWE)v.Vincent Spadea (USA)、第2試合はPatty Schnyder (SUI)[12]v.Casey Dellacqua (AUS)という結構魅力的な試合が組まれているが、残念ながらセンターコートのフェデラーとイワノビッチの試合が優先して放映されるだろう。そしてその後にMarc Gicquel (FRA)v.Kei Nishikori (JPN)が組まれており、いよいよ待望の錦織の登場となる。

 YAHOOの番組表でウインブルドンの放映予定を見ると

 NHK総合 6月23日(月) 24:20〜28:15 〜イギリス・ウィンブルドンで録画〜
 WOWOW 6月23日(月) 24:00〜28:00 第1日男女シングルス1回戦

となっているので、両方のTVで観戦できる。おそらくヨハンセンの試合は長くとも2時間半、シュニーダーの試合は長くとも1時間半で終了するだろうから合計4時間で現地時間の午後5時頃に錦織の第3試合が始まることになるだろう。イギリスと日本の時差が8時間なので日本時間午前1時頃の見当になる。さすれば錦織の試合を生中継で放送するためには王者フェデラーの試合を録画にするしか手段がないかもしれないので放送スケジュールの調整が大変だろう。NHKの中継現場は結構悩ましいことになりそうだ。でもまあいずれにしてもあまりにも深夜なので、自宅でリアルタイムで観戦することは不可能。結局HDDに記録されたファイルで見ることになるだろう。

 そんなことを愚図愚図考えながらWOWOWのHPを訪問すると

 緊急放送決定!期待の18歳 錦織圭 vs 全仏王者ラファエル・ナダル!「錦織圭 vs 全仏王者ラファエル・ナダル」アルトワ選手権 フルマッチ緊急放送!〜WOWOW TENNIS Walk on! ウィンブルドン直前拡大SP〜 ■放送日時 2008年6月22日(日)深夜0:10〜2:45 191ch HV

 という文字が躍っている。あれまあ、さっきまでナダルと錦織の試合をサービス放映していたのだった。知らなかった・・・

 そしてWOWOWの放映スケジュールは
 193ch 6月23日(月)午後8:40〜LIVE 第1日 男女シングルス1回戦
 191ch 6月23日(月)深夜0:00〜LIVE 第1日 男女シングルス1回戦

 となっているのでWOWOW193chは無問題で錦織の試合をリアルタイムで観戦できそうなのだった。つい先日受像機を変更しWOWOW193chが受信可能になったのだった。

 本日のロンドンの天気は最高気温20度、最低気温12度、晴時々曇の絶好のテニス日和だ。

 対戦相手のMarc Gicquelはランキング60位の強い選手で、しかも男前だ。男前なら錦織も負けてはいない。

 素晴らしい試合になるだろう。
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2008年06月22日

#1815 ウインブルドン前哨戦終了

 ウインブルドン前哨戦の結果が入ってきている。

 オルディナ・オープンでフェレールが優勝。準優勝はジケル。
 ノッティンガム・オープンでカルロビッチが優勝。準優勝はベルダスコ。
 イーストボーン国際オープンでラドワンスカが優勝。準優勝はペトロワ。
 オルディナ・オープンでタマリネ・タナスガーンが優勝。準優勝はサフィナ。

 タナスガーンがサフィナに勝ったのには驚いたが、まあ前哨戦なのでこんなこともあるだろう。それより錦織が1回戦で対戦するジケルの調子が良さそうなのが気になる。そして、錦織圭が開幕前の記者会見に呼ばれたことにまたまた吃驚。ツアー1勝、世界ランキング105位が記者会見!まあご愛嬌だろうが、一応楽しみが増えたので嬉しい。一体何を質問されるのだろう?やはりDelray Beach International Tennis Championshipsでブレークに勝って優勝した時のことだろうか?でもあれは既に大昔の出来事だ。やはり将来トップ10に入る選手として扱っている証左かもしれない。有難いことである。

 ウインブルドン直前のATPとWTAの看板にはこんな写真が掲載されている。WTAは特に賑やかで華やかである。誰が誰やらワカラナイ。

 いよいよウインブルドン開幕!という気分が盛り上がってくる。

 きっと素晴らしい2週間になるだろう。\(○^ω^○)/

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2008年06月21日

#1814 緑豆とウインブルドン

 緑豆と名乗るグループに属する男2名が窃盗行為で青森県警と警視庁の合同捜査本部に逮捕された。泥棒が自ら盗みましたと自慢げにTVに登場していた妙な事件である。こんな簡単な事件に大仰に合同捜査本部を設置したのは解せなかったが、とにかくようやく逮捕に漕ぎつけた。メデタイ。でも、どうしてこんな当り前のことがニュースになるのか不思議である。泥棒にも三分の理という諺があるが、この事件には一分も理がない。緑豆は無法のカルト集団なのかもしれない。

 ニュースといえば、いよいよ待ちに待ったウインブルドン選手権のドローが発表された。男子はフェデラー・ナダル・ジョコビッチの3人がずば抜けて強い3強時代に突入、女子はイワノビッチ・ヤンコビッチのセルビア勢とシャラポア・クズネツォワのロシア勢の覇権争いという様相を呈している。第25シードにはダベンポートの名前まで見える。遠い昔の名前という感じで、デジャブ的既視感に襲われる。

 贔屓のガスケは第8シード、ブレークは第9シード、バグダティスは第10シード、ゴンサレスは第15シード、モンフィスは第30シードで、彼らの試合は録画して何度も楽しむ予定。女子は第1シードのイワノビッチと第17シードのコルネの試合は保存するがあとは殆ど見ないだろう。

 注目の錦織圭の対戦相手はフランスのジケルで、これは必ず放映されるので永久保存版となるだろう。

 素晴らしく晴れ上がった朝を迎えている。空気は澄みきり大いに気持ちがいい。当地はいよいよ日本一快適な季節を迎える。この季節があるからこそ、この地の先人は冬の豪雪に耐えることができたのだろう。体調を整え、ウインブルドンの2週間を大いに楽しもうと思っている。

Gentlemen's Singles

1. Roger FEDERER (SUI)
2. Rafael NADAL (ESP)
3. Novak DJOKOVIC (SRB)
4. Nikolay DAVYDENKO (RUS)
5. David FERRER (ESP)
6. Andy RODDICK (USA)
7. David NALBANDIAN (ARG)
8. Richard GASQUET (FRA)

9. James BLAKE (USA)
10. Marcos BAGHDATIS (CYP)
11. Tomas BERDYCH (CZE)
12. Andy MURRAY (GBR)
13. Stanislas WAWRINKA (SUI)
14. Paul-Henri MATHIEU (FRA)
15. Fernando GONZALEZ (CHI)
16. Radek STEPANEK (CZE)

17. Mikhail YOUZHNY (RUS)
18. Ivo KARLOVIC (CRO)
19. Nicolas ALMAGRO (ESP)
20. Lleyton HEWITT (AUS)
21. Juan Carlos FERRERO (ESP)
22. Fernando VERDASCO (ESP)
23. Tommy ROBREDO (ESP)
24. Jarkko NIEMINEN (FIN)

25. Dmitry TURSUNOV (RUS)
26. Ivan LJUBICIC (CRO)
27. Nicolas KIEFER (GER)
28. Gilles SIMON (FRA)
29. Andreas SEPPI (ITA)
30. Gael MONFILS (FRA)
31. Feliciano LOPEZ (ESP)
32. Michael LLODRA (FRA)

Ladies’ Singles

1. Miss Ana IVANOVIC (SRB)
2. Miss Jelena JANKOVIC (SRB)
3. Miss Maria SHARAPOVA (RUS)
4. Miss Svetlana KUZNETSOVA (RUS)
5. Miss Elena DEMENTIEVA (RUS)
6. Miss Serena WILLIAMS (USA)
7. Miss Venus WILLIAMS (USA)
8. Miss Anna CHAKVETADZE (RUS)

9. Miss Dinara SAFINA (RUS)
10. Miss Daniela HANTUCHOVA (SVK)
11. Miss Marion BARTOLI (FRA)
12. Miss Patty SCHNYDER (SUI)
13. Miss Vera ZVONAREVA (RUS)
14. Miss Agnieszka RADWANSKA (POL)
15. Miss Agnes SZAVAY (HUN)
16. Miss Victoria AZARENKA (BLR)

17. Miss Alize CORNET (FRA)
18. Miss Nicole VAIDISOVA (CZE)
19. Miss Maria KIRILENKO (RUS)
20. Miss Francesca SCHIAVONE (ITA)
21. Miss Nadia PETROVA (RUS)
22. Miss Flavia PENNETTA (ITA)
23. Miss Katarina SREBOTNIK (SLO)
24. Miss Shahar PEER (ISR)

25. Miss Lindsay DAVENPORT (USA)
26. Miss Sybille BAMMER (AUT)
27. Miss Virginie RAZZANO (FRA)
28. Miss Alona BONDARENKO (UKR)
29. Miss Amelie MAURESMO (FRA)
30. Miss Dominika CIBULKOVA (SVK)
31. Miss Caroline WOZNIACKI (DEN)
32. Miss Sania MIRZA (IND)
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2008年06月18日

#1811 ウインブルドン予選

 ウインブルドン女子シングルスの予選も始まった。波形純理と飯島久美子と藤原里華は1回戦を勝ち、森田あゆみ・米村明子・浜村夏美は1回戦で敗退した。添田豪の2回戦の結果はまだ入っていない。

【男子テニスツアーのノッティンガム・オープン(イギリス/ノッティンガム、賞金総額37万ユーロ、芝)は17日、シングルス1回戦が行われ、錦織圭(日本)が2002年の全豪オープン覇者T・ヨハンソン(スウェーデン)に第1セットを5-7で取られた時点で棄権し、1回戦で姿を消した。】というニュースが流れている。錦織圭の棄権の理由が書かれていないのが気になる。

Gentlemen's Qual. Singles Second Round
Go Soeda JPN (6) v Michal Przysiezny POL

Go Soeda 5-Sep-84 Current ATP Ranking - Singles:125
Michal Przysiezny (POL) 16-Feb-84 Current ATP Ranking - Singles:415

Ladies' Qual. Singles First Round
Zuzana Ondraskova CZE def. Ayumi Morita JPN (2) 61 64
Maria Jose Martinez sanchez ESP (22) def Akiko Yonemura JPN 64 64
Junri Namigata JPN def. Betina Jozami ARG 46 76 62
Kumiko Iijima JPN def. Soledad Esperon ARG 63 62
Rika Fujiwara JPN def. Naomi Broady GBR 63 60
Amanda Elliott GBR def. Natsumi Hamamura JPN 76 75

Ayumi Morita March 11, 1990 WTA Tour Rankings 128
Zuzana Ondraskova May 3, 1980 WTA Tour Rankings 186

Akiko Yonemura January 25, 1984 WTA Tour Rankings 214
Maria Jose Martinez sanchez August 12, 1982 WTA Tour Rankings 100

Junri Namigata July 5, 1982 WTA Tour Rankings 183
Betina Jozami September 8, 1988 WTA Tour Rankings 171

Kumiko Iijima October 22, 1982 WTA Tour Rankings 230
Soledad Esperon February 8, 1985 WTA Tour Rankings 188

Rika Fujiwara September 19, 1981 WTA Tour Rankings 200
Naomi Broady ND

Natsumi Hamamura June 29, 1984 WTA Tour Rankings 296
Amanda Elliott ND
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2008年06月17日

#1810 【図解】テニス・ウィンブルドン選手権2008の会場

 添田豪がウインブルドン予選1回戦をしっかりと勝ち上がった。スコアは6-4, 6-4。

 錦織圭はノッティンガム・オープンの予選を突破し、本戦でT・ヨハンソンと対戦する。

 ゲリー・ウェバー・オープンでフェデラーがコールシュライバーを6-3, 6-4のストレートで下し優勝。今期2勝目でツアー55勝目。これでサンプラスの記録と並んだ。

 アルトワ選手権でナダルが第二シードのジョコビッチを7-6 (8-6), 7-5で下して優勝。

 オレンジ・ワルシャワ・オープンでダビデンコがロブレドを6-3, 6-3で下して優勝。今季3勝目。

 こんなニュースを読みながらAFPbbの「【図解】テニス・ウィンブルドン選手権2008の会場」を見ている。とりあえず保存しておこう。

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2008年06月16日

#1809 WIMBLEDON 2008 男子予選ドロー発表

 ウインブルドン選手権男子予選ドローが発表された。日本の添田豪は第6シードで、初戦はイタリアのFrancesco Aldiと対戦する。

 女子の予選ドローももうすぐ発表になるだろう。全仏では全滅したが、今回はもう少し成績を残してほしい。クルム伊達公子が業を煮やして来年の今頃ウインブルドンの予選に出場、などというニュースだけは勘弁してほしい。伊達は過去の選手である。選手としての華やかなキャリアをそっと封印していてほしい、というのがおいどんの願いである。今さら伊達に全盛期のようなプレイを求めるのは酷というものだ。昨日有明の1万ドル大会で優勝したが、対戦相手の秋田史帆は18歳のJTAランキング145位の選手であり、1万ドル大会の結果がこれほど大きく報道されるのはまさしく伊達効果というべきで、伊達の仕事はそれで十分だろう。

 13日にはワイルドカードが発表され、男子シングルスは 1. Jamie Baker (GBR) 2. Alex Bogdanovic (GBR) 3. Jeremy Chardy (FRA) 4. Frank Dancevic (CAN) 5. Xavier Malisse (BEL) 6. Igor Kunitsyn (RUS) 7. Vincent Spadea (USA) 8. Thierry Ascione (FRA)の8人、女子シングルスは 1. Elena Baltacha (GBR) 2. aomi Cavaday (GBR) 3. Katie O’Brien (GBR) 4. Urszula Radwankska (POL) 5. Melanie South (GBR) 6. Carla Suarez Navarro (ESP) 7. Samantha Stosur (AUS) 8. Jie Sheng (CHN)の名前が掲示された。

 全仏の興奮がさめやらぬ間に今度はウインブルドンだ。

 テニスファンにとって至福の2週間が始まろうとしている。

 Gentlemen's Qual. Singles
 Go Soeda JPN (6) vs Francesco Aldi ITA
 
Go Soeda
Birthdate:5-Sep-84
Birthplace:Kanagawa, Japan
Residence:Kanagawa, Japan
Height:5'10'' (177 cm)
Weight:148 lbs (67 kg)
Plays:Right-handed
Turned Pro:2003
Coach:N/A
Current ATP Ranking - Singles:125
Career High ATP Ranking - Singles:115 (26-May-08)
Current ATP Race - Singles:0
Current Stanford ATP Doubles Ranking:322
Career High Stanford ATP Doubles Ranking:309 (10-Mar-08)

Francesco Aldi
Birthdate:17-Sep-81
Birthplace:Palermo, Italy
Residence:Palermo, Italy
Height:5'9'' (175 cm)
Weight:165 lbs (75 kg)
Plays:Right-handed
Turned Pro:1999
Coach:Francesco Cina
Current ATP Ranking - Singles:295
Career High ATP Ranking - Singles:111 (11-Jul-05)
Current ATP Race - Singles:193
Current Stanford ATP Doubles Ranking:695
Career High Stanford ATP Doubles Ranking:175 (4-Jul-05)
posted by あど at 05:11| 青森 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月14日

#1807 錦織圭への期待

 ATP International SeriesのThe Artois ChampionshipsがLondon-Queen's Club, Great Britainで開催されている。賞金総額は713,000でドローはシングルスが56ダブルスが24。コートはOutdoorのGrassで、来週からのウインブルドン選手権と同じ芝である。シードを見ると(1)Rafael Nadal、(2)Novak Djokovic、(3)Andy Roddick、(4)David Nalbandian、(5)Richard Gasquet、(6)Andy Murray、(7)Paul-Henri Mathieu、(8)Ivo Karlovicとなっており、3回戦までにシードダウンしたのは(7)Paul-Henri Mathieu、(8)Ivo Karlovicの2名だけであとは順調に勝ち上がってきた。ガスケは膝の故障で全仏を辞退したが、この大会に復帰している。これは嬉しいニュース。

 4回戦(QUARTER FINAL)で生存しているのは綺麗に第1シードから第4シードの(1)Rafael Nadal、(2)Novak Djokovic、(3)Andy Roddick、(4)David Nalbandianで、さすがにこの4人は強い。勿論この大会の大本命はナダルである。ナダルが現在世界最強である、という評価に異論を唱える人は少ないだろう。ナダルは2年連続ウインブルドンの芝でフェデラーに苦杯を嘗めたが、今年は違う結果になるかもしれない。

 錦織圭はこの大会1回戦でAlejandro Fallaを26 64 62、2回戦でOlivier Patienceを76(8) 63に接戦の末勝ち上がり3回戦でナダルと大戦した。スコアは46 63 36であった。第2セットをあのナダルから奪っている!

 1回戦で戦ったAlejandro Fallaは Birthdate:14-Nov-83 Birthplace:Cali, Colombia Residence:Bogota, Colombia Height:6'1'' (185 cm) Weight:169 lbs (76 kg) Plays:Left-handedで、Current ATP Ranking - Singles:101の選手である。

 2回戦で戦ったOlivier Patienceは Birthdate:25-Mar-80 Birthplace:Evreux, France Residence:Boulogne, France Height:5'11'' (180 cm) Weight:165 lbs (75 kg) Plays:Right-handedで、Current ATP Ranking - Singles:158の選手である。

 3回戦で戦ったRafael Nadalは Birthdate:3-Jun-86 Birthplace:Manacor, Mallorca Residence:Manacor, Mallorca Height:6'1'' (185 cm) Weight:188 lbs (85 kg) Plays:Left-handedで、Current ATP Ranking - Singles:2の選手である。

 Kei Nishikoriは Birthdate:29-Dec-89 Birthplace:Shimane, Japan Residence:Bradenton, Florida, USA Height:5'10'' (177 cm) Weight:150 lbs (68 kg) Plays: Right-handedで、Current ATP Ranking - Singles:113の選手である。

 ここでもう一度錦織のスコアを眺めると

Kei Nishikori def. Alejandro Falla 26 64 62
Kei Nishikori def. Olivier Patience 76(8) 63
Rafael Nadal def. Kei Nishikori 64 36 63

で、つくづくテニスのプロというのはATPのランキングが何位であろうとも、皆一様に強く、常に紙一重の勝負をしているのだなあという印象を受ける。女子選手の場合はトップ10の選手とそれ以下の選手に力量差を感じるスコアが多いが、男子選手の場合はシード選手とノーシードの選手に力量差を感じるスコアは少ない。スコアを統計的に処理すると有意水準0.05で有意差なし、という結論が導き出されるかもしれない。でも、スコアボードに示されるのは単に勝者と敗者の名前だけである。選手はツライなあ。

 錦織圭が現在世界最強のナダルからセットを奪ったことに驚き、大きな期待が湧いたが、同時にウインブルドンではどんな相手と当たってもひとつ勝つのも大仕事になるだろう、と思った。それに今の体力で5セットマッチの長丁場を戦い抜けるかという不安もある。まだ錦織のテニスをじっくりと見たことがないので、杞憂かもしれないがオヤジは気を揉むのである。

 でも、実際のところこの大会で錦織がナダルと対戦してセットを奪った、という事実は大きい。大きな自信になったと思ふ。

 ひょっとすれば錦織がウインブルドンで大旋風を起こすのではないだろうか、起こしてほしいなあと激しく期待は高まるのである。

 ガンガレ 錦織! 

posted by あど at 07:43| 青森 ?J| Comment(3) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする